手合割:飛香落ち
下手:斎藤誠初段
上手:花村元司九段

△3四歩    ▲7六歩    △4四歩    ▲2六歩    △3二金    ▲2五歩
△3三角    ▲1六歩    △4二銀    ▲1五歩    △2二金    ▲4八銀
△6二銀    ▲5六歩    △7四歩    ▲6八玉    △7三銀    ▲7八玉
△9四歩    ▲9六歩    △6二玉    ▲6八銀    △7二金    ▲5八金右
△8四銀    ▲7七銀    △7五歩    ▲同 歩    △同 銀    ▲6六歩
△7六歩    ▲8六銀    △同 銀    ▲同 歩    △7三金    ▲6七金
△9五歩    ▲8二銀    △8四金    ▲9一銀成  △7三桂    ▲7六金
△9六歩    ▲7四歩    △7五銀    ▲7三歩成  △同 玉    ▲7七金
△7六歩    ▲6七金    △6四歩    ▲5七銀    △4五歩    ▲5五歩
△4三銀    ▲8七桂    △5四歩    ▲7五桂    △同 金    ▲8七銀
△5五歩    ▲7六銀    △8六金    ▲8七香    △7六金    ▲同 金
△6三玉    ▲6五歩    △5三玉    ▲6四歩    △5四銀    ▲6八飛
△6二歩    ▲6五金打  △同 銀    ▲同 飛    △7四銀    ▲9五飛
△7五歩    ▲同 金    △9七歩成  ▲同 角   

まで82手で先手の勝ち

 

 

花村九段「△22金は寄りたくないが強い下手には

▲14歩△同歩▲同香と走られ、と金を作られて

惨敗することがありますから」

花村さんは相手の手番で必死に考えているから

「早指しの花村」と呼ばれるほど早く着手できるわけである。

 

 

花村九段は「駒落ち将棋のコツは、右と見せて左、

左と見せて右に行く要領で指さなくっちゃーね」と

明るく笑う。

 

 

「しょんないなー」と苦笑しながら花村九段は

歩の無い将棋は負け将棋と1歩を取る。

 

 

花村九段「△76歩と打って▲86銀と出られてからは

上手が悪い。

それにしてもうまく指されました。

なかなか強いね」

 

 

第五回千葉そごう将棋まつり

ちびっこリレー将棋

▲関東軍 大庭美夏 村上和人 山田久美

△北海道軍 菊田祐司 中井広恵 中座真

 

前月号でレビューし忘れたけど、

小学生名人戦準優勝の中井広恵ちゃんは

おかーさんみたいな後ろ頭だから分かり易いな。

ははーん。

ということはこのネクタイが格好良いのが

久美ねえさんか。

 

 

 

君たちが歌うのど自慢大会ですか!!!(想定外!)

 

河口篤の対局日誌

4月28日「平手はまだ早い」

定刻十時近く、続々と到着する棋士たちは

掲示板を眺めて皆ニヤリと笑った。

特別対局室 花村ー塚田とあったからである。

芹沢さんは「塚田君よ、二カ月で一丁半強くなる

方法を教えてくれと雰囲気を盛り上げている。

1カ月半ほど前、二人は飛香落ちで対戦した。

結果は塚田さんが勝ったのだが、塚田さんには

辛い勝負だった。

勝って当たり前、負ければ大恥をかくことになるのだから

師匠の大内八段がひどいことをすると苦情を言ったという

気持ちもよく分かる。

ところが運命の皮肉は花村を逆の立場に立たせる

ことになった。

今度平手で負ければよくも図々しく一丁半も落としたものだ

ということになる。

見る側にとってこんな面白い勝負は無い。

北村(昌)さん「おや?今日は平手ですか?」

花村さん「今度はこっちがいじめられる番だよ」

朝から何べんも言われるものだから

答え方も上手くなったと、花村さんは笑って頭に手をやった。

局面は花村さんが四間に振り、塚田さんが定跡通りの

急戦含みの構えをとっている。

最初は塚田さんの早仕掛けが成功したものの

花村さんが上手く誤魔化した感じがする。

 

 

手合割:平手  
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・ ・v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・v金v飛v桂 とv歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 角 ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩v桂 歩 ・v角 ・|六
| 歩 歩 金 銀 ・ ・ ・ ・ 歩|七
|v全 ・ 玉 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:香 歩六 
先手番
先手:塚田泰明四段
後手:花村元司九段

▲3七歩    △4四金    ▲3六飛    △3五金    ▲同 角    △同 角
▲同 飛    △4六飛    ▲3三飛成  △4九飛成  ▲7六金    △6三歩
▲7四歩    △5九龍    ▲同 金    △8九角    ▲7七玉    △8八銀
▲8六玉    △6七角成  ▲7三歩成  △同 銀    ▲4二飛    △7二歩
▲6三龍    △7四銀打 

まで26手で後手の勝ち

 

 

この時点の△63歩を見れば誰だって

▲64角を防いだ手だと思う。

そう思わせるところが絶妙である。

妖術もよく考えれば理路整然としている。

局後の花村さんの弁舌は滑らかで

塚田さんは無言で時々頷くだけ。

何かを期待して皆待っている。

感想戦で△63歩の当たりのアヤを

ひとしきり言った花村さんは「平手じゃまだ早い」

この一言を待っていたという感じでドッときた。

 

 

大山さんはひたすらに資金集めを頑張っている感があります。