01月15日、厚木不動尻のさらに奥、幻の滝を見に行くの巻き(1/5) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

今冬最強の寒波が来ると言うのに、また山に行ってしまいました。
と言っても厚木の谷に滝を見に行ったのでそんなに山は登ってません。
又しても一日中楽しんでしまいましたので報告します。

このところ松田町-寄(やどろき)地区通いが続いていて、やってる本人は十分楽しいのですが、ブログ報告としてはマンネリ感と見られかねず、ちょっと目先を変えてみようと考えた。
南足柄や山北町では日照時間がちょっと厳しい。もう少し近場に良い場所はないかな...
(おっと、あった!七沢の鐘ヶ嶽)
調べを進めると、数年前にヤマビルと格闘して散々な目にあった二の足林道終点の奥にある不動尻(キャンプ場跡)からさらに奥へ行くと、滝が複数あると言う。なかには厚木で幻の滝と呼ばれる滝もあると言う。
「今回の行き先は厚木に決定です」
結果は大成功で、5つの滝を見てきました。

報告は5回です。撮影総数979枚、ブログ掲載候補388枚。
今回は手振れが多かったですが、撮った場所が場所だけに致し方なしです。
1回目:出発から二の足林道で不動尻へ、不動の滝まで。
2回目:不動沢を上がり大滑滝を素通りして、別俣の直滝を見に行く。
3回目:大滑滝まで戻り、高巻で越えた先にある”幻の滝白滝”を見る。
4回目:戻る途中で大滑滝の落ち口に寄り、不動尻に戻る。
5回目:三峰山登山道を時間の許す限り進み、沢を撮る。日没と共に家路に着く。

 
◆注意
登山道はあまり出てきません。基本的に滝の近くでは危険を伴う場面ばかりなのでお薦めできません。
行ったつもりになって見てください。

 
※タマチャリンさんが数年前に不動尻まで行ったっけ、と思い出し過去報告を確認するも、滝までは行ってなかったですね。
 
■見所
★山神隧道(やまがみずいどう)
広沢寺温泉(こうたくじ)から不動尻に至る二の足林道にあるトンネル。
長さ約200メートルで、照明設備はなく昼間でも薄暗い。
トンネルの前後に、登山道の入口があり鐘ヶ嶽や大山に続いている。

★不動尻渓谷
厚木市観光協会の紹介文では、
”二の足林道の終点、七沢の最深部に位置する景勝地”、
”大山山塊の伏流水を水源とする沢が合流し谷太郎川となる地点”、
”夏には清涼感あふれる空間となります”
というのだが、ヤマビルの大発生地であり、夏に行く場所ではありません。
晩秋、冬、早春に行くのが良いと思います。
★不動の滝
厚木100選No.57。
不動尻から大山沢を遡り沢が合流する二俣の右俣側にある。
高さはありませんが、幅広の大きな一枚岩を勢いよく水が流れ落ちるので迫力があります。
大山山系から宮ケ瀬湖へと流れる唐沢川の伏流水がわき出て大山沢となり、その流れは谷太郎川となって清川村へ注ぐ。
この滝に近づくのは容易です。何の問題もありません。
★大滑滝
不動の滝がある不動沢の上流で二俣になっている右俣側にある。
落差18mのナメ滝。
沢登り愛好者は落水面を上って行くらしい。
この滝も問題なく近づけます。
★白滝(しらたき)
厚木100選No.55。
地元では場所が判りづらいことから「幻の滝」と呼ばれている。
種類の違う2つの滝が合わさってさらに落ちるY字型の段曝です。
公称の高さ20mは、上部の滝が合わさった後の下段部分であり、上部から最下段までを含めてみれば50mを越えると思われる。
(私の感想で測った訳ではないが見事な滝です)
この滝に濡れずに近づくのは大変ですし、危険です。
 
■テーマソング
今回のテーマソングは、"GO!GO!7188"
最近YouTubeで見つけて気に入ったものの、既に解散していたという大変惜しいバンドです。

10年に及ぶ活動期間を経て2012年に正式解散したスリーピースロックバンド。
超絶テクニックが光るわけでもなく、どこか昭和ノスタルジーを感じる。

★GO!GO!7188/まやかしの世界
↑活動末期に集大成としてリリースされたアルバムに収録されている。
「君の目が真っ直ぐすぎるから、僕はつい嘘をついてしまう」なんて言ってみたかったなぁ。
今じゃ目も合わせずに嘘しか言ってないよ。(*_*;

