http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-10f1.html
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とんな手口でアマ三段を六枚落ちで負かすのか
ラスボスみやた先生にちびりながらも
ご指導いただきました。
みやた先生は香車で田楽刺し狙いでこられました。
定跡書にも載っています。
角の利きを足すことを、下手が知っていると、
玉が戦場に近づいたデメリットが強調されるので
リスキーな手順でもあると、先崎さんの
本にも解説されています。
飛車を成るか、角を成るか迷うところですが
万が一に備え、角頭をいじめられる
負け筋を警戒して、角を成り、
馬を自陣に引きつけました。
馬の利きが絶大で上手は手出しが出来ないだろうと
思っていたら、ガンガン中央から盛り上がってこられて
雲ゆきが怪しくなってしまいました。
そこで馬を引き、焦点をひとます下げて
駒数が足りるように受け、
上手の盛り上がった金銀の裏を攻めるべく、
▲13馬と、敵陣に戻しました。
我ながら上手く方向転換できたとおもいます。
上手は楽しみができたと思えた局面から、
手薄になった裏門から攻められ、
受けようが無くなり、投了となりました。
手合違いです&六枚落ちは卒業です、で
さようならかと思ったら、感想戦等の代わりに
弟子のさいとう先生をどのように負かしたのかを
教えて下さりました。
下手9筋角切り定跡に対する、この上手の変化
だったそうです。
定跡書にもちゃんと対応策が書いています。
さいとうせんせいはお調子者なのか
「先生、この歩はただですよ(笑)」と
同角とエサに食いついてきたそうです。
そして上手は角取りに金を出ます。
ここで角を引いても角を成り込んでも下手十分です。
みやた先生はまた口三味線を弾いたそうです。
「あっ、うっかりしたー。
角を成られるやん」と。
で、角を成ってきたところで
金を寄って、
51金で下手の馬死んだねとやられたようです。
この後の手順も定跡書に書いてあり、下手勝ちですし、
定跡書を読んでいなくとも、
三段の棋力があって、ここから勝てないというのも
信じられませんが精神的ショックもあり、最後は王手飛車を
下手がくらうというオチもあり、
下手負けとなったそうです。
この話には後日談があり、奨励会入が決まった
際には、飛車落ちで対局することになったそうですが、
「せんせー、僕が負けたらずーまん円・・・(略)」と、懲りずにおっしゃっていたそうです。
同じお弟子さんでも、本田先生と違い、
さいとう先生は、おっちょこちょいなところがあるところも
個性的で面白いようです。
みやた先生はお弟子さんの活躍に嬉しそうな顔を
されていました。
神吉先生の駒落ち上手についても
お話して下さいました。
そのお話から推測するに、私はこう推測しました。
神吉先生は角のカラ成りを
誘って来たりすると、確か
先崎先生の本で読みました。
神吉さんが4段を負かしたという伝説の
実際の棋譜は、こんな手順もそのひとつでは
なかろうか?ということです。
ほな、角道開けときまっか。
ありゃ、わしの大切な角ちゃんが
おりませんやんか。
あいたたた・・・
とか口三味線付きで。
角のカラ成りを誘い、
蓋をします。
金取りにこう指すのは不正解です。
定跡書にも書いています。
玉が寄ってきて、角は取られます。
正解はこっちに逃げます。
以下、下手は2筋の歩を突いて行きます。
無理矢理上手が馬を取りにきたら
「と金」が出来る変化となり!下手勝ちです。
この後の変化は定跡書でご確認下さい。
そもそも角を成らずに、普通に9筋角切定跡を
下手に狙われると、この歩付きは
無駄手となり、一手の遅れが出るので
リスキー過ぎる手です。
これも定跡書に書いています。
確実に下手は挑発に乗って来ると
下手の心理を読むのに長けた神吉さん
ならではの度胸のある指し方でしょう。
みやたせんせいはこの局面で大切な手があると
教えて下さりました。
「成り駒は引いて使え」で▲14馬〜▲13成香〜
23成香だそうです。
6枚落ちの手合で一番覚えて欲しい感覚なのだそうです。
さてさて、みやたせんせいにご指導頂いて、
お話をうかがって、びりたんなりの結論がでました。
さいとう先生に関しては、6枚落ちをしっかり
勉強していれば初段なくても勝てるような
お粗末なトラップにはまって負かされていました。
神吉さんに負かされた方々も似たようなものでは
無かろうか?ということです。
https://shogipenclublog.com/blog/2016/09/19/immature/amp/
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谷川さんに飛車落ちで勝った人を六枚落ちで
神吉さんは負かしたと書かれていますが
未確認飛行物体情報=UFOみたいに、
棋譜もありませんし、被害者はどなたかも
伏せられています。
この具体性を欠いた先崎さんの文章の書き方が元で
都市伝説が生まれたと思うのです。
谷川さんに飛車落ちで勝ったにも関わらず
六枚落ちで負かされたという被害者のおひとりは
四段の大阪の料亭しえんの女将さんと思われます。
谷川さんが神吉さん、よろしく!と手洗いに立ち、
その間に神吉さんの鶴の一声もあって、女将さんは、
飛車落ちで勝たれたそうです。
そして、神吉さんには六枚落ちで負かされたそうです。
びりたんは実際に女将さんからその具体的なお話を伺いましたから。
しかし、みやた先生も強調されておられましたが六枚落ち上手で魔法のような手はありませんから
もし、女将さんが負けた六枚落ちの棋譜が
先崎先生の文章中め提示されていたなら、
神吉さんパネェ!ではなく、
失礼ながら、女将さんの負け方お粗末スwww
となったのではなかろうかと思うのです。
先崎さんの誇大広告な文章がうまかったから
生まれた都市伝説だと思うのです。
神吉さんはせいぜい、下手の大ドジを
引き出すのが実に上手いという評価に過ぎなかったのでは?
と思うのです。
しえんの女将様、
ルゥクの福間店長様、
さとう先生、みやた先生、
ご指導頂きありがとうございました!!
















