藤沢の猫を探すポタの2回目。
神奈川の二大猫島と言われる江の島を検証してみました。
■見所
★江島神社(えのしまじんじゃ)
江の島の神様は女性です。弁財天。
江の島には宮が三社あり、これらの総称が江島神社です。
“福徳財宝の神”であり、“芸能・音楽・知恵の神”、さらに”病気の治癒、安産、旅行の安全”などを祈願できる。
”恋愛の成就”に効き目があるかは定かではない。
◆辺津宮(へつのみや)
江島神社の本社。田寸津比賣命(タギツヒメノミコト)[読めねぇ]が祀られている。
1206(健永元)年に僧侶良真(りょうしん?りょうま?)が鎌倉将軍源実朝に願って下之宮(辺津宮)を創建。
現在の社殿は1976(昭和51)年に改築されたもの。
◆中津宮(なかつのみや)
市寸島比賣命(イチキシマヒメノミコト)を祀っている。
853(仁寿3)年に慈覚大師が創建した。その後、江戸時代に再建され、現在の社殿は1996(平成8)年に修理されたもの。
◆奥津宮(おくつのみや)
多紀理比賣命(タギリヒメノミコト)を祀っている。
聖徳太子よりも少し前の欽明天皇の時代(552年頃)に大地震があり、天皇の勅命で、島の洞窟(御窟・現在の岩屋)に神様を祀ったのが、江島神社のはじまりと伝えられている。
この岩屋本宮は、4月~10月の期間に海水で水没してしまうので、ご本尊を遷座させた場所が奥津宮です。
※江島神社について - 日本三大弁財天
http://enoshimajinja.or.jp/goyuisho/
※江島神社:辺津宮 - 鎌倉手帳(寺社散策)
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/enosima-jinzya-hetumiya.htm
★江の島ヨットハーバー
1964(昭和39)年の東京オリンピック・ヨット競技を江の島沖で開催するために、突貫工事で造られたヨット・ハーバー。
当時の日本はまだ貧しく、競技用ヨットを格納する専用施設がなく、江の島の北東海岸を埋立てて新造した。
スポンサーは神奈川県で、正式には「湘南港」という港です。
オリンピック後に一般利用者に解放され、現在に至っている。
施設の老朽化が激しくなり、2014年6月に新しい管理事務所(ヨットハウス)に建て替えられた。
※江の島ヨットハーバー<湘南港>
http://enoshima-yacht-harbor.jp/index.htm
※総合案内 - 江の島ヨットハーバー
http://enoshima-yacht-harbor.jp/sougou.htm
★江の島展望灯台(シーキャンドル)
英国人のサムエル・コッキングさん(明治時代の貿易商)が造った温室遺構を整備した庭園(植物園)の敷地内にある灯台。
近年建て替えられたもので、高さ59.8m、海抜119.6m。遮るものが何もないので展望室からは360度パノラマ展望を堪能できる。
※注意
展望灯台は入場無料だが、エレベータ使用料が有料で、かつ有料のサムエル・コッキング苑に入らないと灯台に近づけないので、500円の有料観覧です。
■テーマソング
James Bay(ジェームズ・ベイ)の『Let It Go(あきらめる)』。
★James Bay - Let It Go
https://www.youtube.com/watch?v=GsPq9mzFNGY&ebc=ANyPxKpN9nmcmAqaxGAYUbcV7bEzAgFka4lHuY0c3yo4FMaC7COT4w4n7nLh51-mRDPtlHSMAzVJ77RYfjpCOzlyz3cHTbYS7w
2015/03/23 に公開
直訳なら絶対、”レリゴー”って「ありのままで」じゃないですよね。
”Let It Be”(なるがままに)の方が近い。
それでも違和感を感じないのは松さんの日本語とエルザの口がリップシンクしてたからと言われている。翻訳した人のセンスが良かったということですね。
■マップ
(1)全体
■実走報告
龍口寺前からの続き
(⌒_⌒)v いぇ~い!
