03月30日 山北駅の桜と霧の大野山ヒルクライム下りで狸を見たの巻き(part1) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

昨日も色々ありました。大野山ヒルクライムが長すぎますので2回に分けます
Part1で大野山ヒルクライム、その他がPart2です。
昨夜はPart1のテキスト打ちが限界でした。
日曜は出撃できそうにないので無理せず寝ました。


■本日の予定。
今日の予定は4つ
(1)山北駅の桜を撮る。
 大野山に上る前と後で山北駅の桜を撮る。
 大野山から下りて来たら、SLも見学して、御殿場線の通過も見届ける。


(2)大野山ヒルクライムに挑戦する。
 目標は足付きなしで、頂上手前の駐車場ゲートまで走りきること。
 時間は掛かってもいいので、走り切りたい。(前回は足付き数度)


(3)大口広場で自転車の写真を撮る。
 山北に来たならば寄らずばなるまい、自転車が最も美しく撮れる
 場所で記念撮影をする。


(4)K77で篠窪の富士見塚に寄り道する。
 今年3度目の訪問になります。
 目的は、K77ゴルフ練習場近くからの富士見塚HCの上りを走ること。
 この上りはキツイ。


■参考URL
・大野山乳牛育成牧場への交通案内
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4110/p12196.html
↑★★★分かりやすいマップデータ" 印刷用詳細地図(pdf 221kb)”がDL出来るよ。


・山北ハイキング「大野山コース」マップ Peaceful Paradise Life
http://pepalife.blog33.fc2.com/blog-entry-375.html
↑こちらは、よりリアルな航空写真です。但しハイキング用だよ


・挑戦!大野山
http://www.k2.dion.ne.jp/~denisoba/oonayama.html


・大野山牧場 - 登坂TT
ttp://tohantt.info/climber.cgi/ohnoyamabokujyo/
↑皆さん速すぎです。


■始まりの儀式
本日は今期最早の6:00起きで7:10自宅を出撃。
並々ならぬ意気込みで山北を目指します。
始まりの1枚は近所の公園でパチリ。
最近タイヤを替えてから、ふらつきが激しいので、試しにホイールを
ALEXRIMS-R380からシマノWH-R500に変えてみました。
タイヤとスプロケは同じものを引き続き使うことにし
重量を測ったところ。
ホイールF/Rだけで1.8kg→2.2kgと400g増えてしまいました。
多分車体の総重量は11kg近くなってしまったと思いますが
真っ直ぐ進むことを選択しました。良い結果が出ればいいのだが
走る前はちょっと不安だった。


Cycling Wonder-大野山開始01
↑ホイールが重くなったが、安定性を重視。

Cycling Wonder-大野山開始02

↑境川CRとの交点「高鎌橋」にて


それではスタートする。


■K22で上北の根まで行き、R246をひたすら西走する。
 山北に向かう方法は、何通りも選択可能であるが、今日は早く着き
 たかったのでR246での西走を選択。
 写真はほとんど省略し、ひたすら走るのみ。
・経過報告
 自宅(公園)  0.0km、07:28
 名古木    26.8km、09:04
 渋沢     33.8km、09:10
 籠場     39.4km、09:21
※R246籠場ICを下りてK72を走り、庶子で再びR246に合流。
 庶子     41.6km、09:28

Cycling Wonder-山北春01

↑庶子

Cycling Wonder-山北春02

↑R246向原あたりから、これから向かう大野山方面を見る。

「な~にも見えんなぁ」


■沢里沢でトイレ休憩
 向原でR246からK76に別れ、高松山入口を右折、高速高架下の
 トイレで15分くらい休憩。
 その後、山北駅前に到着。47.3km、09:54頃。
 ちょっと線路脇を通り桜を見ながら、大野山入口方面に進む。

Cycling Wonder-山北春03 Cycling Wonder-山北春04
↑沢里沢です。良いですなぁ。


■大野山入口到着
 10:12に旧道大野山入口バス停前に到着。48.59km。
 乗車時間が2:07’54。
 今までなら、自宅を出た直後の時間に、今日は随分遠くに来たもんだ。


Cycling Wonder-大野山TT01_入口手前 Cycling Wonder-大野山TT02_入口手前
↑樋口橋交差点を歩道を右側に曲がると、旧道が目に入る。

Cycling Wonder-大野山TT03_入口

↑旧道トンネルを出た所がスタート地点になる。


■大野山ヒルクライムTT開始
 大野山入口バス停前から、まきば館入口までの6.3km
 を走るヒルクライムのタイムトライヤル(TT)を開始する。
 コースは、参考URLに示した「大野山乳牛育成牧場への交通案内」
 でDLできる。
 ”国道246号線から大野山乳牛育成牧場までの車のルート”
 と同じルートである。


