六枚落から『車角落』までの新戦術って
表紙が誤植してる。
びりたんが入手したのは1966年の初版では無く、
カバーデザイン違いの1969年のものっぽい。
第何版かも記載が無いので不明だ。
改訂版では無く、中身は同じの表紙違いの予想。
五枚落ちは左桂馬落ちのみ。
二枚落ち以上は
飛香落ち、飛車落ち、角落ち、香落ちまで。
六枚落ちも四枚落ちも二枚落ちも一般的な駒落ち定跡と違う手順が
解説されているということなので楽しみにしていた。
「AobaKomaochi」の定跡外しに六枚落ち下手でもうどう指して良いか
さっぱり見えなくなっており、この長口司郎さんの本書と
津村常吉さんの「駒落将棋の必勝法」(1959年)が
対策のヒントを学べるかもしれない棋書の最後の砦のように感じていた。
ここも「車角落」になってる。
香車落ちまで解説されてもいるので
意味が分からないなあ。
略字書体の将棋駒は「並彫り」と似てるけど「黒彫り」と呼ぶっぽい。
何で将棋盤も将棋駒も安価なものを表紙に使ったのだろう?
煙草と灰皿まで写していて不思議だ。
津村常吉さんの「駒落将棋の必勝法」(1959年)は県外大阪の
図書館から取り寄せるべく、手配中。
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
手合割:六枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△3二金 ▲2六歩 △2二銀 ▲2五歩 △6二銀 ▲1六歩
△4二玉 ▲1五歩 △3四歩 ▲1七香 △3三玉 ▲1八飛
△2四歩 ▲同 歩 △同 玉 ▲2八飛 △2五歩 ▲3八銀
△2三銀 ▲2七銀 △3五歩 ▲1六銀 △3四銀 ▲7六歩
△3三金 ▲2五銀 △同 銀 ▲同 飛 △同 玉 ▲3三角成
△1六銀 ▲2七歩 △1七銀不成 ▲同 桂 △1六玉 ▲2八銀
1筋雀刺しに対して玉上がりから△24歩の紛れ。
以下、下手は端攻めを諦め、銀を繰り出し玉頭を攻める。
ひと目、こんな攻めは決まらないと分かる。
手合割:六枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△4二玉 ▲7六歩 △8二銀 ▲6六角 △7二金 ▲9六歩
△6四歩 ▲5六歩 △7四歩 ▲9五歩 △7三金 ▲9四歩
△同 歩 ▲同 香 △8四金 ▲9八飛 △9五歩 ▲9二香成
△7三銀 ▲5七角 △2二銀 ▲8六歩 △7五歩 ▲同 歩
△5二金 ▲7七桂 △6五歩 ▲8五歩 △9四金 ▲9六歩
△同 歩 ▲同 飛 △9五歩 ▲7六飛 △6三金 ▲4六角
△5四歩 ▲4八玉 △3四歩 ▲3八玉 △4四歩 ▲3六歩
△5三玉 ▲8二成香 △5五歩 ▲同 角 △6四銀 ▲2八角
△3三銀 ▲7八銀
まで50手で中断
「角を切るな」ということで▲92香成の変化。
△84歩の紛れも解説されてるが通用しない手順っぽい。
手合割:六枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△3二金 ▲7六歩 △3四歩 ▲1一角成 △2二銀 ▲1二馬
△4二玉 ▲2六歩 △3一金 ▲2五歩 △3三玉 ▲1六歩
△5二金 ▲1五歩 △4二金寄 ▲1四歩 △同 歩 ▲1八飛
△3二金寄 ▲1四飛 △1一歩 ▲2二馬 △同金寄 ▲1一飛成
△2一金寄 ▲1六龍 △6二銀 ▲6八金 △5四歩 ▲3八銀
△7四歩 ▲6九玉 △5三銀 ▲1四歩 △1二金上 ▲1三銀
まで36手で下手の勝ち
空成りを誘う奇策に角を成れという変化。
上手は△32銀~△21金では無く、△11歩の
筋で馬を消す方針っぽい。
手合割:左五枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△3二金 ▲7六歩 △2二銀 ▲2六歩 △2四歩 ▲2五歩
△同 歩 ▲同 飛 △2三金 ▲2八飛 △2四歩 ▲3八銀
△4二玉 ▲2七銀 △3四歩 ▲3六銀 △3二玉 ▲7八銀
△5二金 ▲5六歩 △4二金 ▲7九角 △3三銀 ▲2五歩
△同 歩 ▲同 銀 △2四歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 角
△同 金 ▲同 飛 △2三銀 ▲2八飛 △3三金 ▲7七銀
△4四歩 ▲6六銀 △6二銀 ▲5二金 △7一銀 ▲5三金
△3五歩 ▲5五銀 △3四角 ▲2六飛 △2四銀 ▲5四金
△2五銀 ▲2八飛 △2四金 ▲4四金 △5六角 ▲3三銀
△2三玉 ▲2四銀成 △同 玉 ▲4六銀 △2六歩 ▲4五銀
△6七角成 ▲2六飛 △同 銀 ▲3四金
まで64手で下手の勝ち
五枚落ちは左桂落ちのみ。
六枚落ちの△24歩の紛れと考えたら六枚落ちの参考にもなる。
手合割:左五枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△3二金 ▲7六歩 △2二銀 ▲2六歩 △2四歩 ▲2五歩
△同 歩 ▲同 飛 △2三金 ▲同飛成 △同 銀 ▲3三角成
△6二玉 ▲2三馬 △2五飛 ▲5六馬 △2九飛成 ▲2八銀打
△2七歩 ▲3八金打 △2八歩成 ▲同 銀
なぬぅ!!
