E-刺繍工房様製作。

 

 

布製将棋盤はフェルト盤が完成したことにより、

機能面での進化はもう終わったと言って良いのではないかと

個人的には考えています。

しかし、たったひとつ、「萌える布盤」という視点では

単色ではなく、多色で制作することができたなら

より女子受けするのでは?という思いをずっと持っていました。

写真は私が惚れ込んだケニアのマトマイニ・チルドレンズ・ホーム

さんのフェルトアニマルです。

 

 

こちらは、昨年末に倒産してしまったようですが、

若い女性に人気だったという広島のユナイテッド・ビーズさんの

ペンケースとペントレイです。

こういうマルチカラーの将棋盤をフェルト盤の

機能を損ねず実現する手段はありはしないかと

ずっと考えていました。

 

 

今のところ、オートクチュール価格になってしまいますので

量産する手段は見えていませんが、E-刺繍工房様に

ひとつの可能性としてサンプルを製作して頂きましたので、

レビューさせて頂きます。

まず、上記の写真は目盛り線(黒)有りのバージョンです。

これはE-地球工房様のアイデアです。

升目の境界も見易く、

 

 

目盛り線に駒の角が引っかかることもなく、

文句の無い出来栄えになっていると思います。

 

 

デメリットは針数が多くなり、価格がアップすること、

目盛り線の位置ずれのリスク、

の2点があげられる模様です。

 

 

綿の風合いに、柔らかさをプラスしたキュプラスパンのミシン刺しゅう糸、

光沢を重視した従来の刺しゅう糸とは違う、光沢を抑えたノンブライトタイプの

オゼキ株式会社様の「S-55刺繍糸」というものを使用して頂きました。

将棋駒でいうところの艶消し漆みたいな感じでしょうか?

一般的なポリエステル系の刺繍バージョンと見比べてみないと

味覚音痴のびりたんには分かりません。

色覚党のごもっくん。さん、ご感想はお願いします。

 

 

フェルト仕様で柔らかい手触りという利点がありわけですが

升目部分をタタミ縫いすることで、

その柔らかさを失い、また、持ち運びの際の

丸め癖や折皺に弱くなるのではと

懸念しておりましたが、無用の心配だった印象です。

 

 

18色使用ではなく、9色使用にして、

タタミ縫いの縫い方向を変えることにより、

升目の色が違ってみえるというアイデアは

どうだろうか?とくるやぎさんにご提案頂きました。

駒のエッジが縫い目に引っかかることも考え、

今回はその案は見送りとなりました。

しかし、出来上がったタタミ縫いの縫い目を見る限り、

駒のエッジが縫い目に引っかかることは全く無さそうですし、

タタミ縫いの縫い目を南北方向に限定せずとも

良かったように思いました。

 

 

盤の裏。

 

 

 

 

 

「星」はありの仕様のようです。

 

 

控え目な「星」ですので、敵陣、自陣の境界線の

目印としての機能ではないと思われます。

 

 

単色ピンクのフェルト将棋盤より、

もっとカラフルな市松柄の方が

将棋女子が「いや~ん可愛いっ♪」と

言ってくれませんかねぇ?

 

 

女子受けする萌え盤でありつつ、

レースのフリフリがついていたり、

花柄だったりせず、

ユニセックスな色柄というのが

びりたん好みなんですよ。

 

 

じゃ~ん。

こちらがびりたんが当初考えていた、

目盛り線無しバージョンです。

 

 

 

 

下が目盛り線無しのバージョン、

上が目盛り線有りのバージョンです。

AのマスとBのマスのみ、色が異なっているようです。

くるやぎさんの狙いはBの色が正解で

Aの糸はコマンドを間違えられたのでは?と

想像しますが、何か意図があって

あえて変えているのかもしれません。

 

 

Aと隣の升目とのコントラスト。

 

 

目盛り線有り(左)と目盛り線無し(右)の裏地処理の違い。

 

 

市松柄の各升目の境目から下地のフェルトの色が

見えています。

 

 

 

わざとフェルトの下地の色が見える仕様で制作し、

それを目盛り線とするというアイデアも有りかな?

と感じました。

針数も抑えられますし、

また、黒い目盛り線より、柔らかい印象の

目盛り線を演出することができるという

メリットがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

観戦者アングルより。

 

 

 

 

 

次回の指導対局の機会の際に登板を計画しています。

恒例の負けた際のフェルト盤没収企画は未定です。

お忙しいところ、手のかかるオーダーメイドを

製作して頂き、ありがとうございました。