“自分の事を棚に上げる”よくある話です。自分を正当化するためには、隠しておきたい事柄が誰にでも少しはあるでしょう。
でも、いつも自分が正しい、間違っていないなんてばかり言っていると、棚に上げるものが多くなってきます。
棚のものを下ろして、ちゃんと正直に事実を話す。悪いことをしたなら謝るっていうのも大事だと思います。そうすれば、棚も片付きます。
仏教の用語に自業自得という言葉があります。すべての不結果は、以前に自分が行った良くない行為の報いに基づくとする考え方です。
結局、自分が棚に上げたものは消えることはないのです。嘘やごまかしは、いずれ自分に帰ってきます。ちゃんと棚に上げたものを整理整頓して、自分の頭の上に落ちてこないようにしないといけません。
さて、そろそろ師走も近づいてきました。自分の棚もちゃんと大掃除しないと・・・
今日、そんなことを思いました。あぁ、小事を気にせず、流れる雲の如し、、、そんな心境とはほど遠いなぁ～（反省）
支那に皆喜禅師という人ありき。何でも「好し好し」と言うに名付く。雨が振れば、「雨も好し好し、本が読める」。晴れれば「仕事が出来るから好し好し」と。親しき人来たり。「家内突然死せり」と泣いて告ぐ。師曰く「それもまた好し好し」と。「それは余りにもごむたいではないか」と。師曰く「汝のその言も又好し好し」と。日々是好日とは、風流ならざるところも又風流の境界がもたらす大安楽底なり。過ぎたることは善悪共に過ぎておる。要は本当の即今を本当に生きることである。今を本当に生きるとは、過去を本当に過去たらしむことである。