■経過報告
 経過報告は、このルート図の番号を使って行なおうと思います。
 このルートマップはポイントを押さえていて良く出来ているなぁ
 と思います。
 もし大野山ヒルクライムに興味があるなら、見比べながら見て
 いただくと参考になるでしょう。


①②開始
 スタートしてすぐ急坂となり400mは上りが続く。
 ただ勾配は後半に比べたらキツくはない。
 進行方向の右手に二人地蔵が現れたら、上り勾配は緩やかに
 なります。タイムにこだわるなら、迷わずダッシュしましょう。

Cycling Wonder-大野山TT04_0.3k
↑これは300m付近を坂上から撮ったものです

Cycling Wonder-大野山TT05_0.4k Cycling Wonder-大野山TT06_二人地蔵
↑400mくらいで、右に二人地蔵様が見えたら、勾配は一旦緩やかになる。

Cycling Wonder-大野山TT07_0.9k

↑平坦路が600mくらい続くよ。休まないで踏み込みましょう。あとは平坦はないぞ。

③高速高架下過ぎの分岐「都夫良野入口」を直進
 1.0kmほどで東名高速の高架下で初めの分岐となる。
 左に工場らしき建物、右手に今は珍しい電話ボックスのある所で、
 右側直進を選ぶ。電話ボックス横に、大野山への道標あり。

Cycling Wonder-大野山TT08_1k Cycling Wonder-大野山TT09_1k
↑道なりに前に進みましょう
Cycling Wonder-大野山TT10_1.1k
↑左を進みましょう


④「大野山登山口」バス停前は右側直進。
 50mほどで右に行くと登山道っぽい分岐が現れるが、そのまま
 の道を進む。
 さらに50mほど進むと、開けた場所となり、左側にバス停が
 確認できる。ここも道なりに曲がらずに右側の本線を進む。

Cycling Wonder-大野山TT11_1.2k
↑左手は広いバスの旋回場なので右側直進しかない。


⑤ボクシングジムを回りこむ
 1.5kmあたりにボクシングジムの黄色い建物が現れるので
 回り込むように進む。近くにトイレがある。
 このジムは、いろんなブログの大野山記事に登場しているので
 帰りに記念撮影する。

Cycling Wonder-大野山TT12_1.5kジム
↑ジムが見えたら、平坦区間はほぼ終わりと思ってよい
Cycling Wonder-大野山TT13_1.5k Cycling Wonder-大野山TT14_1.5k
↑”つらい時が登り坂”うーーんどういう意味だろね、「成長してる時はつらいぞ」ってことかな

今の俺にはあんまりはげみにならないなぁ。


⑥ミラーのある分岐(登り口)は左へ
 2.0kmあたりでカーブミラーが左側にある分岐が現れる。
 大野山は左、直進すると共和小学校方面である。
 自転車は左を選ぶ。緩やかな路面はここで終わりです。
 ここから勾配はどんどん厳しくなっていきます。

Cycling Wonder-大野山TT15_2k登り口

大野山は平坦区間が少なく、上りだすとフロントを変えるチャンスが
ないので早めにインナーに落とす。

私はここで迷わずスペシャルスプロケットの力を借りることに
しました。インナー(1:32)リヤはセカンドのつもりだったんだが

ロー(1:28)まで落ちてました。

(気づかずまだ1つギヤがあると思ってました)

次の分岐までのポイントを紹介する。
・2.2km地点に「明日香沢」なる表示あり、道幅狭く直線の
 上り坂である。
Cycling Wonder-大野山TT16_2.2k明日香沢 Cycling Wonder-大野山TT17_2.2k

・2.6km地点に「馬頭観音」様が左手におりますが、見逃す
 かもしれません。小さいですから。徐々に道がうねうねして
 きます。
Cycling Wonder-大野山TT18_2.6k Cycling Wonder-大野山TT19_2.6k馬頭観音


・2.8km地点左側に「延命水」

・2.9km地点右側にお地蔵様(服を着ています)
 延命水からお地蔵様の囲いが見えます。
 平坦区間はありません。一定の上りが続きます。

Cycling Wonder-大野山TT20_2.8k Cycling Wonder-大野山TT21_2.8k延命水
Cycling Wonder-大野山TT22_2.9お地蔵様


⑦直売所のある分岐を左へ
 3.5kmほどで直売所がある分岐が現れます。
 ここは左を選択します。ほぼここで半分です。

Cycling Wonder-大野山TT23_3.5k直売所 Cycling Wonder-大野山TT24_3.5k
↑ここは左に曲がるまで先が見えないんだよね。


