
□作品オフィシャルサイト 「つぐない」
□監督 ジョー・ライト
□原作 イアン・マキューアン「贖罪(新潮社刊)」
□脚本 クリストファー・ハンプトン
□キャスト キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、ロモーラ・ガライ、シーアシャ・ローナン、
ブレンダ・ブレシン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、パトリック・ケネディ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュノ・テンプル
■鑑賞日 4月13日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
桜の花を追い求めて、しばらくシネコンから足が遠のいていたが、久しぶりに(ほぼ20日ぶり)に映画を観た。
それが『ノーカントリー』がオスカー受賞したものの作品賞にノミネートされていたのが本作。
最近のキーラ・ナイトレイはいまいちしっくりこない部分が多かったが、果たして今作ではどうなのか。
アカデミー賞にノミネートされた実力はあるのかどうか、自ずと期待せずにはいられない。
『フィクサー』も公開されたことだし来週は観なきゃ(笑)
原作はイアン・マキューアンのベストセラー小説。 映像化はなかなか難しいとされていたが、
多少シーンシーンをフィードバックさせて描き出していく(ややわかりにくい部分もあったり、
その手法にデジカメではなかったけど『バンテージポイント』を思い出したり)。
ストーリーは作家を目指す多感な少女ブライオニー(シーアシャ・ローナン)の不用意な一言で、
ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)に無実の罪を着せてしまう。 そして、セシーリア(キーラ・ナイトレイ)との
仲も切り裂いてしまう。 ブライオニーが自身の成長とともに犯した罪の大きさを回顧し、葛藤の懺悔の
気持ちを戦時下という中で更に不自由な時間と葛藤に苛まれていく。
身分の違いこそあれ、セシーリアとロビーはブライオニーの小さな悪戯でその愛に確信を得、
愛を燃え上がらせる。 しかしながら幼い日のブライオニーには同時にロビーへの淡い恋心も抱いている。
その気持ちもある事件で人生を変えてしまう展開を迎える。
それぞれが心に傷を持ったままで、戦争という片時も安堵の時を過ごせないなか、
二人への懺悔の気持ちは日に日に増す。
そのブライオニーの成長を、その時代ごとに3人の女優が演じている。 微妙に揺れる少女時代を
新人のシアーシャ・ローナンが、娘時代をロモーラ・ガライが、そしてもっと登場してほしかったが、
大作家となった晩年を名女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが。 もう燻し銀の語り口に思わずその彼女の
人生が鮮明に見えてくるようなレッドグレイヴの素晴らしさ。 そして少女時代のシアーシャ・ローナンも
新人とは思えないぐらいの演技で答えてくれている。 レッドグローヴの演技はもう少し観たかったかな
余談になっちゃうけど燻し銀といえば、ロビーの母親役を演じていたブレンダ・ブレシンを久しぶりに観て、
『ガールズ・ナイト』をまた観たくなっちゃいました(笑) 女性で観ていない方お時間あれば観てみて下さいね~
しかしながら難しいとされていたこのストーリーも、何故か本質に近づきそうで近づききれないような
感じがしてならなかった。 今回のキーラもイマイチしっくりこなかったのは僕だけだろうか。
いや、隣りでかみさんもイマイチと(爆)
「贖罪」とは、読んで字の如く罪の贖い。 一つは自分の犯した罪や過失を償うこと善行を積んだり、
実際の行動によってつぐなうこと。 もう一つはキリストが十字架にかかって犠牲の死を遂げることによって、
人類の罪を償い、救いをもたらしたというキリスト教の教義。

なんとなくブライオニーはこのブックジャケットの少女のイメージの方がいいような(笑)