テクニックvol.6 ライディングフォームの研究1(や○め式) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

※2013/3/13に内容更新しました。
講習会に行った事もなく、雑誌やブログ等で見聞きした事を元に
「こういうことかな」って備忘録のつもりで書いてみたものです。


私は、プレスポというクロスバイクで神奈川県内をくまなく走り回る
のが目下の楽しみなおやじですので、たいした知識は持ち合わせて
おりません。


基本、自分で実践してみた結果を書いていますが、人によっては
「全然違うじゃないか!」となるかもしれません。
誤解されないようお願いいたします。(^。^;)フウ


私は「堂城賢式フォーム」の伝道師ではないので、あえて「や○め乗り」
のキーワードを外すことにしました。


■堂城賢式フォーム(や○め乗り)の概要
(1)自転車
・トップチューブのサイズ大きめ(サイズ大きめとはシートサイズではない)
・ハンドル幅大きめ
・サドル-ハンドル高低差少な目
・サドル長は長い方が良い


(2)乗車姿勢
・重心の上に乗る
・背中と骨盤を一体にしてまっすぐ伸ばし、股関節で曲げる(骨盤は立てない)
・腹を出す(落とすの方が合ってる)
・脇は閉めない
・クリートは土踏まずよりで深めにセット


(3)ペダリング
・自重を活かした縦踏みで入力は1時~7時
・引き足は使わない(意識しない)
・速くなると、後ろ蹴りになる


(4)上り坂
・坂で移動した重心に合わせる様、背中をのばしたまま上体を前傾する。
・体を前に投げ出し、歩いて坂を上るイメージでペダルに体重を乗せる。


(5)下り坂
・ハンドルで体重を支え、前後加重は50:50で下りる。


■や○め乗りの肝
 このフォームは長い間「MTBの乗り方をロードバイクでやってみた乗り方」
 と思ってました。
 

 理解が浅い、勘が悪いというか、肝心の事を理解し出来ていませんでした。

 ポイントは、
 「自転車の重心上で、スクワットの姿勢でペダリングする乗り方」
 なんですね。


 R134を走りながら、背中を伸ばして腹を落としてみたら、ペダルへの力が
 強く変化するのを実感しました。
 なんか、この格好はスクワットみたいだなと、やっと気づきました。
 (今までは何を感じてたんでしょう)


 スクワットのイメージは、ウェイトリフティングでバーベルを持ち上げる
 時の姿勢ですね。
 なんでも、この姿勢が一番力が出る姿勢らしいです。
 確かに背中は真っ直ぐですよね、調べてみたら重量挙げは腕で上げる
 のではなく、足腰の反動であの重いバーベルを上げるそうで、腕の力は
 上げた後の支えに使うようです。


 スクワットを調べたら、背中を丸めてはいけないとありました。
 しかも背中は骨盤と一体で股関節で曲げると。(まんまやまめと同じ
 じゃないかい)
 やっと、やまめ乗りの説明で、「背中を伸ばして骨盤を立てない」の真意が
 理解できました。


 スクワットスタイルでもうひとつ気をつけるのは、肩-膝-足のラインを
 一直線にすること
 頭と尻がはみ出す事でバランスを取るので尻は突き出すような形となる。
 自重を利用して踏み込む時、重心上で軸をそろえた方が効果的である。

 足裏は前よりに(前傾気味)か全裏的に立つこと、かかと側に立つのは
 良くない。これらにより、足の踏み込みがスムーズでより強い力を加え
 られるようになり、2→3→4→5時くらいまで長く加えられる。
 速くなると後蹴りになる。


 実際やってみたら、5時過ぎからは脱力してもすぐに7時まで回るので、
 踏み込む足の意識を切替えてる間に反対の足は1時に持ち上がっている
 ので、引き足が必要がないことを実感した。


■理解の補足
・サイズ大きめとは
 前、後輪の車軸の間に重いもの(頭とお尻と手)を寄せたいため。
 トップチューブが長い方が重心位置が取りやすいので良い。
 トップチューブ長が長めのサイズにと言うこと。


・ハンドル幅広め、
 やまめでは加重(体重)を手、サドル、ペダルで分担する。
 脇を閉めにくくして、ハンドルでの加重を支え易くするため。
 脇が閉まると背中が丸まり腹が凹むので、これを回避するため。

・高低差小
 サドル-ハンドル高低差が大きいと背中が丸まりやすい。
 加重を平均化するため(前加重を回避)


