ニッポン放送の斉藤安弘さんのお誘いで、06年の2月に日本でも公開されるジョニー・キャッシュの伝記映画 『ウォーク・ザ・ライン』(20世紀フォックス作品)の試写会に行ってきた。
48歳にして、試写会、そして試写室初体験のビリーモロカワだった。会場で、ライターの和田静香先生と久々に会う。
和田先生は、数々の雑誌に音楽モノの執筆をなさっている(近著では『湯川れい子のロック50年』を監修)。
スクリーンに向かって、僕を中央に右にアンコーさん、左に和田先生が着席する。“プロの喋り手は、絶対に風邪をひいてはいけない”というプロ意識から、この時期、日頃から風邪予防のマスクをなさっているアンコーさん。
結論から言って、いやあ、良かった!本当に面白かった!アンコーさん、ありがとうございました!
正直、ジョニー・キャッシュはサンのアーティストでも、大して好きなアーティストではなかった。カール・パーキンズやビリー・リーライリーと比べて、ロカビリーっぽくない、というイメージが常にあったからだ。ところが、この映画を観て、そのイメージは一変した。
僕のなかで、ロカビリーの最も重要な定義に“パンキッシュなヴォーカル”というものがあるのだが、ジョニー・キャッシュはまさに、そのものズバリの存在だったのだ。本当に直球勝負の正直男!
もうロカビリアン以外の何者でもないよ、ジョニー・キャッシュは!てな感じで、僕を完璧にノック・アウトした伝記映画、それが『ウォーク・ザ・ライン』だった。
ジョニー・キャッシュとジューン・カーターとの恋愛ストーリーを軸に、サン・スタジオやエルヴィス(しょっちゅうSEXのことばかりを考えている、実物より超~っ軽そうな奴)、そしてジェリー・リー・ルイス(これは等身大?)も登場する。
車や楽器、セットなどディテールの細かさは、監督以下、スタッフのこだわりの結晶だ。
レイ・チャールズの伝記映画『レイ』同様、役者たちが吹き替えなしで歌い、演奏する。これにもビックリ!&感心のビリー・オヤジ。
ストーリーに入り込みすぎて、上映前には何度も襲ってきた咳が、いつのまにか止まっていた。
とても良い、試写会&試写室初体験だった。アンコーさんに大感謝である。