ある日曜のお昼、横浜のランドマーク内にある『ウエンディーズ』の前で、ポカ~ンと口を開けてメニューを眺める姿を、学校の知り合いの先生に見られてしまった、ワタクシPTA会長のもろかわであります。
いや、それにしてもワタクシは花粉症なのであります。今こうしてパソコンに向かって原稿を打っているこの瞬間も、悲しくもないのに涙があふれ、風邪でもないのに、微熱にのどの痛み、変声期でもないのに声が変わり、さらに鼻水垂れ流し状態で奮闘しております。早めにお医者さんに行っていれば、と後悔しております。
そんなワタクシのこのコーナー、今回はそのお題をバレンタイン・デイにしたいと思います。皆様は、バレンタイン・デイに対してどんな思い出がありますか?虫歯になるほどもらったよとか、それが縁で結婚しましたよとか、いろいろあるでしょうが、ワタクシはバレンタイン・デイというと、高校1年のあの惨めな、この日が何なのか知った日のことを思い出すのであります。
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あれは高校1年の2月14日のことでした。ワタクシはいつも登下校を共にしている山田君とその日も一緒に登校しておりました。すると道中、女の子がリボン付きのきれいに包装された小さな包み箱を「あのう、これっ」とか言って差し出してくるんですな、その山田君に。それもひとりやふたりじゃない、5人位から。
もらう山田君も、差し出す女の子も頬を紅らめちゃったりして。傍でその光景を見ているワタクシは、瞬時に人間の本能である嫉妬心なるものが湧いて来て、顔が引きつっているのあります。男子校に通うワタクシ、それが何なのかわからなくても、これまた本能で、察しているわけですよ、今日が普通の日じゃないということを。
結局山田君はこの日、登下校の際、10個のチョコレートをゲットしたんですな。そんでもって、ワタクシはゼロ。ゼロ!ゼロ!ゼロ!
2月14日が何の日なのか?その答えをその日の夕方のテレビのニュースで知って、画面いっぱいに広がるチョコレートをもらった男の笑顔で、とどめを刺されたワタクシでありました。
結局高校時代は、ずうっとゼロ。高校2年の2月14日は学校を休んだ次第であります。そんなワタクシが初めてチョコレートをもらったのは19の春。バイト先のオバちゃんからでありました。それでも感涙にワタクシはむせび泣きましたよ。“おばちゃん、ありがとう~”と。