06月01日、月イチ塔ノ岳6月の報告(大倉蛭トンに成功)(往路) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

月一大倉尾根で塔ノ岳から蛭ヶ岳ピストン山行にチャレンジ中です。
ついに6月1日の土曜日、「蛭トン」にチャレンジして成功しましたので報告します。
説明は短く一回で済ませたいところですが載せたい写真が多くて、往路・復路の2回とします。今回は往路編です。

翌日には足全体が筋肉痛で痛くて歩けなくなり、ほぼ一日何もする気が起きなくて報告が遅れました。
3日経った今日も家の階段がスムーズに下りられない。下りが大変で上りは何とかなる。


■月イチ塔ノ岳トレーニング
毎月一回は大倉尾根を使った塔ノ岳ピストン山行をトレーニングとしてやるという企画です。
最低一月に1回トライすることを心がけ、最終的には大倉BSから蛭ヶ岳のピストン山行を日帰りで成功させるまで続けるというものでした。
2月に思い立ち4月一週目に鬼ヶ岩まで到達。
次は蛭ヶ岳までというところでした。
GWは県外遠征してしまい、出費がかさみその後の5月の活動は自粛。
6月になるのを待って、最終目的地へのチャレンジを実行。

4月の段階では日の出から日の入までの時間が13時間を切るもので、私の見積もった計画時間13:20だとライトが必要になる。
出来ればお日様があるうちに山行を完了したかったので6月になるのを待った。

「蛭トン」(大倉BS-蛭ヶ岳ピストン)に必要な大まかな時間は、ハイカーであれば13時間程度、トレランナーになるとを10時間くらいで完了出来ます。
(大体の時間なので早い人だともっと短い時間で出来ます)


■見所
★塔ノ岳(とうのたけ/とうのだけ)
丹沢山地の南部にある標高1491mの山。神奈川県秦野市、愛甲郡清川村、足柄上郡山北町の3市境界になっている。
丹沢山地の中心部をなし、丹沢主脈の南端にして、丹沢表尾根の起点になっている山。

★丹沢山(たんざわさん・たんざわやま)
丹沢主脈にある標高1567mの山。
津久井町、山北町、清川村の境にあり、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれていた。
「丹沢山」と呼ぶようになったのは、明治時代に行われた三角測量以降のことである。
明確な名前がなかったこの山を、測量に協力した地元民(宮ヶ瀬の者)の影響から「丹沢山」(たんざわさん)に改められた。
山頂の山小屋の名前を”みやま山荘”という。夕食に焼き肉が出ることでその名を知られている。

★不動ノ峰(ふどうのみね)
丹沢山の西隣にある標高1614mの山。
山名の由来は、奈良時代に丹沢を開山した山岳仏教徒が修行の道場とした事から、不動像を祭り仏教用語で「不動ノ峰」と名付けられたと言われている。この不動像は現在も山頂付近にあるそうです。

★蛭ヶ岳(ひるがたけ)
標高1673メートル。丹沢の最高峰であり、神奈川県内で一番高い山でもある。
丹沢の中心近くに位置し、南の塔ノ岳や東の丹沢山を経由するルート、西から檜洞丸を経由するルート、
北から入り姫次を経由するルートなど、森林・岩場・笹原など色々なルートを選択できる。
山頂からは360度の展望を楽しめる。
山頂小屋:蛭ヶ岳山荘(通年営業・宿泊可能)。昼間に提供される「ひるカレー」が名物。


■マップ
往路:赤線、復路:青線、重なる場合は紫色。


■天気図
当日朝6時の天気図



てんくら予報を確認したのだが、画像がうまく取り込めておらず画像はなし。
前日5/31金曜日に台風1号が関東南岸を通過した翌日なので日曜日より土曜日の方が天気が良い。
最近は日曜に山行に行く傾向が強かったが、今回は土曜日に決めた。

日中に雨の心配はなく”A”評価だが、午後からくもりになるというので、風景写真は午前中に撮る方針に決めた。


■本日のデータ
・暦(前橋):日の出04:27~18:51日の入(日照14:24)
・出発時刻-帰着時刻(実時間)=02:55-20:39
・走行時間=往き1時間ちょっと、帰り約2時間(帰り道コンビニ休憩20分)
・走行距離=往復で76.7kmくらい(最短片道36.3km、帰り途中まで迂回ルート)
・山行時間=蛭ヶ岳往復(13:48)
・Start/Goal=大倉BS前

