中津川周辺を巡る山歩きの2回目。
志田峠から八菅山(はすげさん)の八菅神社までをレポートする。
※訂正
幣山の読みは(へいざん)は誤りで(へいやま)が正解でした。1回目のレポートを訂正しました。
■見所
★志田峠
志田峠は、愛川町田代から志田沢に沿ってのぼり、津久井町韮尾根(にらおね)にぬける道である。
かつては切通し越えだったらしい。
戦国時代の1569(永禄12)年に、北条氏と武田氏が三増の古戦場で戦った時、武田方の山県三郎兵衛の率いる軍が、韮尾根から志田峠を通り下志田へ駆け下り、北条方の背後にでて武田方勝利の因をつくったと伝えられる。
江戸中期以降は、厚木・津久井を結ぶ道として栄えたらしいが、現在はほぼハイカー以外の利用者はいない廃れた道となっている。
最近、相模原市の残土処分場が志田峠脇に出来たため、道の様子が一変した。
昔を偲ぶ面影は皆無である。(前から偲ぶほどの面影はなかったようですけどね)
★八菅神社(はすげ)
八菅山は、相模川に流れ込む中津川沿いにある標高225メートルの山で、古くから修験の山として知られている。
この山の山頂付近にある神社、別名八菅の七社権現と呼ばれ大山阿夫利神社、日向薬師とともにかつては関東での山岳修験の道場であった。光勝寺という寺院もあったが、明治維新の神仏分離令により、光勝寺は廃止、権現は八菅神社と改名された。
■テーマソング
今回注目したバンド"The Lumineers"(ルミニアーズ)の"与作"という曲です。
いや失礼した"Ho Hey"というタイトルです。
デビューして最初に注目された曲。
★The Lumineers - Ho Hey (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=zvCBSSwgtg4
2012/03/11 に公開
”与作”には”Hey”が一つ足りませんでしたね、ヘィヘィ・ホゥ~(^<^)
このタイトルの邦訳は難しい。
合いの手を曲のタイトルにするって、どうなんでしょうか。
■マップ
(1)全体
■実走報告
志田山朝日寺からの続き。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
(10)志田峠
2年半前は夏に志田峠を通ったのだが、印象は悪かった。
見るものは無いし、ため池はゴミ溜めだったし、残土処分場の工事真っ最中でお邪魔な感じだった。
三増古戦場からK65に移って退散した。
なので今回は、峠には関心なくて、その後の変化を確認出来ればよかった。
真の目的は、峠を下った先の三増(みませ)側にあるという農場が見たかったのだ。
記憶の志田峠にはテーブルが一つあり昼食のポイントと考えていた。
11:55、志田峠に到着。
何ということでしょう。
「立入禁止」「車輌通行止」になっていました。
さらに、テーブルがなくなっていて、ベンチのみ残った。
見晴らしは期待していないので構いませんが、テーブルがないのはガッカリです。
今から戻っても良さそうなポイントは随分先になる。
気持ちを落ち着かせるため、ベンチに座る。
「ふぅ」(^。^;)
お腹が空いていたので、構わず昼食を取る事にした。
朝コンビニで調達した惣菜パンとオギノパンのあげぱんとアンドーナツ。
ゆっくり食べる事にした。
落ち着いてくると、周りの景色を撮りたくなって、つい「立入禁止」を越えてしまった。
(道だったところはどうなっているんだろうか?)
ひょいと覗いて見たら
(なんと、立派な道に変わっている)(@_@)
道というよりは、道の元状態ですね。
(ここまで出来ていたら歩けるじゃないか)
( ̄ー ̄)ニヤリ
そうなんです。歩くなら問題なさそうなんです。
だから、歩いてしまいました。
どうもすみません。m(__)m
12:15、ゲートを越えて歩き出す。
↑現在
途中で反対側から歩いてきた青年とすれ違う。
普段着でハイカーの服装ではなかったが、散策する人はいるようだ。
道の様子があからさまに違うのには笑うしかない。
相模原市と愛川町は、この道に限っては仲が悪いのでしょうか
そう感じました。
└(´o`)┘
↑愛川町側(2年前と変わらない)
↑赤色の通行止め区間の方が、道が良い。まだ工事前だというのに...
↑ここに粗大ゴミを捨てる人が絶えません。今回もファンヒータらしきものが沈んでいるのを見ました。
愛川町の人が捨てるとは思えない、相模原市の住人が捨てているのだろうか?
