子どもの新型コロナウイルス感染対策を考える③ | ストライダーと4スタンス理論

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…前回より続く

 

さて東京都では小学校休校延長でまとまりつつありますが、これからの見通しはどうなるのでしょうか。


こちらは日経発表のコロナチャート。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-chart-list/

国別の新規感染者数のグラフを見ると、まず日本と韓国が地を這っているのは前述した通り。「日本は検査していないだけ!」と言う人もいますが、検査しまくっている韓国が同様のグラフですから、充分実際の傾向を表したグラフではないかと思います。(日本の累計死者人口比は韓国の1/4以下)

そして、イタリアはすでにピークを脱した印象。スペインも横ばいで、そろそろピークを脱するのかなという印象。アメリカについては2週間後にピークを迎えるのではという予想もあるようです。

大流行した国では、国民の大部分が新型コロナウイルスの免疫を獲得することによって感染が終息することになり、これを「集団免疫」と言います。日本では全国民の60%が免疫を獲得することで終息するのではという、統計データに基づく試算もあるようです。

このチャートでの日本の新規感染者数は、4月5日時点においても、X軸とほぼ接している地を這った状態。世界統計から見ると、まだまだ「ゼロに近い」ということなのかもしれません。もちろん今後のことはわかりませんが、これ程の長期、横這いを続けられていることに、我々は少し自信をもっても良いのかもしれません。もちろん油断は禁物ですが。

日本では充分すぎるほどに感染拡大が抑えられている分、ピークはアメリカよりも後ろ倒しされるのではないでしょうか。

今のところの学校再開予定であるGW明け。まだまだ緩やかな(X軸に寄り添う)上昇局面である可能性は充分にありえると思います。

報道を見ると、非常事態宣言を出したくて、また出して欲しくてたまらない政治家や首長さんがいらっしゃる様子で、ひょっとすると近日中に出されてしまうかもしれません(^_^;)

4月初旬のこの感染状況で非常事態宣言やら休校延長が打ち出されてしまうと、今後も緩やかな上昇が続いた場合、それを解除する根拠や見通しが得られるのか、その結果ものすごく長期化してしまうのではないか、とても心配ではあります。

子どもの教育面も心配ですし、経済的に破綻して自殺してしまう方が増えてしまうことも心配です。

現在の日本の感染予防成績は、世界的に見て優秀すぎるほどに優秀。

さらなる自粛要請は、例えば猛勉強している偏差値80超の受験生に、さらに睡眠時間を削って勉強しろと言っているようなものかもしれません。

その受験生の成績のノビシロがほとんど無い上に、健康を害するなど弊害の方が多いかもしれません。さらなる自粛による経済的損失とそれに伴う生命の危機も、同様に憂慮されますね。


以上、長々と書いてしまいました(^_^;)

現時点で発表されたデータを基に、想像も含めていろいろと考えてみました。

 

この未曾有の状況。どのように行動すべきか、いろいろな考え方があってしかるべきだと思います。

皆様がこの感染症について考える際の一材料になれば幸いです。

もちろん、今後の感染動向の変化によって、今回書かれたことは覆されていく可能性は充分にあると思っています。

これからも発表される各種データに気を配り、いろいろと考えていきたいと思っております。