●木のまな板は自分自身が傷つくことで包丁の刃先を痛めない。
●木のまな板の傷は木の収縮によりある程度は傷が閉じる。
●油分を多く含む榧は耐水性に優れる。
●黒ずみや染み等はカビでは無い。
(完全乾燥材のまな板を努力してカビを
培養することが逆に難しいのではなかろうか?)
●黒ずみや黒染み等は包丁の鉄分。(今回健司さんにお聞きした)
 

 

木材のまな板に関するご研究は勉強になり説得力があるが

合成ゴム製まな板とカッティングボードに関しては

実際に入手してご研究はされていなさそうに思えてしまった。

 

(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)

 

まずは合成ゴム製まな板について。

1956年創業の「アサヒゴム株式会社」様は布靴生産でスタートした。

1961年より自動車及び、商業用ゴム資材に着手し、

アメリカの「Goodyear」社のまな板を参考にゴム製のまな板

開発に乗り出した。

試作品は刃当りが硬く料理人に不評で

木のまな板の刃当りに近づける為に

木粉を混ぜてはどうだろう?というアイデアで

木粉の粒度、ゴムと木粉の配合比率を比較研究して

1965年に『クッキンカット』が完成した。

2016年に「パーカーアサヒ株式会社」に社名変更している。

1985年より家庭用向けの『クッキンカット』の発売を開始しているが

業務用と比較してゴムの質も劣り、木粉も配合されておらず

別物の印象である。

電話で問い合わせて、ダメ元でお聞きしてみようかと思ったが止めた。

多分、「ウッドプラスチック」と製法は似ているであろうから。

木粉は

製材端材、

建築廃材、

間伐材、

であろう。

産地や樹種にこだわっておられる可能性もあるが、

企業秘密で教えてはもらえまい。

ウッドプラスチックに使われる木粉の参考粒度は100μm~

500μmだそうだ。

1μm(マイクロメートル)=0.001㎜である。

μmとかの単位を使わず、0.1㎜~0.5㎜と書けよ!!

合成ゴムまな板も似た感じだろう。

合成ゴムは食べても吸収消化せず、

便と一緒に排出されるので人体に害は無いという

話にはなっているようである。

木の研削粉塵を多く吸い込むと健康被害が生じる。

木材も人体に決して優しいわけでは無いとうことだ。

 

『クッキンカット』は木粉を混ぜることで

比重が更に幾分重くなるようだ。

びりたんが購入した本榧まな板(350×210×25㎜)の

重量は914.8gだが

同サイズのものを木粉入り業務用クッキンカットで作ると

びりたんの計算が合っていれば2.2kgになる。

約2倍(1.28㎏増し)重くなる。

 

 

業務用なので比較の上では小振りなものでも

500×250×15㎜(2.4㎏)と巨大なものしか無いので

240×190×15㎜(Amazon販売価格8,800円)を

購入してみることにした。

0.87㎏程度の重量だろうか?

 

購入当初はゴム特有の匂いがある。(食材に匂いは移らない)

刃傷がつき易く表面が薄く削れる。

油染みは生じる。

染み汚れはかなりつき易く、

頻繁に熱湯消毒や漂白をしないと取れない。

という口コミのようである。

刃傷の生じ具合を自分で試したい、

どんな研削カスが生じるのかを見たい、

の2つが楽しみだ。

 

 

自分で修正が可能なようだ。

まな板だからある程度は平面が波打っても良さげに

思うので、素人の研磨で十分じゃないかなあ?

 

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次は外国由来のカッティングボードについて。

 

 

ピザ、パン、チーズ、ハム、果物等を

主にこういうギザギザ刃のブレッドナイフ等で

カットする際の受けなので硬い樹種が使われてるのが元らしい。

日本のまな板みたいに食材を細かく刻む仕様では無いんですね。

また日本と違って豊富な樹種に恵まれていないので

適正材を比較検討し尽くして作られたものでもない

という事情もありそうだ。

 

1)デンマークのKEVNHAUN (ケヴンハウン)様

は油分の多い無塗装のアカシア材を使用。

2)ブラジルのTRAMONTINA(トラモンティーナ)様

はチーク材にオイルを塗布仕上げしている模様。

3)スウェーデンの Skandinavisk Hemslojd(スカンジナビスク・ヘムスロイド)様

はカバの木科広葉樹の「Alder(アルダー)」材に

亜麻仁油等を浸透させており、使い始めは油が染み出るほどだそう。

 

その他、国産のカッティングボードも口コミも含めてチェックしてみたが

こだわりのカッティングボードがウレタン表面塗装仕上げのわけがないですね。

 

山桜、栗なんかのものもあるようだ。

 

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熊須碁盤店様製造のまな板受け。

比較の上では一番水切りが悪いパーツになるが

あっという間に乾くので傷みそうには思えない。

 

 

裏面に25㎜厚のまな板用とボールペンで

メモが書いてある。

 

 

28.4g。

 

 

A部分とB部分は仕上がった際に僅かに喰い込みが

生じるように加工してある。

こういう喰い込ませは加工では常套手段である。

職人によって加工方法は異なる。

どういうアイデアでこの溝をくり抜いたのかを

推理する手掛かりだ。

 

 

同サイズ(350×210×25㎜)のまな板は8,000円だったが

碁盤をまな板にした油分の多い赤味のまな板を

隠し在庫から出してくれた。

4,000円増しだが、小口以外は水を吸わず乾燥が早い印象。

 

 

まな板の重量は91.48kg。

雌の榧より重いらしい。

油分も多いなら確かに重そうだ。

 

 

角度によって盤面全体に何か模様が見える。

何だろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

側面も模様が見える。

 

 

 

 

 

榧の立ち木は木目に沿って、この天地向きである。

根から導管を伝って葉の方に水分を送るので

この向きにまな板を立てると、地側の木口が

染みになるらしい。

 

 

これについては、榧の端材でこれから実験してみる。

エッジが面取りしておらず、ピン角なので触ると痛い(笑)

 

 

高級な将棋盤の木目みたいだ。

 

夏に成長した淡い色合いの夏目は柔らかく、

冬に成長した濃い色合いの冬目は硬い。

だから柔らかい夏目に沿って深い刃傷が入らぬように

包丁のカット向きは木目に対して垂直方向ですと。

なのでこの向きにまな板を立てるとまな板の刃傷で水滴が止まり、

溜り、刃傷に沿って黒ずむのですと。

 

 

そういう理屈でまな板を乾燥の為に干すのは横向きが正解なのですと。

ちなみにここに干そうと思っていたが

片手では収納しにくいので

 

 

テーブルに置くことにした。

 

このように斜めに傾けるのがベストらしい。

 

 

小傷はこんな感じ。

 

 

朝食を食べてる間に木口地側以外は乾いてしまう。

 

 

調理スペースが広くなってネギも落下し難くなった。

※ネギ食べると喉の粘膜が強くなり

めっきり風邪を引かなくなる。

 

 

また、めっちゃ刃当たりが良くなった。

野菜等の色素でまな板が染まらぬように

まな板は使用前に濡らして表面に水の薄い

被膜を作ってあけるのが良いらしい。

濡れた布巾で拭くなど、濡らし過ぎぬ方が

乾きも早いのでは?と思った。

しかし、最後に洗い流すと変わらないので

試行錯誤してみる。

 

 

バナナは茎からエチレンガスが多く発生し、

追熟が進み、黒くなるので茎をラップで覆ってあげていた。

しかし、

1)ラップがもったいない

2)片手ではやり易くは無い

3)ラップが外れやすい

等の事情があり、ダイソーの

枝切ハサミでカットするようにした。