南イタリアへの旅その③  ソレントの町 | ロンドン東京行ったり来たり by Bindi

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主人の転勤がきっかけでスタートしたロンドン生活。
そんな中で出会った場所や人、文化や食べ物なんかについて
綴っていきたいと思います。

ポジターノを後にし、今度はソレントへ向かいます。

こちらもまた船で。

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ポジターノで日に当たり過ぎた疲れがどっと出て、

道中は冷房の効いた船内でぐったり。

ソレントの港へ着いてもなかなかテンションが上がらず。

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早くホテルで休みたいと思ったものの、あいにくタクシーが見つかりません。

歩くことも考えましたが、

こんな高低差がある道を荷物と共に登るのは無理です。

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乗り場にはタクシー待ちのお客さんがぞくぞくとやってくるのに

一向に空車が来る気配がありません。

おまけにここは南イタリア、誰も順番に並んでなんていません。

ここに空車が来たら当然のごとくみんながそこに突進し、

後回しにされる可能性大です。

そうなるとこっちもお行儀の良い日本人のままではいません。

アドレナリンは全開で先回り策を講じ、何とか相乗りタクシーをゲット。

ホテルに着いた時も、最初に言われた値段より高いものを請求されましたが、

負けるものかと強気でやり返したら、あっさり引き下がっていきました。

こういうことにパワーを割かなくちゃいけないのはちょっとめんどくさいですが

これも旅の醍醐味ということにしましょう。



さてここからはソレントの町の様子です。

泊まったのは小さな中庭が可愛いB&B。

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荷物を置き、夕食のレストランに向かいます。

夕暮れの街並みは、海の匂いが漂う田舎町といった風情です。

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行き交う人も少なくはなく、

メインストリートもそれなりに賑やかなんですが、


やはり都会のそれとは違います。

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ここがお目当てのレストラン。

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海に面した、というより張り出しているテーブル。

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夕方の海風は冷んやり涼しく快適です。


こちらが今夜のメニュー。

新鮮でクリスピーなイワシのフリット。

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お店の人の一押しシーフードリゾット。

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さすが一押しなだけあって、鮮度・味ともに最高でした。

シンプルなものですが、レストランによってだいぶ違いがありますね。


ボンゴレパスタ。

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今回の旅で数々のシーフード料理をいただきましたが、

このレストランは、その中でも特に秀逸でした。

お店の人の行き届いた、

でも決して気取らない
サービスもとても印象的。

ソレントに行かれることがあったら是非立ち寄って見てください。


ホテルまでの帰り道、

港のはずれの小さなレストランで地元のおじさんやおばさん達が


外に椅子を出してテレビで古い映画を見ていました。

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通りかかった私たちを見るなり、とても自慢げにテレビを指差し

『ソフィア・ローレン!ソフィア・ローレン!』と連呼しています。

相当古い映画でしたが、

彼らにとってはイタリアの誇る永遠のヒロインなんでしょうね、きっと。



翌日はカプリ島へ足を伸ばします。

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まずは青の洞窟へ。

これが噂のボート渋滞。

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洞窟の入口はとても狭く、一艘づつしか中に入れないため

ハイシーズンにはこのように混雑するようです。

中はこんな感じ。

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神秘的な深い青色の世界です。

こちらは船頭さんに促されていきなり水に飛び込む息子。

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他にこんなことする人いませんでしたが・・・

海坊主みたい。


青の洞窟ももちろん美しかったのですが、

やはりここで特筆すべきはこのカプリの美しい景色かと。

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特に高台からの眺めは素晴らしく、

しばし猛暑で倒れそうなのも忘れ、立ち尽くしてしまいました。

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翌日はローカル列車でポンペイへ向かいます。

次回はそこからお伝えしたいと思います。