藤田美術館
2022年4月にリニューアルオープンしました。
前を何度か通っていましたが、初めて建物に入りました。
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11月は「妖」「江」「護」3つのテーマについての展示されています。
月毎にテーマの会期がずれ、毎月違う展示内容になるという趣向です。
*2023年度のスケジュール
以前の藤田美術館は、蔵を利用していたそうです。
リニューアル後も、重厚な蔵の扉が使われています。
「妖」で驚いたのは
小野小町坐像 16〜17世紀
画像お借りしました
能に『卒都婆小町』という演目があり、100歳の小野小町が登場するそうです。
冒頭の卒塔婆に腰掛けているところでしょうか。
皮膚や骨格のリアルさにぞくっとしました。
かつて天理市に大伽藍を誇った内山永久寺に伝来したといいます。
明治期に廃寺となり、多くの文化財が失われました。
幽霊・髑髏仔犬・白蔵主 長沢芦雪(部分)
画像お借りしました
仔犬とドクロ。
幽霊図を含む三幅だから、こんなのもありなのかも。
「護」では仏教の法具がさまざま展示されていました。
金銅五鈷鈴
密教の法具は、実際にどうやって儀式に使うのかわかりませんが、何やら見えない力が宿っている存在感がありました。
「江」は藤田家の茶会で使われた、茶道具が何組か展示されていました。
明治期の実業家、藤田傳三郎から3代に渡って蒐集されたコレクションには、茶道具も多く含まれています。
定期的に、建物のガイドツアーやイベントも開催されています。
多宝塔
江戸時代初期に高野山に建立されていましたが、大正期に藤田家庭園に移築されました。
こんなんもってくるなんて、すごい一族です。
茶室への敷石
夕方近くでしたが、庭師さんが熱心に手入れされていました。
来年は
国宝 曜変天目茶碗 を観にこなければ!!
2024年6~8月に展示予定とうかがいました。
画像お借りしました
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美術館の西側は、藤田邸跡地が公園になっています。