“メンフィス・マフィア”と呼ばれた取り巻きがいた | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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ロカビリー一筋40年!
日本で、いや東洋で唯一エルヴィスのバッキングメンバー達とレコーディングした
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トリビアの前に、ワタクシの恩人、湯川れい子大先生からのお知らせをひとつ。

湯川れい子のロック50年
~見た!聞いた!会った!世界のスーパースター達~

出版記念トーク&サイン会 

12月18日(日)午後2時~ 三省堂書店神田本店

同書店にて、『湯川れい子のロック50年』ご予約、当日ご購入のお客様、先着100名様にトーク&サイン会入場整理券をお渡しします。

問い合わせ 03-3233-3312(三省堂書店神田本店)

当日のトーク&サイン会では、本人より直接、本にサインがもらえます。
本では書ききれなかったアーティストの秘話や意外なエピソードなどを交え、楽しいおしゃべりの時間にしたいと思いますので、ぜひ、おいで下さい。

以上、12月18日は三省堂書店神田本店へLet's Go!!であります!

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1954年7月、プロの歌手となったエルヴィスはツアーなどに行くとき、バンドのメンバーとは他に友人たちを連れていった。
彼のさみしがり屋な性格からきたものだ。

最初に彼とツアーを共にしたのは、高校時代からの友人であるレッド・ウエストだった。
レッドは、高校時代エルヴィスをいじめっ子たちから救った恩で、取り巻きとして迎え入れられた。
レッドではじまった“取り巻き”はその後、従兄弟のジーン・スミスやビリー・スミスとどんどん増えて行き、その数は10人を越えるまで膨れ上がり、いつしか彼らは記者たちから“メンフィス・マフィア”と呼ばれるようになっていた。

エルヴィスが陸軍時代に知り合ったチャーリー・ホッジやジョー・エスポジートの他は、メンバーのほとんどがエルヴィスと同じ南部の出身者だった。
各自がそれぞれの役割を分担し、エルヴィスの服の係、クルマの係、オートバイの係、髪の毛の係、移動の係、ボディ・ガードなどなど、ありとあらゆる雑役をこなし、四六時中エルヴィスと行動を共にする男たちだった。

【深層その1】フランク・シナトラにはこういった忠誠心あつい取り巻きがふたつ存在していたという。が、他にもこのような取り巻きを身の回りに置くスターはたくさんいたが、一緒に邸宅に“住み込む”スタイルを取っていたのはエルヴィスだけだった。

【深層その2】メンフィス・マフィアのひとり、レッド・ウエストは、その後エルヴィスは勿論、リッキー・ネルソンやパット・ブーンにも曲を提供するソング・ライターとなった。が、しかしエルヴィスが亡くなる寸前の1977年夏にエルヴィスの私生活を暴露した本を同じ取り巻きのメンバーだった彼の従兄弟らと出版し、結果的にエルヴィスを裏切る行動に出てファンたちから顰蹙を買った。彼は多くのエルヴィス映画に出演し、エルヴィスの死後もハリウッドで俳優としても活躍した。

【深層その3】エルヴィスの身の回りの世話をするということで、エルヴィスが結婚したとき、彼の妻とこの取り巻きとの間では小さないざこざが絶えなかったという。彼の妻が妻として出る幕がなかった、というのがその原因だった。