上手や下手の考えが書かれており、とても勉強にはなった。
びっくりした。
全208ページ。
発刊年等の記載が無いタイプの棋書である。
田中省二様は「六枚落ち」を「金銀」と呼んでおられた
大山康晴十五世名人世代の方であることは間違いない。
1967年出版と思われる。
松田茂行八段監修シリーズで
「下手駒落ち必勝法(飛車・角落ち)」(飛車落ち・角落ち)も
別に存在する。
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
【六枚落ち編】
1)右翼撃破法
手合割:六枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△4二玉 ▲7六歩 △7二金 ▲2六歩 △2二銀 ▲2五歩
△3二金 ▲1六歩 △7四歩 ▲1五歩 △7三金 ▲1七香
△6四金 ▲1八飛 △3四歩 ▲1四歩 △同 歩 ▲同 香
△3三銀 ▲1二香成 △5四歩 ▲2一成香 △5三玉 ▲1二飛成
△4二金 ▲3三角成 △同 金 ▲4二銀 △6二玉 ▲3三銀成
△7三玉 ▲4三成銀 △7五歩 ▲6一金 △3五角 ▲4八銀
△7二銀 ▲5一金 △7六歩 ▲7八金 △8四歩 ▲5二金
△8三銀 ▲5三金 △8五歩 ▲3六歩 △2六角 ▲1六龍
まで48手で下手の勝ち

上手は急がしくも多忙である。
まともに指しては勝ち味がない。
下手の動きを見ながら得意の自在性を
発揮せねばならない。
多分に盤外のカケ引きも必要になろう。
下手を幻惑しマギレに引き込むのである。
上手の指し手はむつかしいものである。
2筋を破らせないことが上手の当初の主眼である。
上手の右金は唯一の攻め駒と言ってよい。
数少ない駒を1枚も遊ばせることなくフルに使うことに苦心する。
あわせて下手の大駒の働きをいかに封じるか。
上手はとにかくいそがしい。
下手は全体をしっかりと見て
自陣は堅く金1枚の攻めでつぶされるはずが無いと知こと。
受からない端を無理やり受けてはそれだけ傷が大きくなり早く負ける。
上手のコツは決定打を与えず勝負を長引かせること。
上手は当りになってからでは遅いので一手早く狙われた銀を
肩透かしで早逃げするのがコツ。
△54歩は玉を広くしつつ△55歩と角の利きを止める手を狙っている。
飛車の直射は嫌なので玉を早逃げし、
破られてからが勝負と金を引き寄せる。
△44玉だと▲22龍で金取りが受からないので△62玉の一手。
△44角打も消している。
俗手の▲61金に対し△35角。
▲51金は緩手のようだが上手は持ち角も打ってしまい形が決まり
下手を安心させ、持ち駒が全然無い。
下手はゆっくり指せば自然に寄りが見えてくる。
↑
下手はまさかの受け潰しwww
角を奪って龍を12に入り直すそう。
左翼撃破法
手合割:六枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△4二玉 ▲7六歩 △7二金 ▲6六角 △8二銀 ▲9六歩
△7四歩 ▲9五歩 △8四歩 ▲同 角 △8三金 ▲6六角
△7三銀 ▲8六歩 △6四歩 ▲5六歩 △5二金 ▲8八飛
△6三金 ▲7七桂 △2二銀 ▲8五歩 △7五歩 ▲同 角
△7四金左 ▲5七角 △6五歩 ▲7八銀 △4四歩 ▲5八金右
△5四歩 ▲8七銀 △6四銀 ▲8六銀 △5五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲4八角 △5六歩 ▲8四歩 △同金上 ▲7五銀
△5七歩成 ▲同 角 △5六銀 ▲7四銀 △5七銀成 ▲同 金
△7四金 ▲8三飛成
まで50手で下手の勝ち

上手は苦肉の紛れを求めての歩突きなので
歩得は大きく、上手に怯えず角で取る一手。
歩得した筋を狙え。
角の退路を確保する。
『敵の出方とか、応手に対処することこそ、
上達の近道であり、ヨミに深みが刻まれよう。』
▲85歩の前に桂の援軍を送るのが正しい時機であろう。
下手は居玉で戦うべき。
上手を攻め潰す気迫が欲しい。
角の逃げ場所は57が本筋で48に逃げると
角の働きが一手遅れる。
↑
これは納得いかない。
後の展開を考えても先に当りを避ける
▲48角の気がするんだけど?
棒銀が紛れを避ける下手の唯一の攻め。
下手は当りを避けて角の早逃げ。
↑
この局面で角を早逃げする感覚は勉強になるな。
結局、角と銀の交換に応じるにしても
1歩と1手得になるわけね。














