ロックン・ロールの反逆的なイメージを前面に出してきたエルヴィスにはハーレー・デヴィッドソンがよく似合った。
歌手デビューした彼はハーレーを手に入れ、モーターサイクル・キャップを粋にかぶり、メンフィスの街を『ワイルド・ワン』のマーロン・ブランドさながらにクルージングして楽しんだ。
1960年代に入ると、彼は取り巻き連中全員にもハーレーを買い与え、一団となってメンフィスの街を疾走した。
彼らは、当時世間を恐怖に陥れていた暴走集団の“ヘルズ・エンジェルズ”をもじって“エルズ・エンジェルズ”と呼ばれた。