 ここでは、分岐を左に曲がった後、直線の上りが目の前に現れる
 のですが、明らかに勾配が増しています。
 ちょっと気持ちが萎えるポイントですので、気を引き締めて
 進みましょう。
Cycling Wonder-大野山TT25_3.5k

↑直売所の前から見える200mくらいの勾配が増した坂、気持ちが萎える瞬間です。

Cycling Wonder-大野山TT26_3.7k

↑3.7km地点、坂をあがれば少し休める。


※ここでリヤをローに落とそうとシフタを操作したら既にローだった
ので、一瞬萎えました。「マジかよっ」


※姿勢と呼吸に注意すれば上れます。
 今回のヒルクライムで実践確認しようとしたことが2点ある。
・重心に乗る乗り方(テクニックVOL.7で記事にした竹谷賢二式スタイル)
 で大野山は上れるのか?
・出展元を失念したが、「上りの呼吸では、吐ききることに注意する」
 (息を吐ききれば、体は自然に吸い込むという理屈)

 ここからは、この2つだけを注意して上りました。
 姿勢は、私の場合「自然なカーブ」ではなく、や○め式の「丸めないで伸ばす」
 を支持しているのでハンドルからは遠くなります。
 また、村山利男さんという神のような人の話として、ハンドルは強く
 引くな、握るなというのを、誰かのブログで見たので、今回真似てみました。
 坂が急だからといって、無理な姿勢で力任せに踏んだらダメってことです。
 体は地球に垂直で、体の一部に負担を掛けないで、体全体で負荷を分担する
 ように乗る。呼吸は「吐ききる」ことに注意する。
 これは後半のつづら折で実証。

 ヒルクライムの上り方は今後研究したいテーマとなりました。


⑧共和地区福祉バス待合所のT字路を左へ
 4.0kmほどでT字路が現れます。
 共和地区の「福祉バス」の待合所が正面に見えます。バスというライトバン
 が右側に停車しているポイントです。ここを左に進みます。

Cycling Wonder-大野山TT27_4k福祉バス
↑ここを左へ曲がる。右のライトバンが「福祉バス」


⑨共和地区物産品直売所が左にある分岐を直進
 長いつづら折を上ると4.3kmほどで左手にテラスのある、一見喫茶
 コーナーかと思う建物(実際は物産品直売所)の前で分岐が現れる。
 ここは直進して森の中に入っていく。

Cycling Wonder-大野山TT28_4.3kテラス

↑ここは右方向へ直進して森の中へ。勾配もまた上がったように感じる。

Cycling Wonder-大野山TT29_4.3k

↑もう少し暖かくなったら営業するでしょう

Cycling Wonder-大野山TT31_4.3k Cycling Wonder-大野山TT30_4.3k

 ここから400mほど上ったら、きびしいつづら折が始まります。

Cycling Wonder-大野山TT32_4.4k


 それまでのつづら折は直線部分が長いのだが、ここから先のつづら折は
 カーブ、カーブの連続になります。
 つぎの牧場管理事務所まで森の中をひたすら曲がり、上り続けるので
 つらいですよ。

※単独走なので、気分がどうしても滅入って来てしまうので、ここでは
 気分転換に叫びながら上ってみました。呼吸も吐ききる方が良いと言う
 ことなので、今回は叫びながら走ってみました「ヴォーー」とか
 「ヴゥァーー」とか腹から声を出すようにしてみました。
 声に出す時点で余計な力かもしれませんがね。のどにも悪かった。
 それでも、確かに呼吸は吐き出し重視にすると吸い込みは自然に強く
 なるように感じます。
 「ウヒョ~ー」とか「いつまで続くんだコノヤロ~」とか声を出し
 ながら走ったほうが、断然気がまぎれていいように思います。
 私の場合は、はたから見るとおかしな人に見えますが。
 仲間と一緒に話しながら上ると意外といいかもしれませんよ。

Cycling Wonder-大野山TT33_4.5k Cycling Wonder-大野山TT34_4.6k
Cycling Wonder-大野山TT35_4.7k

↑前が開けて前上のほうに尾根が見えると4.7kmくらいなので、あと1.5kmです。
Cycling Wonder-大野山TT36_5k
↑道は舗装とコンクリートの繰り返しになりますが、○輪っか舗装はありません。

だからといって楽ではありませんよ。

⑩牧場管理事務所前を直進する。
 5.5km(残り800m)で右手に赤い屋根の牧場管理事務所を
 確認して前の道を進みます。
 ここからのつづら折は本当にキツイです。
Cycling Wonder-大野山TT37_5.5k管理事務所
↑管理事務所前。残り800m

Cycling Wonder-大野山TT39_5.9k
↑左は管理事務所前の直線、こんなつづら折がこのあとづづくのです。
Cycling Wonder-大野山TT38_5.8k