※詳細データは以下の通り。


■実走報告
(01)出発~戸川公園
02:55、車で家を出る。
深夜の走行は1時間くらい、山行開始は日の出頃とし、日の出の30分前に戸川公園に到着したい。
逆算すると自宅は3時までに出発しなければならない。
必然的に睡眠時間を確保するなら、前夜の夕食後にすぐ寝なければならない。
20時過ぎに布団に横になるが眠くならない。目をつむり続けたら、何となく眠れた。
夜中の12時頃に目が覚めてしまった。
熟睡した実感がないがこのまま横になっていると寝過ごしてしまいそうなので起きる。
睡眠は4時間程度だった。(この睡眠不足が大倉尾根でひびいた)

家族が寝静まる中、風呂場で体を洗い、身支度を整えて、朝食を食べる。
02:55、自宅を出発する。
深夜の長後街道(K22)とR246は、スムーズで走り易い。いつもより車が少ないと感じた。
04:08に戸川公園の某所に到着。
日の出前だが、空が白んできて真っ暗闇ではない。
靴を履き替えて、帽子と手袋を装着してバックパックを背負う。
04:15、夜が明けないなか、大倉BSに向かって歩き出す。

 

大倉バス停近くのベンチで靴紐を締め直し、トイレをすませる。
04:30、大倉BS前を出発する。(山行スタート)

 

今回は、26.7kmという長丁場なので軽いシューズにしました。


このシューズ、軽いのは良いのだが、とても滑りやすく、3月に一本松過ぎの下りで転倒している。
雨降りの翌日だったので転倒しないよう普段より余計に神経を使うことになったのが難点だ。
気を抜くとすぐ滑る。大倉尾根は、転んではいけない箇所が長く続くので、後々ひびいた。

土曜日の早朝で、まだ5時前と言うのに大倉BS付近にはもうハイカーがいた。
皆さん天気予報で土日を比べて、「今週末は土曜日にしよう」と考えた人は多いんじゃないかな。
私もそうだから。

◆今回気を付けようと考えた3点。
①上りの階段は頑張らない(ゆっくりと全て同じペースで歩く)
②滑らないように歩幅と靴の着地に気を使う。
③休憩と行動食は忘れない。


04:38、大倉尾根登山口を通過する。


(02)大倉尾根で塔ノ岳に上る
①05:00、観音茶屋を通過。

②05:05、大観望分岐を通過。

③05:17、雑事場分岐を通過。

④05:19、見晴茶屋に到着。
江の島を撮影できた。

見晴茶屋の裏からが本格的な上りの始まりである。

坂を見上げると、私を追い越していったハイカーが遠くなっていくのが見えた。

⑤05:37、一本松を通過。

駒止茶屋目前の長い階段、ここは一歩一歩ゆっくり上がる。焦らない。

⑥05:54、駒止茶屋を通過。
歩き出してから01:24経過です。

茶屋を過ぎた直後にテーブルがあり、今回はここで休憩する。
駒止茶屋が大倉尾根のちょうど中間点になるので、あえて休んでいく。

↑大倉BS前で290mにセットしたけれど50mくらい低い。


⑦06:19、堀山の家を通過。

いよいよ大倉尾根で最もつらい区間に突入する。

戸沢分岐(天神尾根分岐)を通過。

⑧06:43、茅場ノ平でも一休みしていく。
歩いていると睡魔に襲われる、睡眠不足の影響で体に力が入らない。

⑨07:15、花立山荘に到着。

ここでも少し休憩する、山荘前の長い階段でも眠くて歩くのが億劫になる。
テーブルに横になり一瞬だけ目をつぶってしまう。

⑩07:34、花立を通過。
ここでは景色に救われた。久しぶりに眺望が得られたので景色を撮る。

⑪07:41、金冷シを通過。

⑫08:05、塔ノ岳に到着。

本日の大倉尾根上りの時間は03:35でした。
前回から2ヶ月ブランクがあるし、長丁場なので「頑張らない」を徹底した結果だから、これで良い。

(03)塔ノ岳
テーブルを見つけてバックパックを降ろし、全解放休憩。
甘いパンを一つ食べて、テーブルに横になったら少し寝てしまった。
起きたら予定時刻を過ぎていたので慌てて身支度を整えた。
とにかく睡魔が過ぎ去るのを願った。睡眠不足は分かっていたので、山行のどこかで眠くなるのは覚悟していた。
一過性なので眠気が収まれば、後は心配ない。

