ポジターノを後にし、今度はソレントへ向かいます。
こちらもまた船で。
ポジターノで日に当たり過ぎた疲れがどっと出て、
道中は冷房の効いた船内でぐったり。
道中は冷房の効いた船内でぐったり。
ソレントの港へ着いてもなかなかテンションが上がらず。
早くホテルで休みたいと思ったものの、あいにくタクシーが見つかりません。
歩くことも考えましたが、
こんな高低差がある道を荷物と共に登るのは無理です。
こんな高低差がある道を荷物と共に登るのは無理です。
乗り場にはタクシー待ちのお客さんがぞくぞくとやってくるのに
一向に空車が来る気配がありません。
おまけにここは南イタリア、誰も順番に並んでなんていません。
ここに空車が来たら当然のごとくみんながそこに突進し、
後回しにされる可能性大です。
後回しにされる可能性大です。
そうなるとこっちもお行儀の良い日本人のままではいません。
アドレナリンは全開で先回り策を講じ、何とか相乗りタクシーをゲット。
ホテルに着いた時も、最初に言われた値段より高いものを請求されましたが、
負けるものかと強気でやり返したら、あっさり引き下がっていきました。
こういうことにパワーを割かなくちゃいけないのはちょっとめんどくさいですが
これも旅の醍醐味ということにしましょう。
さてここからはソレントの町の様子です。
泊まったのは小さな中庭が可愛いB&B。
荷物を置き、夕食のレストランに向かいます。
夕暮れの街並みは、海の匂いが漂う田舎町といった風情です。
やはり都会のそれとは違います。
ここがお目当てのレストラン。
海に面した、というより張り出しているテーブル。
夕方の海風は冷んやり涼しく快適です。
こちらが今夜のメニュー。
新鮮でクリスピーなイワシのフリット。
お店の人の一押しシーフードリゾット。
さすが一押しなだけあって、鮮度・味ともに最高でした。
シンプルなものですが、レストランによってだいぶ違いがありますね。
ボンゴレパスタ。
今回の旅で数々のシーフード料理をいただきましたが、
このレストランは、その中でも特に秀逸でした。
お店の人の行き届いた、
でも決して気取らないサービスもとても印象的。
お店の人の行き届いた、
でも決して気取らないサービスもとても印象的。
ソレントに行かれることがあったら是非立ち寄って見てください。
ホテルまでの帰り道、
港のはずれの小さなレストランで地元のおじさんやおばさん達が
港のはずれの小さなレストランで地元のおじさんやおばさん達が
外に椅子を出してテレビで古い映画を見ていました。
通りかかった私たちを見るなり、とても自慢げにテレビを指差し
『ソフィア・ローレン!ソフィア・ローレン!』と連呼しています。
相当古い映画でしたが、
彼らにとってはイタリアの誇る永遠のヒロインなんでしょうね、きっと。
彼らにとってはイタリアの誇る永遠のヒロインなんでしょうね、きっと。
翌日はカプリ島へ足を伸ばします。
これが噂のボート渋滞。
洞窟の入口はとても狭く、一艘づつしか中に入れないため
ハイシーズンにはこのように混雑するようです。
中はこんな感じ。
神秘的な深い青色の世界です。
こちらは船頭さんに促されていきなり水に飛び込む息子。
他にこんなことする人いませんでしたが・・・
海坊主みたい。
青の洞窟ももちろん美しかったのですが、
やはりここで特筆すべきはこのカプリの美しい景色かと。
しばし猛暑で倒れそうなのも忘れ、立ち尽くしてしまいました。
翌日はローカル列車でポンペイへ向かいます。
次回はそこからお伝えしたいと思います。