 6.0km(まきば館直前の300m)のつづら折あたりで心が
 折れそうになるのですが、ゴールはもうすぐなので辛抱で上りましょう。

Cycling Wonder-大野山TT40_6k
↑残り300m。ここで帰りにタヌキを見たのだ。


⑪まきば館
 牧場の工場らしき建物を通過して、左手に門が見えたらまきば館です。
 道は凸凹な平坦路となり山頂へ続く道となりますが、一旦まきば館
 でゴールとします。

Cycling Wonder-大野山TT41_まきば館


■大野山ヒルクライムTTのデータ
Cycling Wonder-大野山TT42_タイム

・乗車時間=0:34’41
・距離=6.19[km]
・AVE=10.8[km/hr]
・Max=32.1[km/hr]

何気に、物凄い結果になりました。
σ(^_^)のプレスポ滅茶苦茶速いですね。(自分的には出来すぎでした)


実感:竹谷式=や○め式の「重心」で上る「前乗り」が有効です。

プレスポでは後乗り(森・今中式)は合わないと思います。

また、私はダンシングを使わない村山さんの意見に賛成です。

シッティングで一定ペースで上るほうがトータルで早いと思います。

今回ダンシングは一回もしていません。筋力が弱いと言う自分の

特性もあるのですが、F:R=32T:28Tで後半全部ひたすらこぎ

続けました。28Tありがとうですね。こんなにローギヤを使うことは

普段ないです。

○輪っか舗装がないのに、倒れるほどキツイ坂道が大野山の

特徴ですね。あんまり上りたくはないです。


■大野山の頂上は360°霧の中でした。
 一応頂上まで自転車で行くことは可能。
 本日は、あいにくの天気のため、景色は最悪です。

Cycling Wonder-大野山TT43 Cycling Wonder-大野山TT44
↑まきば館出てすぐの道ですが、なんにも見えません。
Cycling Wonder-大野山TT45
↑頂上直下のゲートを通ります。

Cycling Wonder-大野山TT47 Cycling Wonder-大野山TT48
↑頂上に上りきりましたが、この状況。静かだったので「人なんておるんかい」(心の声)

意外といるんですね、これが。山に登る人にとっては霧なんて関係ないんですね。


Cycling Wonder-大野山TT46
↑頂上で記念撮影。手前のバンビちゃんの向きはこっちかな、逆かなで暫し時間を要す。

一体どっちが正解なんじゃ。お好きなほうでよろしいかと。

景色は期待できないので牛を見に牛舎に行ってみました。お食事中でした。
Cycling Wonder-大野山TT49
Cycling Wonder-大野山TT50 Cycling Wonder-大野山TT51

↑30頭くらいが食事中でしたよ。


もどって、しばらく霧の中で休憩。体が冷える前に下ることにしました。

Cycling Wonder-大野山TT52
↑晴れてたらなぁ、いろいろ景色を撮りたかった。残念。

でもTTの時間が予想以上だったのでウキウキです。


 昨年の4月30日に上った時の写真をどうぞ

Cycling Wonder-2012大野山04 Cycling Wonder-2012大野山03

↑昨年は富士山の麓だけ見えました。
Cycling Wonder-2012大野山05

↑奥に丹沢湖が見える。
Cycling Wonder-2012大野山02 Cycling Wonder-2012大野山01
↑晴れなら、本来このような写真が撮れます。山北方面

Cycling Wonder-2012大野山06
↑尾根沿いに移動した所からの一枚、つづら折がはっきり写ってます。

■下りる途中で、たぬきを偶然見た。
 例によって、下りは写真取り捲りで下るので時間掛かります。
 まきば館を後にして、300mほどで厳しいつづら折の開始
 なんですが、カーブの手前で減速したら、急カーブのところで
 なにやらこげ茶色のずんぐりした生き物が、ゆらゆらと歩き出す
 ではありませんか。最初猫だと思いましたが、動きがゆるすぎる。
 それに頭がない細長いずんぐりむっくりな姿に
 (心の声)「タヌキだぁ!」
 タヌキは悠然と林に消えていきました。
 消えていく場所を凝視する私、当然、無理は承知で消えていった
 場所を捜索。
 「大野山でタヌキを見る」
 なんとラッキーなものを見てしまったんでしょう。
 それにしても、タヌキの動きがノロいっす。


■大野山にチャレンジするなら、暑くない時にやるべし

昨日は花冷えの、ちょっと肌寒いコンディションでしたが、汗かきまくりでした。

特に顔の汗はハンパなく、まきば館に到着する頃はサングラスの片側が

汗でぼやけてました。体から湯気が上がってました。

夏には上る気になりませんなぁ。



part1はここまで、大野山以外をpart2で報告します。(^。^;)フウ



ではでは(^0^)/^^^^^