 

”スリーピースバンド”って、”3人組”の事ですね。
JAZZなら”トリオ”で通るのだがロック&ポップスでは使われないみたい。
でも演奏なら3人で十分な気がする。ドラムとベースでリズムはOK、リード楽器がギターなら他に何が必要?
ヴォーカルを独立させるかどうかの差しかない。3~4人で十分だ。
キーボードなんてロックにいらねぇし、サイドギターなんて脱退者を産むだけで必要性なし。
 
■マップ
(1)全体

(2)不動尻周辺
◆広域
 
◆今回のターゲット周辺


■天気図
走った当日の天気図

週末厳しい寒波だというので、最高気温が高い日曜に行ってみた。
 
■実走報告
(01)出発
07:53、出発。
起床が07:00と、最近では一番遅い。やはり寒さには勝てません。
公園で出発の儀式をするが、周りが明るいのは久しぶり。
 
↑公園から長後街道K22に移る途中の坂道から箱根の山が見える。

 

(02)戸沢橋まで
走行ルートはいつもと変わらない。
横浜市泉区中田で長後街道K22に合流したら一本道で西に走る。

用田辻を直進して新幹線高架を潜る。

門沢橋で相模線を乗り越えたら次は戸沢橋で相模川を渡る。

 

(03)玉川
橋を渡った直後でK22を離脱する。川上の方へ曲がる。(右折)

相模川右岸を少し遡上したら支流の玉川に移る。

↑ここを左に抜けます

↑正面のトンネルの上がR129です

↑大山とねぎ畑

↑右の川が玉川

↑水道橋の前で左に行き、日赤センター前交差点を右折する

↑食肉センターだと何か不都合でもあるのですかね、フレッシュフーズセンターでは直訳じゃ!

↑東名を潜ったら信号を左へ曲がる

↑R246の森の里入口交差点を渡ったら、左へ進み川沿いに出る。

玉川は牧歌的で良い川だと思う。

ここは鳥を狙うカメラマンが必ずいる。

今回は鶴を見た(と思う)。羽根と頭の一部が黒羽になっていたので...


(04)七沢
玉川の川辺を走り切ると、玉川公民館付近でK64に突き当たる。
右折して宮ヶ瀬湖方面に向かう。

↑右奥の山に眼が行った

↑この曲がり角の名前が分からない。公民館前?日向橋?市川屋前?

目印は、コンビニセブンと有名なラーメン屋の看板(ZUND-BAR)。
曲り角に信号はないので、見慣れたコンビニの駐車場のところでK64を離脱する。


(05)二の足林道
道は一本道で広沢寺温泉を過ぎると人家がなくなります。

↑上側に描かれた2つの滝の大きさは、まるっきり逆です。白滝の方がはるかに大きい

途中鹿柵ゲートの分岐が現れたら右の本線を進みます。

ゲート側(左)へ進むと大釜弁財天と弁天の森キャンプ場方面となります。

新しい新大平橋を渡ると急勾配の道路が続いて、二の足林道ゲートに到着する。

二の足林道は、距離が非常に短くあっという間に終わります。

途中にある山神トンネルが特長です。

照明設備のない長いトンネルなので、ちょっとひるみますが、朝なら全く問題ありません。

トンネルを抜けると日本らしくない見事な渓谷の景色が現れた

↑これは鐘ヶ嶽のとなりの山でこっちの方が高い

林道終点は直に現れるはずなので、気を抜いて走っていたら、突然目の前の路面の様子が違うのに気づいた。

気づいたと思ったら、もう乗っていたのだがね、氷の上に。

道路も凍っていたけれど、私の心も一瞬凍ってしまった。
微動だにせず座ったな通過した。
道幅全面凍結でしたが、長さが短くて助かりました。

恐ろしかった。

↑凍結した路面

↑ほとんど水のない滝

↑二の足林道終点


林道の終点地点に橋があり”一の橋”と呼ばれている。
橋を渡った地点で煤ヶ谷の谷太郎川べりの道と合流している。

昔ヤマビルと格闘した道を思い出した。当時より道がきれいになっていた。
定期的に掃除がされているんですね。

さらに道を進むが、二の橋を渡った直後から、路面凍結が目立つようになり、押し歩きに変えた。

↑凍結した路面を撮る

10:34、不動尻キャンプ場跡に到着。

 

(06)不動尻IN
穴が開いて崩れそうな橋(三の橋)を渡ると、目に入る三本杉のある広場。

昔キャンプ場だったというが、この広場だけがキャンプサイトだとすると狭すぎる。
植林に覆われた山林がキャンプサイトだったのだろうか?

