のちにロックで世界を制することになるエルヴィスがこの世で最初に触れた音楽は、教会の聖歌隊がうたう賛美歌だった。
敬虔なクリスチャンである両親は、エルヴィスを自宅からワン・ブロック半のところにあるファースト・アセンブリー・オヴ・ゴッド教会(ペンテコスト派)の日曜と水曜の礼拝に連れて行った。
2歳になるかならないエルヴィスは、母親の膝から滑り降りて教会のまんなかの通路を走って行き、演台によじのぼると、壇上にいる聖歌隊の歌に合わせ一緒にうたった。歌詞はまだはっきりとうたうことはできなかったが、メロディはきちんとつかむことができた。
【深層その1】エルヴィスは自分が知らない宗教歌はない、とのちのインタヴューで答えている。