・アップライト
 ハンドルをアップライトにすると簡単に重心を掴むことができる。
 体が起きるとバランスを取りやすくなる。


・クリートは深め
 縦の踏み下ろし基調のペダリングなので、足首をより安定させるため、
 クリート位置は深い方が良い。

・腹を出す
 サドルに乗った状態でスクワットの姿勢になり、腹の力を抜いて落とし
 込むようにして腰の方にキュッと押し込んでみる。
 足の踏み下しが容易になり、ペダルが回しやすくなる。背中も丸まり
 にくくなる。


・短いステム
 短いステムを使うのは、手の位置がより前、後輪の車軸間の中に入るから。
 但し、体に対して小さめフレームでやまめ式をやる場合は短くしては
 いけない。安定性がなくなる。
 高いハンドル位置で短いステムを使うためには、大きめなフレームが
 絶対に必要と言っている。


■「骨盤を立てて、背中を丸める」は常識なのか
 現在の主流と思っていた「骨盤を立てて、背中を丸める」をネットで
 調べてみた。(思い込んでいたので調べたことがなかった)
 「骨盤を立てる」に関しては、常識だと思っていたが、昔は違った
 そうだ。さらに、骨盤を立てることをあまり意識しすぎない方が良い
 という意見が多い。
 ”その人が楽な姿勢が一番正しいのだ”、”一つの方法が全ての人に
 対応出来るとは思えません。”(Yahoo知恵袋より)
 なるほど、納得。(゚゚)(。。)

 「背中を丸める」についても、一番強調しているバイシクルクラブ(BC)
 のアドバイザーである森さんについて
 "エ○ゾさんが崇拝ししている森さんのフォーム自体、かなり個性的な
 フォームです"(゚o゚;)
 (中略)「おもしろいフォームだなぁ」と思って見ていました」(◎o◎)
 そうなんだ、常識じゃないんだ、驚きです。世界は広いな。

 BCが森さんを推し、funrideが常城さんを推してるということですかね。
 自分に合ってると思う方法を探す手助けと思えばよいのだ。d(-_^)

 最近は、背中のカーブは自然に若干カーブしていれば良いと思うように
 なってます。もも上げした時の空間確保とか、視線を楽に前に向けると
 考えると自然にそうなる。


■プレスポ乗るならどうする?
 このフォームが有効なのは実感で理解できるのですが、次の3点が
 どうしても不安です。
 ①堂城賢式フォームの姿勢を長時間続ける自信がない。大腿四頭筋
  への負担が気になります。
 ②前立腺がサドルに長時間圧迫されることに耐えられるか不安です。
 ③上り坂が長く続いた時どうやって克服するのか方法がはっきりしない。


※2013/03/22

 その後の再調査やフォーム見直しの結果、上記懸念点は心配ないことが

 実践で判明しました。


 ③上り坂に対する対応は、本ブログの”テクニックvol.7”に対処方法を

 記載しました。考えすぎる必要はありませんでした。

 ①②の長距離への負担についても、”テクニックvol.8”に示した自己流

 スタイルでプレスポに乗る限りは問題ない(エビスタイル時と同等レベル

 で走ることが出来る)ことを確認しました。

 背を丸めずに腹を落とすことで、意外にも太ももへの負担が減ることを

 確認しています。心配ありませんでした。


 クロスバイクにはこの乗り方がいいと思います。

 読んでくれてありがとうございます。



【2013/03/22に更新】以下は更新以前の内容

 このフォームの不明な点はロングライドへの対応と上り坂の克服方法です。
 姿勢の問題から長距離への不安は分かりますね。
 公開された情報などを見ても、上り坂への対処方法があまり説明されて
 いません。踏み込み主体のペダリングで勾配が大きい坂をどうやって
 上れと言うのでしょうか。
 今のところ私の理解では、踏み込めなくなったら、あとは全部ダンシング
 で乗り切れと言うことかなと解釈しています。う~~ん(~ヘ~;)

 私の場合、完全にこのフォームに移行しないかなと思ってます。
 理想のライディングスタイルは「目指せ新城幸也!」ですんで、
 ・骨盤立てて(立て気味?)
 ・その上から上体をまっすぐ倒す姿勢
 が基本です。
 骨盤立ってた方が長距離は楽だと思うし、上りもそこそこ上れますからね。
 ただ背中は絶対丸めませんよ。ボディブローなんて食らいません。


 その上で、スプリント・ダッシュしたい時、やまめスタイルでやろうかな
 と考えています。
 ここぞの時のパワーならやまめ乗りの方がいいと思いますから。
 R134でダッシュする場合は背中を伸ばして前傾し、踏み足主体回すと速く
 なります。
 今のところ松波から相模大橋くらいまでならやれます。

 見た目の悪さはどうでも良いと思ってるので、長時間でも続けられるなら
 堂城賢式フォームは良い方法だと思います。
 今後研究の余地は十分あると思っています。


今回はここまで

ありがとうございました。