(08)江の島ヨットハーバー(YH)
12:30、江の島YHに到着。
近くに駐輪してまずはさざえ島を目指す。
↑なつかしい、これは”A級ディンギー”というヨットで帆は1枚です。
マストの途中からもう一本出ているのが特徴で、ガフリグだった気がする。船自体がとにかく重い。
↑さざえ島
ここで出航するディンギーを眺めながら昼食を取る。
利用者は圧倒的に日曜日が多いので、土曜日は静かです。
↑さざえ島から島側の眺め
↑ヨットは自転車と同じで、正面から撮ると超カッコ悪いので撮りません。
斜め横、又は風下側の真横(チャリのディレイラ側相当)、斜め後方からがカッコイイのです。
(09)聖天島公園
13:00、YHを後にする。これからは猫探しの始まりだ。
目星をつけたのは聖天島公園。ここには絶対猫がいる。
公園に入るが、見回してもいない。
「あれっ?」拍子抜け。
暫く広場に突っ立っていたら、現れた。
主の様な猫が小さな社殿を目指して横切っていった。
なんと良真様と思われる木像が安置された社の前に横座りした。
迷いのない行動にビックリ、あの猫には当たり前なんだね。
すぐさま、周りにいた中学生と思われる女の子達に撮りまくられていた。
(うれしいのやら面倒くさいのやら、どんな気持ちなんでしょう)
(10)東町通り
東町と呼ばれ住宅街を貫く小路に出る。
見渡したら、いた。自販機の上に鎮座する猫。
私好みのトラ模様で、なかなかの美形でした。
カッコイイ。d(^0^)b
その先には路地にしゃがみこんで居眠り中?の猫。
意識して見ると、確かに猫が多い。
↑お嬢さんのナデナデが続くので、痺れを切らしてパチリ。
(11)江の島西岸
さすがに、土産物屋が並ぶメインストリートに来ると、人の波が激しくて猫は見当たらない。
ここからは暫し江ノ島観光する。
島を一周して東町側に下りたかったので、入りは西側の道から入った。
下道沿いには見るべきものは全くなく、その代わり階段上りをせずに奥津宮手前で表参道に出る。
合流した参道を歩いていると、出店跡の空き地の隅で昼寝中の猫を発見。
↑猿一匹は良く見かけるが、こんなにたくさんのものは珍しい。
↑通りの人並みなど気にならないみたい
(12)奥津宮(おくつのみや)
13:47、奥津宮で参拝する。
持ち上げる格好をする。ビクともしない。
私の場合、神社では財は願っても手遅れなので、家内安全を願う事にしている。
(健康が一番です)
ここから島の先端部”稚児の淵”までは、行列でノロノロと進む。
(13)稚児ヶ淵(ちごがふち)
13:55、稚児ヶ淵と呼ばれる岩場に到着。
広い岩場があることを知った。ゴツゴツして歩きにくい岩場を想像していたが、逆だった。
岩屋と呼ばれる洞窟の手前で岩場が終わっており、その先は500円の有料観覧だった。
お金を出してまで洞窟が見たいとは思っていないので、ここでUターンした。
昭和の昔に落石事故があり、観覧中止が続いたが、近年再整備されて有料公開されている。
無料だと人が多く押し寄せて、事故の再発が懸念される。有料は人数制限ということでしょう。
ならば500円は良い設定だ、確かに興味半分ならあえて行こうとは思わない。
(14)戻り道
戻りは上の道(表参道)で戻る。
この道沿いに江島神社の三社が続いている。
◆真実の口
ブログのネタはないか探していると、土産物屋の店先に怪しい丸い”真実の口”を見つけた。
写真を撮っていたら、通りすがりの親子の会話が聞こえた。
「真実の口って何?」(息子)
「いらない紙が出て来るんだよ」(父)
「いらない紙にお金払うの(強く聞く)」(息子)
「...」(父)
思わず、店先に出ていた店主を見てしまった、店主は無視していた。
(うまい事を言う親父だなぁ)d(-_^)
◆大道芸
サムエルコッキング苑に近付くと人だかりがあった。
ちょうど大道芸のパフォーマンス中でした。
正直、これは予想外です。この付近に猫が多いと予想してきたので、これではいるわけがない。
「はぁ」(アンラッキーだ)(ー_ー)
ため息しか出ませんでした。
ショックで展望灯台も大道芸も全く見ずにその場を離れました。
(14)辺津宮(へつのみや)
この神社は参拝に行列が出来ていた。圧倒的に若者の女性が多い。何故?