道は右に進み大山・三峰山方面の登山道に続いている。
こちらは、後回しにする。今日のメインはこちらではない。

 

(07)大山沢↑
三の橋から見えた沢(大山沢)を上って行きます。

沢歩きはしないので沢沿いの山歩きになります。

不動尻から最初に目指すのは”不動の滝”です。
この滝は大山沢の左岸を歩いて4つの堰堤を通過すれば現れる、手軽に見ることのできる滝です。

広場から大山沢の左岸に移る辺りにミツマタが群生していた。
結構見事でした。

左岸は歩きやすくて、簡単に4つ目の堰堤まで行き着きます。

堰堤の右側(左岸)に踏み跡が見えますので、堰堤の上に上がります。

上がった分かりますが、堰堤上は移動できません。
上流側の大きめに岩が続いているところを伝って中洲に移り、さらに水の流れを渡って沢の上流に向かいます。

もう滝は見えていて右側(右俣)に見えるのが”不動の滝”です。


(08)不動の滝1
厚木市の広報誌?で取り上げられた厚木100選にも選ばれている”不動の滝”。

不動沢が大山沢に出合う出合がしらにある滝なのでその名がついた。
ナメ滝で、落差こそ小さいが、ナメている岩がでかい。
水量も十分あって、実際の規模より迫力のある滝に見える。
とても勢いのあるきれいな滝だと思う。

 

第1回はここまで、不動沢から次回に続く。
(⌒_⌒)v いぇ~い!

 

■感想
本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)満足( ̄ー ̄)満足( ̄ー ̄)
文句なしの満足3つです。

 

◆ヤマビル
七沢地区はヤマビルのメッカとして知られており、夏に行くところではない。
私も過去にノーガードの不用意な服装で谷太郎沢を歩きえらい目に遭った。
それがトラウマとなり、この周辺域をツーリング先から除外していた。
しかし、ヤマビルの活動環境(気温が20度以上の湿度が高い場所)を考えれば、冬なら問題はないのだった。
日向薬師も復活したし、ヤマビルが動き出す(4月~11月)前までなら、この周辺をうろつくのはありなのだ。
◆玉川
相模川の支流、玉川と小鮎川の川辺を(ゆっくり)走るのが私は好きだ。
ただ道を走るだけで楽しい時期は過ぎたので、最近御無沙汰でした。
久しぶりに走ってけれど感想は変わらない。
急がずにゆっくりポタるにはとても良い道です。
 
ではでは(⌒O⌒)
 
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=07:53-18:31(10:38)
・乗車時間=03:30:32
・距離=59.6[km]
・AVE=16.9[km/hr]
・Max=42.6[km/hr]
・累積走行距離=0149.3[km]
◆経過詳細
時刻   ポイント      距離(走行時間,平均)
---------------------------------------
07:53  出発
06:34  戸沢橋(K22右折離脱)
08:49  R246森の里入口横切る
(玉川)
09:27  玉川公民館前(K64右折合流)
09:37  広沢(廣澤)寺入口(K64左折離脱)
09:57  二の足林道ゲートIN
10:03  山神トンネル
10:20  二の足林道終点(一の橋)
10:34  不動尻キャンプ場跡(三の橋)
(大山沢↑)
10:58  不動の滝

 
■参考URL
※丹沢の滝48・不動の滝・大ナメ滝- 名古木やま便り
↑ここの地図情報の通りに歩きました。私のレポートよりこちらを見た方が早いかもよ。

※厚木市の幻の滝と呼ばれる白滝へ

※不動滝

※白滝

※「白滝沢」散歩 イガイガの丹沢放浪記
↑2010/04/29(木)

※厚木100選”るっきんぐ” 不動の滝、白滝、鐘ヶ嶽
↑2015年7月31日。”不動尻10:53→11:00不動ノ滝→11:15大滑滝→11:30白滝→11:40湧水帯”スピードが尋常ではない。ロープを使ったのかな。