(11)三増
峠道を下ると三増古戦場跡にでますが、これと言った見所はありません。
私は目印だと思っている、先に行く。
K65方面に走ったら、大きな養鶏場があるので、そこの十字路を右折する。
道なりに進むと広い農場が現れる。
↑直進するとK65、右折する
↑峰地区の広い農場、農場の先は急傾斜してます。
峰地区の畑で空から見ると”甲”の字に道が通っている。
台形地の上側に広がるためK54からは見る事はない。
農場の外側は1.6km(1マイル)くらいありました。
一周して、雀を撮影して八菅山に向う。
K54に下りようと適当に道を選んだら、角田大橋のすぐ近くに出た。
この辺の道は面白い。
あまり細かい道は迷いそうなので程々にしておく。
↑右下が角田大橋、右上が八菅山、奥に見える道がK54
(12)八菅山周辺
角田大橋を再び渡り、今度は左折する。
中津川の右岸を川下へ向って走る。
途中の道は町道で、舗装完了からそれ程経過していないので快適に走れます。
八菅山の入口までの途中に幣山(へいやま)地区がある。
この後山の上から下ってくるが出口が何処かは、まだ分からない。
楽しみだ。
2014年に厚木の仙人さんに導かれて下ったのは登尾からの道でした。
13:16、八菅山いこいの森入口に到着。
八菅橋の向こうに見える坂道は相変わらずの勾配だ。(今日も行かないよ)
それでは、まず八菅神社に向います。
坂道をゆっくり進む。
13:20、八菅神社の鳥居前に到着。
ここからが凄いのです。
文化財の鐘楼を過ぎると急坂に変わり、見上げるような階段が現れる。
前回は女坂を押し歩いたので、今回は階段を担いでみようかなと思っていたのだが、やめておく。
とても上がれそうな気がしない。
階段でひっくり返ったら見っとも無いので女坂を選ぶ。
押し歩きでも息が上がる坂道を上がり神社に行く。
車道は八菅神社の社を周るように引かれており、神社をパスしていこいの森に行く事も可能です。
今回は神社に寄って行く。
13:36、八菅神社の社殿に到着。
お参りして辺りを見回して次に進む。
八菅山いこいの森から次回に続く。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=08:05-17:05(09:00)
・乗車時間=05:20:13
・距離=93.94[km]
・AVE=17.6[km/hr]
・Max=56.9[km/hr]
・累積走行距離=0412.0[km]
■感想
本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)
満足3つです。
◆志田峠と八菅神社編の感想
志田峠の道は色々考えてしまいますね。
相模原市はお金持ちですから、愛川町との境界までびしっと道を整備するでしょう。
4万人ちょっとの愛川町側は、整備済みの市道まで僅かな距離ですが放置したいですね。
誰も利用しない道に予算を使いたくないでしょう。
道の途中に住人がいない、韮尾根側はR412が通っている。
三増側もK65やK54が近いので、志田峠を通る需要がハイキング以外にないのです。
そんな道に町の貴重な予算を使いますかと言う話です。
八菅神社の階段は凄い、2回目ですが今回も階段はやめました。
チャリ担いで上る階段じゃないです。
■過去報告
2013
7月7日志田峠越え編
http://ameblo.jp/binetu-chunen/entry-11569167463.html
2014
12月13日鳶尾・八菅を巡る冒険の巻き(前編)
http://ameblo.jp/binetu-chunen/entry-11965421215.html
↑鳶尾山ハイキングコース
12月13日鳶尾・八菅を巡る冒険の巻き(後編)
http://ameblo.jp/binetu-chunen/entry-11965789572.html
↑八菅山の登尾からダウンヒル
■豆知識
◆難解地名
私は地名をたびたび読み間違える。
中津川(半原)周辺には、その他にも一発ではとても読めない難解地名が色々ありましたので紹介する。
●中津川の左岸
・角田(すみだ)
・三増(みませ)
・残草(ざるそう)
・馬渡(まわたり)
・隠川(おんがわ)
●中津川の右岸
・八菅山(はすげさん)
・海底(おぞこ)
・幣山(へいやま)
・沓掛(くつかけ)
●経ヶ岳方面
・法論堂(おろんどorおろんどう)
●城山方面
・韮尾根(にらおね)
但し、通常使用では「にろおね」や「にろうね」さらには「にろーね」でも使われているという。
※[PDF]28志田峠と愛川町半原で地形見聞をする
http://www5a.biglobe.ne.jp/kaempfer/mapsuv200/meguri/28aikawa.pdf
↑このPDFで難解地名に気がつきました。皆さん良く見ておられる。
※韮尾根自治会館
http://loco.yahoo.co.jp/place/g-JTA2q0JGnQs/
”ニラオネジチカイカン”と読みかなが振られている。
※MW…南山遊歩道 - MELLOW WAVES - FC2
http://mellwave.web.fc2.com/hiking/minamiyama01.htm
◆愛川町の名産品
※きてみて愛川町 - 愛川ブランド認定品<卵・パン・酒>
http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/kitemite/buy_eat/brand_tamagosake.html
田代小の前に酒造があり、地酒を販売しています。
日本酒「残草蓬莱(ざるそうほうらい) 純米大吟醸」
これは大吟醸なので値段はちょっとお高いが、お手頃な物があるでしょう。
その他にも、
「愛川うん米パン<認定番号2015-20>」というパンを「パン処あんずのしっぽ」
(神奈川県愛甲郡愛川町半原2640-13、[046-206-8839])
で販売しています。
ではでは(⌒O⌒)























