上から見た時と、正面から見た時は別の話をしている | ダナ形成外科

 

上から見ると目立つのは、髪の間から頭皮が透けて見える程度で、これは比較的わかりやすい密度の印象です。正面から鏡を見ると、また違うものが見えてきます。頭頂部から前髪にかけての丸みが、全体として失われているという感覚です。

 

この二つ目の印象、つまり被覆の量ではなく形そのものが失われているという感覚には、はっきりした理由があります。髪は頭皮を覆うだけでなく、頭皮と頭蓋骨の間を埋めて丸みのあるシルエットを作っています。この丸みは、両方の見方に技術的には映っているものの、正面から見たときのほうがはっきり気づかれます。

 

薄毛がかなり進むと、この丸みを作っていた厚みが薄くなり、正面から見たときに頭蓋骨そのものの輪郭が透けて見えてくることがあります。これは上から見たときの頭皮の透け方とは別の信号で、示している結論も違ってきます。

 

頭皮タトゥーは密度の信号に対応するように作られています。色を足して平らな密度の印象を埋めるという、色のギャップを埋めるのと同じやり方です。二つ目の丸み、つまり実際の厚みそのものを取り戻すようには作られていません。それは色ではなく物理的なボリュームの問題だからです。

 

正面からこの輪郭がはっきり見える場合、臨床の現場ではそれを、色を足す方法より先に、実際のボリュームを取り戻す植毛を検討すべきサインとして受け止める傾向があります。

 

ひと目で比較

見る角度 見えるもの 示していること
上から 髪の間から頭皮が見える 密度の低下
正面から(進行例) 頭蓋骨の輪郭が見える 立体的なボリュームそのものの喪失

よくある質問

Q. 上から見た頭皮の透けと同じ意味ですか。

A. いいえ。それは密度の信号で、正面から見える頭蓋骨の輪郭は全体のボリュームそのものが失われているという、別の信号です。