結婚式は、8分間で終了した。 | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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1967年5月1日、エルヴィスはドイツで知り合ったプリシラ・ボリューと結婚式を挙げた。
エルヴィスは32歳、そしてプリシラ21歳だった。

1962年10月以来、エルヴィスとグレイスランドに同居(対外的には、エルヴィスの父親と再婚したエルヴィスの義理の母宅に一緒に住んでしていたことになっていた)していたプリシラが、ついに妻の座を獲得したときだった。

5月1日のその日の午前3時30分にエルヴィスとプリシラはリーア製のジェット機でパームスプリングスからラスヴェガスにやってきて、クラーク郡の事務官オフィスで15ドルを払い、結婚許可証を入手した。そして午前9時41分にふたりはラスヴェガスのアラディン・ホテルの2階にある、オーナーのミルトン・プレルのスイートで結婚式を挙げた。

エルヴィスは黒のタキシードのズボン、そして黒のプロケードの上衣にベストを着ていた。
プリシラは床までの長さのシード・パールとビューグル・ビートのトリムをボディにつけた白のシフォン・オーヴァー・サテンのセミ・フィットのガウン、ライン・ストーンを二段に並べたクラウンにフル・ベイルという姿だった。結婚指輪は、3カラットのダイヤで、そのまわりをさらに小さいダイヤ20個で取り囲んだ豪華なものだった。

式に要した時間は8分間という非常に簡素な地味婚だった。

挙式後、ホテルの宴会場で記者会見があり、エルヴィスは記者からの「独身にさよならした理由は?」という質問に「独身だったから」と答えてみせた。「エルヴィス、もっとうれしそうな顔をして」というカメラマンからの注文には「神経が高ぶっていて、うれしい顔なんてできないよ。落ち着いているように見えるだろうけど、本当は凄く緊張していて、エド・サリヴァン・ショーに出たときより、もっと緊張しているんだ」と会場の皆を笑わせた。

式のあとエルヴィスとプリシラは、4日間のハネムーンをパームスプリングスへ引き返し、巨大な円形の家で過ごした。

【深層その1】
5年間の同棲生活にピリオドを打ち、エルヴィスが結婚に踏み切ったのは、子供が欲しくなったからだった、という説と、プリシラの両親から結婚を迫られていた、というふたつの説があったが、本DVDのなかで、プリシラの両親から迫られた説は、当人たちが否定している。

【深層その2】
1962年にエルヴィスがプリシラをドイツからアメリカへ呼び寄せたとき、彼は1年以上かけて彼女の両親を説得した。
両親はエルヴィスに将来娘と結婚することを約束させ、それを受けたことでプリシラのアメリカ行きが実現したという経緯があったともいわれている。