山頂から西側の富士山を見ると山頂がはっきりと見えた。久しぶりの富士山である。
大部分は雲に隠れてしまうものの、山頂部を望めただけでも満足だ。
その他の景色はうまく撮れた。

08:32、塔ノ岳を出発して次の目的地、丹沢山へ向かう。


(04)丹沢山への往路
丹沢山へ向かう丹沢主脈の稜線は左を向くと富士山がどこからでも見える。
出来るだけ写真を撮る。

09:02、日高(ひったか)を通過する。

09:20、竜ヶ馬場(りゅうがばんば)を通過する。

09:44、丹沢山に到着。


(05)丹沢山
ここではテーブルに座ってしっかり休憩する。
その前に山荘で冷たいコーラを手に入れて一気に飲む。
行動食の菓子パンを食べる。
ポイントの休憩では何かしら食べるようにした。
丹沢山ではもう睡魔を感じなくなった。

09:59、丹沢山を出発する。


(06)蛭ヶ岳
蛭ヶ岳方面に進むと目の前に、やっかいな早戸川乗越への落ち込みと不動ノ峰への登り返しが現れた。
ここから不動ノ峰山頂通過までが一番キツイ。

10:32、不動ノ峰休憩所を通過する。
往路では立ち寄らないし写真も撮らないでスルーする。

10:42、不動ノ峰を通過する。
不動ノ峰を通過すれば、あとは蛭ヶ岳への上りだけが課題なので気が楽になる。
棚沢ノ頭へ続く登り返しは全然辛くない。

10:54、棚沢ノ頭を通過する。
ここから鬼ヶ岩までの丹沢主脈稜線は最高である。
常に前に蛭ヶ岳が見えている。

11:11、鬼ヶ岩に到着。
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳へも中ノ沢乗越と言う鞍部に下っての上り返しである。
鬼ヶ岩から見る蛭ヶ岳山頂は遠く感じるがどうなんだろう。
ここを歩いたのはずいぶん前になるのでどんな感じなのか思い出せない。
途中ですれ違ったハイカーのおじさんは不動ノ峰への上りが一番きついと言っていたので思ったより歩き易いのかもしれない。

鬼ヶ岩から鞍部へは2段階で下る、途中に木階段があるのでその前と後である。
どちらにも鎖が設置されていた。だけど、鎖は使わない方が歩き易い。

乗越を過ぎて上りが始まる。
登っては緩斜面を歩くを何度も繰り返して上がっていくようだ。
確かに太ももへの負担はキツくないが、距離が遠く感じる。
蛭ヶ岳の山荘が見えないので延々歩くような感覚が続く。
そしていきなり山荘が前に現れる。
ちょっと拍子抜けする感じで蛭ヶ岳山荘前に到着する。

11:43、蛭ヶ岳山頂に到着。


往路編はここまで、次回は復路編です。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
 

 

■往路の感想
大倉BS出発時には1人だったけど、大倉尾根ではどんどん抜かされた。
若い人からおじさんやおねえさんまで、ひたすら抜いていく。
私が唯一追い越したのは一本松手前の坂道で苦闘していたおばあさんハイカーだけでした。
花立てについた頃には、もう下ってきたハイカーもいた。
みんなすごいなと感嘆していたら、丹沢山以降こんどは物凄い数のトレランナーに抜かされた。
やれやれ、「どんだけ俺は遅いんだよ」と哀しくなったよ。
それでも、長丁場を確実に歩き切るなら自分の実力以上のことはしないことが肝要だ。
まさに兎と亀の競争だけど、亀は兎に勝てなかったよ。

早戸川乗越から不動ノ峰への登り返しはキツイんだけど、前回よりは気にならなかった。
やはり慣れというのは大事なのかもしれない。


■ヤマッパー
YAMAPの丹沢山行レポートを見ると、やはり日曜(6/2)より土曜(6/1)が多かった。
竜ヶ番場の手前ソロの女性ハイカーに追い越された。丹沢山で折り返して戻られたがその人もヤマッパーだった。
レポートを見ると歩き出しが私の1時間後で、丹沢山の手前で追い越されてしまった。
ちょっと悲しい。

(⌒。⌒;) ふぅ~!