僕が空牙さんと初めて会ったのは

2000年 レッスル夢ファクトリーという団体でした。

5年間のメキシコでの生活を終え、日本に帰国した僕は、プロレスリング華☆激のアステカさんの紹介でレッスル夢ファクトリーの代表 藤崎さんを紹介して頂き

ジャック☆ガイストという名のマスクマンとなり、レッスル夢ファクトリー所属選手としてデビューすることが決まりました

ジャック☆ガイストになる1ヶ月前

レッスル夢ファクトリーの興行を見学にいきました

その時のメインイベントのカードが

当時夢ファクトリーで売り出し中だった

GENTAROさん

vs

アジアン・クーガーさんのシングルマッチでした

アジアン・クーガーさんとは

今の『空牙』さんの事です

クーガーさんの試合は、僕がメキシコにいるときにビデオで見て

豊富なバリエーションのギロチンドロップに憧れ

練習で真似したところ

腰を痛めてすぐやめました

そして

『アジアン・クーガーさんは凄いな』

と思いました。

その時に見た

GENTAROvsアジアン・クーガー

の試合はとても激しくテクニカル

『自分は来月からここでやれるのかな?こんな人達についていけるのかな?』

と不安になりました。

ジャック☆ガイストのデビュー戦はコスモ☆ソルジャーさんでしが

その後は

空牙さんと夢ファクトリーのリングで

タッグマッチで何度も対戦したり組んだりしました

タッグで覚えている試合は

アジアン・クーガー、ジャック☆ガイストvs星川尚浩、怨霊

というカードが組まれたときです

この中でレッスル夢ファクトリー所属選手は僕だけ

選手が次々にコールされ紙テープが舞います

その時点で嫌な予感はしていました

そして最後に僕の番

『ジャックーガイーストー』

とコールされました

皆と同じように紙テープが





とばなーい!

見事に1つも 飛びませんでした!

ガビーン!わしこの団体の所属選手やでー!

カッコわるー!

と試合前から多きなダメージを受けました。

あとは

埼玉県にある西友の駐車場での

ジャック☆ガイスト、MIKAMIvs怨霊、アジアン・クーガー

他の3人とのレベルの違いを見せつけられ、試合後落ち込んだのを覚えています

試合はクーガーさんのスカイカナールホールドで負けました



後は

中野巽耀(なかの・たつあき)選手の地元凱旋興行で対戦したシングルマッチも印象に残ってます

これもスカイカナールホールドで負けました


某選手の結婚式でリングを組んでクーガーさんとシングルマッチもありました

当日このカードを知った出席者の茂木選手が

『ジャックvsクーガーなんて、こんないいカードやるの!?』

と言ってくれたのがとても嬉しかったです

10分時間切れ引き分けでした



ジャック☆ガイストvsアジアン・クーガー

最後のシングルマッチは2001年

レッスル夢ファクトリー

板橋産文ホール大会でのメインイベント

この日、クーガーさんはDDTに参戦してからのダブルヘッダー

僕の方が有利なはずなのに、試合はピンチの連続

ゼーゼーハーハー言いながら戦っていました

その時は増量していて84キロありました

ちなみに今朝の体重は79.3キロでした

『2試合目なのになんでこんなに動けるのだ?』

とクーガーさんの体力に驚きながら戦い

ファイヤーバードスプラッシュを決めるもカウント2で返され

何度もやられたスカイカナールホールドをカウント2で返し


最後はこの試合2発目の

ファイヤーバードスプラッシュを決めてクーガーさんに初勝利

でしたが体力の限界、ギリギリの勝利でした

ちなみにこの試合を見ていた政宗選手は

『今まで自分が見た試合のなかでベスト3に入りますよ!」

と言ってくれて嬉しかったです

ありがとう!



その後、僕は

2002年に大阪プロレスに入団しビリーケン・キッドになりました。

何か変わった技を使いたいな

と考えていたとき

前から『いい技だな~』と思っていたクーガーさんの得意技

『Uターンブルドッキングヘッドロック』

を使おうと思い、クーガーさんにメールしました

『あのクーガーさんのブルドッキングヘッドロック使いたいのですが、いいですか?』

と聞くと

『いいよ!』

とすぐ返信が来ました

なんて器のデカイ人なんでしょう!

感激しました。


もしかしたら

お願いする前から

使っていたような気もするのですが…

すみません!


プロレス界では、同じ技を名前を変えて使うといった風習があります
 
なので僕もクーガーさんの

『Uターンブルドッキングヘッドロック』


『ビリドッキングヘッドロック』

略して

『ビリドッキング』

と言って使ってました

(ちなみに命名はブラック・バファローさんです)


ですが

その数年後、まさかクーガーさんが大阪プロレスに入団するとは夢にも思いませんでした!

クーガーさんが大阪プロレスに入団した時からビリドッキングは使用しなくなりました

クーガーさんに何か言われた訳ではありません

それがプロレスラーの暗黙の了解というか

掟というか

気使いと言うか…

まあ、そういうことです。


それから時は流れて

昨年2017年、道頓堀プロレスでタッグを組み

大日本プロレスに流出した道頓堀プロレスのタッグベルト

WDWタッグ王座に挑戦し

見事チャンピオンになりました!

そこから

ラ・ピート、TORU組

ラ・ピート、ディアブロ組

の挑戦を退け

2度の防衛戦に成功

そして今日が3度目の防衛戦

相手はキャプテン・アメムラ、アルティメット・スパイダーJR組


第五代WDWタッグチャンピオン

空牙、ビリーケン・キッド入場



試合前に記念撮影


お座りトペコンでスパイダーにダメージを与え


リング内でアメムラを捕まえ


メキシカンストレッチ


もう一丁メキシカンストレッチ


二人を蹴散らす僕ですが  

この後二人の連係技をくらいました!


これが空牙さんのUターンブルドッキングや!


空牙さんの顔面スタンプが炸裂


初公開の合体ブルドッキングヘッドロックも決まりました


後一歩まで追い込みましたが

最後はスパイダーのウラカン・ラナが空牙さんに決まり

スリーカウント





負けました…

負けてベルトを失いましたが

空牙さんさえよろしければ

これからもタッグを組んで

チャンスを作り

またタッグベルトに挑戦したいと思います!


空牙さんこれからもよろしくお願いします!