【ライヴ報告パート3】 | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

ロカビリー一筋40年!
日本で、いや東洋で唯一エルヴィスのバッキングメンバー達とレコーディングした
ロカビリーの伝承者、ビリー諸川が送る公式ブログ

さていよいよ『全日本ロカビリー普及委員会発足&ビリー諸川会長就任ライヴ』のリポート最終回である。

昼の部の予想以上の来客数にマイセンのカツ・サンドが足りなくなるという非常事態に陥りながらも、そこは親友の西島先生のおかげで無事脱出。ドリンクの数は何とかギリギリといった感じで、夕方の部の客入れを開始。

その直前、スポーツ報知の記者の方と日本テレビの取材クルーが来店。
前々日、ダメ元でFAXしたことが功を奏した模様で、ビリー・オヤジは、ちょっぴり興奮。
カメラをステージ後方にセットしてもらう。
また、昼の部から僕の大切な友人のひとりである佐々木バクさんと、その相棒の松本さんが、ヴィデオ・カメラにこの日のライヴの映像を記録して下さった。
バクさんは、僕が出演している渋谷の『音楽室』のオーナーでもある。
それとこの夕方の部に駆けつけて下さったのが、カメラマンの根本さんだ。根本さんは、バリバリのプロのカメラマンで、4月にスイート・ベイジルで行なったライヴもカメラに収めて下さった人だ。
この日も、仕事の合間に重い機材を背負ってやって来てくれた。

とにかく、大勢の人たちに支えられて、この日のライヴは行なわれたのだ。

入り口で、お客さまを出迎える僕を見て、皆どうしてメインの歌手が出番の前に、入り口で自分たちを迎えているのか、とにかく不思議そうだった。
まさか、飲み物から食べ物、ゲストのブッキング、そして会場の手配諸々のことすべて、僕が仕切ってやっているとは、思いもしないからなのだろう。
そんな表情を向ける客たちに、僕は冗談を言って、そういった照れ臭さを隠すよう務めた。
「今日は別名、“ビリー諸川被害者の会”の集まりって、言われているんですよ!」
4時半になった。オン・タイムで夕方の部がスタートした。
昼の部同様、まずビアリッツの3人がオープニングを飾ってくれる。9月に出た彼らのCDは、昼の部の終了後、僕のCDの隣でとても良く売れていた(売り上げは、“ハリケーン・エイド・ジャパン”に全額寄付。アンタはエライッ!)湯川さん、小野さん、高田先生、そして小松さんという、超大物ゲストの前で、彼らは堂々と自分らのロカビリーをプレイした。

そして、島さんの呼び込みで僕の出番となった。昼の部同様、〈ルイジアナ・ママ〉からスタート。そのとき、会場の入り口付近が賑やかになったが、僕のところからは、逆光で何が起こっているのか見えない。
曲目は昼の部と一緒。島さんの〈ダイアナ〉から、小野さんのコーナーへ。昼の部では〈思い出の指輪〉をうたった小野さんが、この夕方の部では〈アイ・ニード・ユア・ラヴ・トゥナイト〉を披露(他2曲は昼の部と一緒)。
続いて、高田先生がステージに登場!
小野さんと即席の漫才が始まり、場内大爆笑。小野さんがポケットから祝儀袋を出す。
「ビリーね、実はさっき徳さん(徳光和夫さん)が来て、物凄い熱でね。それでもどうしても、ビリーに会いたいからって、来てくれたんだってさ」
その言葉に驚くビリー・オヤジ(先ほどの入り口付近での騒ぎが何だったか、納得)。
「本当ですかっ!」
「残念ながら、ビリーの3曲を聞いて帰ってしまったんだけど、これをビリーに渡して欲しいって…」そう言って、小野さん、僕に祝儀袋を渡してくれる。すかさず、高田先生が一言。
「あれっ、徳さんがさっき小野さんに渡したときは、もっと袋の厚さがあったんじゃないの!?」
場内またまた大爆笑。ビリー・オヤジ、徳光さんの優しさに大感謝!

そして湯川先生の登場!最前列で携帯電話を持ちたくて、号泣する赤ちゃんをあやす、湯川先生に、島さん、そしてワタクシ。見ればビアリッツのベーシストの桜井君のチビ。慌てる桜井君に湯川先生が一言。
「いいのよ、赤ちゃんは泣くもんだから」と女神の微笑みを向ける。

このあと、小松さんを加えて、昼の部にやった〈稲妻ロッカビリィ野郎〉の代わりに、その赤ちゃんのためにスラップ・ベース、バチバチで〈アイ・アイ〉をうたう。信じられないだろうけど、マジ大受け、同時にステージへ向かって、色とりどりの紙テープが投げ込まれる。

続いて〈ハートブレイク・ホテル〉。このとき、客席からパンティが飛んでくる。黒、ピンク、黄色。そして男物のデカパンに、白のブリーフ。
客席、大爆笑のなか、ワタクシ、黒のパンティを頭からかぶる(思えば、我が師エルヴィスは、投げ込まれたブラジャーをかぶっておりました)。
そして流れる汗を白のブリーフで拭きとる。
残ったパンティをギターの加藤さんにかぶせようとしたが、逃げられる。
まさか、小松さんにかぶせるわけにはいかない、がしかし、ベースの佐野君までは距離があって、結局全て自分でかぶることとなる。

そしてエンディングからフィナーレへと突入。
島さんの呼び込みで舞台に上がる湯川先生、小野さん、高田先生。みんなで〈ブルー・スウェード・シューズ〉をうたう。
僕の横で、高田先生が、腰を揺すりながら、エルヴィって、ロカビる。もう最高っ!そしてラストの〈ラヴ・ミー・テンダー〉へ。
曲に入る前に、ワタクシから、集まって下さった皆様に感謝の意を込めて挨拶。
ところが、そのとき、急に何故だか、涙が溢れ始め、嗚咽状態に陥るビリー・オヤジ。
こんなオレのために、こうもあったかい人たちが、こんなにも集まってくれたとは…とか、もう必死でショーを実現&展開させたこととかの感動がいっぺんに押し寄せて来て、泣いてしまったわけでありますよ。
そりゃもう、恥ずかしいったらありゃしないんだけど、自分でも止らないんだ、涙が。
ましては湯川先生なんかが、「泣かないのよ」なんて言うものだから、よけい泣いて……。もうボロボロ。
そんなワタクシをカヴァーするかのように、小野さんと高田先生が〈ラヴ・ミー・テンダー〉を熱唱して下さる。それがまたうれしくて、もっと泣くオレ。

ショーが終わって、出口でお客さんを見送ろうとステージから客席を通って行くワタクシに向かって、お客さまから激励の声の嵐。それでまた泣くオレ。
もう恥ずかしいったら、ありゃしないが、涙が止らない。
“ビリー諸川、涙で溺れそうになったであります!byケロロ軍曹”

ということで、セルフ・プロデュースによる『全日本ロカビリー普及委員会発足&ビリー諸川会長就任ライヴ』は無事、大盛況で幕となった。
ご協力いただきました皆様に、心から御礼申し上げます!
本当にありがとうございました!!





PS,次に考えている企画に“エルヴィスを大いに語ろう!”というものがある。小野ヤスシさんと行なう予定だ。詳細は未定。また楽しいものにしたい!もう、ベソなどかかないぞっ!