今回は山歩きをする人のほぼ100%が経験する、山でのラーメン食についてのお話です。
昼食として山の上で食べるラーメンは定番ですね。
日帰り登山が多い私は、荷物を軽くしたくておにぎりとかパン食になりがちですけど、簡単に作れるならいいかなと思っている。
そのため、色々と試行錯誤をしてきた。
※2023年11月10日、注意書き
本記事では100均商品を扱っておりますが、100均あるあるで、いつも同じ商品がお店にあるとは限りません。100均商品は注文生産で売り切ったらお終い、継続生産をしないモノが多いので数年後には全く見かけなくなることが良くあります。そんな時は諦めてね。
■カップラーメン
熱いお湯が必要なので、水とクッカーとガスバーナーは必須です。(お湯が沸かせればバーナーでなくてもよいけどね)
鍋があれば普段と変わらない袋めんのラーメンが作れる。
だがラーメンを食べるだけの道具がかさ張り、重量も増える。
カップラーメンなら沸かしたお湯だけでラーメンが出来るので簡単だけど、麺は細いし、濃いスープ味のものが多い。
袋めんの方が麺が太くて食べ応えがある。
いつしか思うのだ、
「カップラーメンのような方法で袋ラーメンが食べられたらなぁ~」
■保存容器
カップラーメンならカップに入っていますが、袋ラーメンは鍋を使うのが前提です。
山で作るのですから鍋の代わりを考えます。
そこで目を付けたのが、食材保存用の「タッパー」です。
透明な樹脂で作られた筒状の容器にスクリュー蓋が付いているものです。
ジップロックが良く知られていて「スクリューロック」と呼んでいる。
便利ですが、そのままお湯を入れたのでは、熱の逃げ出しが凄すぎてお湯の熱さが維持できない。
↓下がこれまで試したケースです。これはカップラーメンの中身を移し変えて試した例
↓これが、今気に入っている容器でセリア(Seria)で手に入るものです(Chouette)
気に入ってるポイントは、チキンラーメンにジャストサイズなのところです。
チキンラーメンは元々お湯を注いで3分で出来上がるのが特長ですね。
■保温コジー
そこで登場するのが「保温コジー」なのです。(コジーに保温の意味が込められているので”保温”は要らない気がしますが、日本式に呼ぶなら”保温”が要る)
「コジー」とか「コージー」という言葉を今回初めて知りました。
「保温カバー」のことを言うようです。
コジコジなら聞いたことがあるけど、コジーとかコージーと言われてもねぇ...
スペルはcosy。直訳すると「暖かくて快適な」などの意味があるそうです。
※なお米国英語では"cozy" が一般的で、"cosy" も "cozy"も互いに置き換え可能だそうです。
"cosy"は使われ方で変わる。
形容詞としてなら「快適な、ぬくぬくと心地よい」とか「場の雰囲気が心地よい」。
a cozy little room
(居心地が良いこぢんまりとした部屋)
a cozy dinner
(コージーなディナー=親しい人とのディナー)
名詞になると「飲み物を保温/保冷するカバー」
温度を逃しにくい素材で造られている保温/保冷に用いるカバー。
tea cozy
(ティー・コジー、ティーポット・カバー)
当然ですが、今回は後者の名詞的な使い方になります。
※山下達郎さんのアルバムに「コージー」というのがあった気がするのでググってみた。
達郎さんの曲は好きですが私は初期の作品しか興味がないので、詳しくなかった。
1998年10月にリリースされたアルバムタイトルが「COZY」(コージー)と呼んでいる。
収録曲のリストを見ても知っているものはありませんでした。
■困った時のGoogle検索
Googleで「保温コジー」を画像検索すると、商品として売られているモノや、個人が自作したものなど沢山の情報を確認出来る。
注目したのは「ULTRA LUNCH」と書かれた商品で、出展元を辿ったら、宮城県のウエットスーツを作る会社の副産物だった。
東日本大震災で被災した後の復興策として作り始めたそうで、素材はウエットスーツの生地だそうだ。
注文生産でシーズンオフしか作らないので直ぐには手に入らない。
しかも1760円とちょっと高額です。
貧乏人の還暦ジジイには手が出ないですね。
個人の自作を見ながら、「やはり、自作かな」なんて考えた。
Googleの画面を眺めていたら、ある画像に目が留まった。
キャン★ドゥのシェラカップカバーがジップロックのスクリューロックにピッタリだって?
なになに...
※キャンドゥのシェラカップ用クッションケースがジップロックの保温コジーに!?
「キャン★ドゥ」に行ったら何かあるかもしれない!
あまり何も具体的に考えがあったわけではないけど、取りあえず行ってみて何かあったら考えよう。
(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン
■キャン★ドゥで神商品と出合う
一番近くのキャン★ドゥに取りあえず行ってみてアウトドア用品コーナーに向かった。
小さなコーナーで、そんなに多くの商品があるわけではなかった。(私の近所ではセリアの方が品ぞろえが豊富です)
そんな中に埋もれるようにしてあったのが↓これです。
「シェラカップ用ケース MUDDY」
W(`0`)W
Googleで見たモノは伸縮性の生地で作られたモノでしたが、これは布地なので伸びはあまりないが
円筒形の形でした。
シェラカップというとカップの上辺が大きくて底は小さいお椀のような形ですが、これは違った。
目測で、自分が気に入っているセリアの容器にピッタリ収まるのではないかと直感した。
d(-_^)
自宅に戻り早速試したところ...
(◎o◎)
ジャストフィットでした。素晴らしい、アンビリーバボー!
\(^O^)/
●保温強化策
パンパンではなく間にアルミ箔マットが入りそうです。
長さを適当に測って断熱材を作成、ケースの内側に入れてみた。
「入った!」( ̄□ ̄;)素晴らしい!
セリアとキャン★ドゥの合作で完璧です。
テープは使ってません。
余りもたるみもありません。
「ピッ...タリです」
d(^0^)b
●実践
最近実戦で試してみました。
スムーズに使えて満足でした。
( ̄ー ̄)ニヤリ
↑使っている箸入れもキャン★ドゥの同じブランドだった。偶然です。
100均商品なので耐久性が心配で予備に2個追加購入しましたよ。
今後の課題は四角い麺にどう対応するかです。
ではでは (⌒_⌒)v