そんな手があるのか?
こう進むならなあ。
AobaKomaochi相手にはもちろんそんな風には進まない(笑)
手合割:左五枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△3二金 ▲7六歩 △3四歩 ▲1一角成 △2二銀 ▲1二馬
△5二金 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △4三金右 ▲3八銀
△4二玉 ▲2七銀 △3三金寄 ▲2六銀 △6二銀 ▲1五銀
△5四歩 ▲3六歩 △5五歩 ▲7五歩 △7一銀 ▲4六歩
△8二銀 ▲8六歩 △6四歩 ▲8五歩 △5三玉 ▲8八飛
△6五歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲8八飛
△6三玉 ▲2一馬 △5三玉 ▲3五歩 △4三玉 ▲8四歩
△同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲6四飛
まで46手で中断
左五枚落ちバージョンの空角成り誘いの奇策もあるらしい。
手合割:四枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△6二銀 ▲7六歩 △5四歩 ▲5六歩 △5三銀 ▲4八銀
△4四歩 ▲4六歩 △3二金 ▲2六歩 △6四歩 ▲6六歩
△7二金 ▲6八銀 △7四歩 ▲7八金 △4二銀上 ▲6七銀
△3四歩 ▲3六歩 △4三銀 ▲4七銀 △3三桂 ▲3七桂
△2四歩 ▲4八玉 △7三桂 ▲7七桂 △5二玉 ▲3八金
△8四歩 ▲8六歩 △8三金 ▲8七金 △2三金 ▲9六歩
△9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲2九飛 △6三玉 ▲7九角
△5二玉 ▲5七角 △6三玉 ▲9八香 △7二玉 ▲9九飛
△8二玉 ▲9五歩 △同 歩 ▲同 香 △9三歩 ▲7五歩
△同 歩 ▲7四歩 △6二銀 ▲6五歩 △同 桂 ▲同 桂
△同 歩 ▲7五角 △5二銀 ▲4二角成 △6三銀左 ▲7五桂
△7四金 ▲6三桂成 △同 銀 ▲7五歩 △7三金 ▲9三香成
△7二玉 ▲5一馬
まで74手で下手の勝ち
四枚落ちは下手居飛車も掲載されてるけどツノ銀も。
「位負けしないことが大切で、位負けはツノ銀の
威力を半減してしまう」と解説されてるし、
棋士やAobaKomaochi相手には位負けを
許さないことは難しいんだろうなあ。
手合割:二枚落ち
下手:あなた
上手:あなた
△6二銀 ▲7六歩 △5四歩 ▲5六歩 △5三銀 ▲4六歩
△4四歩 ▲6八銀 △3二金 ▲4八銀 △7二金 ▲4七銀
△6四歩 ▲6六歩 △7四歩 ▲6七銀 △3四歩 ▲3六歩
△2二銀 ▲2六歩 △4三金 ▲7八金 △4二玉 ▲3八金
△7三金 ▲7七金 △9四歩 ▲9六歩 △6三金 ▲7八金
△3二玉 ▲4八玉 △6二銀 ▲3七桂 △7三銀 ▲2九飛
△8四銀 ▲5九飛 △7三桂 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 飛
△5四歩 ▲5九飛 △3三銀 ▲5六銀左 △7五歩 ▲6七金
△7六歩 ▲6五歩 △同 歩 ▲2五桂 △2二銀 ▲4五歩
△同 歩 ▲4四歩 △5三金左 ▲4五銀 △2四歩 ▲3四銀
△4二歩 ▲6四歩 △同金直 ▲4三歩成 △同 歩 ▲2二角成
△同 玉 ▲4二銀 △5二金 ▲3三桂成 △同 桂 ▲同銀上成
△2一玉 ▲3四桂 △3一角 ▲同銀成 △同 玉 ▲5三角
まで78手で下手の勝ち
二枚落ちもツノ銀も解説されてる。
飛車角の活用は急がず、
位負けにならぬよう二枚銀の進出を急ぎ、
上手の金には金で対抗して捌きを封じる、
△84金には▲86金と歩交換を許さない、
ですと。
玉飛接近形で中飛車に。
くさびを打ち込んで
角を叩き切るらしい。
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
一意見としては勉強になった。