地元のお祭りに飛び入りする! | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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ロカビリー一筋40年!
日本で、いや東洋で唯一エルヴィスのバッキングメンバー達とレコーディングした
ロカビリーの伝承者、ビリー諸川が送る公式ブログ

小学校のPTA会長となってから、地元の人たちと顔見知り状態となりつつあるビリー・オヤジだが、そんな関係から地元のお祭りに、歌で飛び入りすることとなった。
幾度となく、自分のバンドのハーヴェスト・ムーンを率いて、お祭りでうたったことの経験はあるが、飛び入り参加というのは初めてのことだった。

“飛び入り”で、思い出すのは、昔、僕がまだジミー時田さんたちが出演しているカントリー のライヴ・ハウスでウエイターをしながら、“ジミー時田さんのお弟子さん”とかいわれて、ステージに呼ばれ、バンドに乗って、一曲飛び入りでうたわせてもらっていた頃の自分の姿である。
もう30年近く前の話だ。
飛び入りだから、ウケてしまうのである。それも一曲だから、多少下手クソでも、客たちは歓迎し、温かい拍手をくれるのだ。ましてや、その頃の僕はステージで“動き回るなんてものじゃないくらいの激しいステージ・アクション”をしていたから、そりゃあ、大変な盛り上がりようだった。
うたったあとは、お客さんたちに好意的な目で迎えられ、誤ってお客の頭にビール瓶を落としてしまったときも、笑顔で許されたなんてこともあった。
いっぽうで、バンドの連中のなかには、“おまえのは、歌でウケているわけじゃない。エルヴィスの猿マネの動きでウケているだけなんだ。歌の才能なんか全然ないよ。やめちゃえば、この世界”なんてことを言う奴もいた。
そんなことを思い出しながら、この夜、お祭りのステージに立った。
けれども、いったん舞台に上がるとお客さんを喜ばせることしか頭にない自分がいた。もうただそれだけ。
大好きなロカビリーやロックン・ロールで観ている人たちをハッピーにしたい、ただそれだけの思いで、僕はエルヴィスの〈監獄ロック〉をうたった。
そしてアンコールに応えて〈ジョニー・B・グッド〉をうたった。
そしてうたい終わったとき、そこに30年前とまったく変わらぬ自分がいたことを、自身のなかで再認識した僕だった。