週に5日、市営駐車場から就労移行支援事業所のあるビルまで
路面状態の良い平地のみの600mを歩いている。
片麻痺患者は現在地の風速、雨量予報も分かる
スマホアプリの「ウェザーニュース」チェックは必須と思う。
雨量20㎜を超えると目的地のビルまでの歩道は水掃けが
悪く、歩道は全面水溜りで長靴が無いと
靴の中まで浸水せずに歩くことは不可能になる。

長靴が届いたので今後、雨量毎に水溜りの深さを測定する予定だ。
10時から15時までずぶ濡れになった靴を履いていたら
装具も靴も臭くなり、足は水虫になってしまうに違いない。
出先では靴を乾かすドライヤーは使えない。
履き替える靴、靴下を用意するなら背中にもお腹にもリュックを背負って
荷物が膨大になる。
ということで装具の上から履ける長靴購入を考えた。

【びりたんが晴天時に履いている徳武産業様の外科開き靴】
健常右足:27.5㎝、
麻痺左足:28.5cm

【「ネットショップ直送受け取りサービス」で
「長尾製靴所」様に直接配達してもらった長靴】
「ミドリ安全株式会社」様の
作業長靴ワークエースW2000(28㎝)と
作業長靴ワークエースW2000(31㎝)。
余った28㎝の左と31㎝の右は他の足が大きいお客様の
サンプル製作等にお役立て下さいと頼んだ。

7月9日:「ミドリ安全株式会社」様に長靴を注文
7月11日:佐川急便で「長尾製靴所」様に直送の長靴到着
7月20日:完成品の長靴が我が家にヤマトの代引きで到着。

長靴31㎝1足3,432円
長靴28㎝1足3,432円
福井県までの送料450円
長靴片足のみ加工賃7,800円
福岡までの送料800円
ヤマト代引き手数料400円
総合計16,314円。
完成品受け取りまでの期間:10日。

 

 

 

 

 

 



【長靴の使用感】
改造無し右足28cmの履き口の筒周は47cm。
改造して頂いた左足31㎝側の履き口の筒周は77cm。
装具のかかとからつま先までの全長よりも大きく開くので
履き難さもそれに伴うストレスも特に無い。
マジックベルトで締るのでブカブカで歩き難いということも無い。
28cmまでなら「長尾製靴所」様に長靴の在庫があり、
サイズ違いでも作って頂けるようなので
びりたんみたいに2足買わずに済むのでお得と思う。
金属支柱付き装具の場合は3㎝くらい大きな長靴が
必要なので足サイズが25㎝くらいまでになるが、
往復の送料を支払えばサンプルを貸して頂けるようです。
歩き難さは健常足側で長靴を履いた程度増すぐらいと思います。
医学的知識もある
長尾浩和さんと
相沢海杜さんのお二人の義肢装具士様の
お墨付きの製品と言えますので
1)平地限定で

2)安全教育を受けた上で

3)身体能力にもよるが
片麻痺患者が履くのは安全上許容範囲と思う。


徳武産業株式会社様は私が退院した2021年時点では
装具の上から履ける長靴「あゆみレイン」(28㎝まで)を販売されており、
地元の福祉用品展示施設にサンプルが展示してあったように記憶している。
2019年秋号の福祉用具情報誌にも「NEWあゆみレイン9,800円」は

掲載されている。
2024年現在は製造中止になっているので
雨天時の長靴歩行が安全第一に反して危険だから
製造中止とされたのでは無いか、その点だけが
気になったので問い合わせてみた。
後継品発売に向けて企画開発を進めていたが
諸般の事情により製造及び発売の見通しを立てることが難しく、
現時点では今後の販売も含め、お客様へご案内が難しい状況とのこと。
発売の見通しが立たず大変長くお待たせしているが
弊社の靴の取扱店舗様の中に長靴等の加工販売を

行っておられる会社様がございますと、
「長尾製靴所」様を案内して頂いた。