神様が女性だからなの?良く分からない。
ここで素直に階段を下りたら、目の前に江ノ島YHが見えた。
◆変な屋根の建物
良い景色と思って写真を撮っていたら、通りすがりの若い女性の声が耳に入った。
「あの変な屋根の建物は何?」
(?)(-_-;)
新しいヨットハウスは屋根が波を打つようにうねうねしている。
確かに遠目で見ると何かの貝にも見える。
日本人の普通の美的感覚では、直線的な屋根が美しく、せめて弓なりなら許せるが、うねうねは理解しにくいのかもしれない。
浅草のアサヒビール本社ビルがビールの泡と言われても○ンコビルとしか思えないことと同じ。
ザハ氏の新国立競技場があれほど嫌われた理由は、建設費の高額だけではないだろう。
気持ちの悪い曲線を多用した馬鹿でかいあわびの様な外観デザインが日本人には我慢ならなかったのだ。
(15)近道
階段を降りて行くと瑞心門が見えた。
「あっ、道が違う」w(゚o゚)w
地図を見返し、階段を上る。
↑途中にあった根が一つで幹が二つの樹。恋の成就を願う絵馬がズラリ。
別の通りを歩くと、小路があり人が現れた。
近付くと金属のフェンスにマジックの跡があった。
「ヨットハーバー近道」
この道でよいようだ。
細道を抜け下る方に歩いていくと猫発見。
食事中でした。
この後さらに猫に遭遇した。
江の島の裏道から次回に続く。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=08:35-17:55(09:20)
・乗車時間=03:15:15
・距離=44.71[km]
・AVE=13.7[km/hr]
・Max=46.2[km/hr]
・累積走行距離=0549.6[km]
■感想
本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)
満足2つです。
◆江の島編の感想
私には江の島=江の島ヨット・ハーバーなので、江の島観光など記憶にない。
過去に1回歩いた気もするが、それがいつかは思い出せない。ほぼ今回が初めてである。
江の島と言う事で事前学習もしないで行ったので、有料が多くて戸惑った。
正直に言おう。「江の島観光はぼったくりである」
・”エスカー”と言う名のエスカレーター。(360円)
・無料の展望灯台に行くために有料の庭園を通らないと行けない設定。(200円)
・展望台へのエレベータ使用料。(300円)
・岩屋の有料観覧。(500)
”江の島”というブランド名は全国区だが、そんなに驚くような景色はない。
それなのに1360円も取られるのは納得できないな。(◎`ε´◎ )Boo
私は、全部歩いて、有料施設には入らなかったので0円でしたけど、これから江の島観光をする方には
割引優待ありの 「江の島1dayパスポート」 をお薦めする。
私鉄各駅や観光案内所で購入可能。
●江の島1dayパスポート(1000円)
エスカー、サムエルコッキング苑、展望灯台、岩屋が1日フリーパス(何度でもOK)、
さらに新江ノ島水族館の入場料(2100円)が10%割引になる。
通常=360+500+500+2100=3460
1day=1000+1890=2890 (-570)
この1dayパスポートを上手く使うとこういうことが出来る
①私鉄で江ノ島駅に着く。駅で江の島1dayパスポートを買う。
②江の島観光
辺津宮→エスカー→中津宮→展望灯台→奥津宮→岩屋→来た道を戻るか遊覧船(別料金400円)
③新江ノ島水族館へ行く
④夕方に再度江ノ島に渡りライトアップした展望灯台に上がる
⑤駅に戻り、都心に帰るか、江ノ電で鎌倉へ向って夕食を取る。
割引分で遊覧船に乗れますし、時間をずらしてライトアップした展望台にも行けるのでお得ですよ。
②で疲れたら④はスキップすればよい。
■豆知識
”えのしま”は「江の島」?それとも「江ノ島」?
藤沢市は、1966(昭和41)年10月に江の島の住居表示を「藤沢市江の島」に変更。
これに伴い、観光事業に関係する各種団体もバラバラだった表記「江之島」「江ノ島」を見直して「江の島」に統一したという。但し、強制性はなく、鉄道会社などは変更要請を拒否して「江ノ島」を使い続けている。
島に住む老人も頑なに「江ノ島」と言う。確かに呼びなれた名前に親しみがあるほど変えにくいと思う。
でも50年たっても従わないというのも、何だかねぇ。
小田急と江ノ電は「江ノ島駅」、湘南モノレールは「江の島駅」って、やっぱりおかしいと思いますよ。
こういうので歴史を主張(昔から使っている...)するのは好ましくない。嫌味なだけですよ。
”江の島”で儲けているんだから”江の島”でしょう。
※「江ノ島」「江の島」どっちが正解?[はまれぽ.com]
http://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=981&from
=
■参考URL
※島の頂上部のひと足先へ… ちょっとディープな江ノ島散歩 - 町旅
http://machi-tabi.jp/archives/3600
2016.02.15
※江の島道名図鑑 - 江の島マニアック
http://harady.com/enoshima/maniac/michimei.html
※藤沢市・湘南江の島【観光パンフレット】
http://www.fujisawa-kanko.jp/pamph/
↑江ノ島イラストマップ
●番外
Amebaが期間限定で↓こんなことをやっているよ。面白いからやってみて。
※ねこ診断キャンペーン
http://content.ameba.jp/lovecat/
2016.03.25-04.15
3つの設問に答えると、あなたに一番近い猫が分かると言うもの。
トコペコは「オシキャット」でした。
”社交的で人懐っこい人類(猫類)みな兄弟タイプ”
ホントかよ~、俺って他者との会話が上手くできないんだけどね。
ではでは(⌒O⌒)
























