本日からゴールデンウィークで10連休という人も多いのではないのでしょうか。

 

銀行も休みになるという事で、GW前にATMも混雑しているようです。

日本もキャッシュレス化が進めばこんな不毛な事はなくなると思うのですがね。。

キャッシュレス化についてはこちらも。

Vol.39) 楽天イーグルス本拠地スタジアムの完全キャッシュレス化が素晴らしい!

  • 多くの病院が休みになる
  • 休日診察所が混雑する
  • ホテル・飛行機・新幹線が値上がりする
  • 非正規雇用で日給制の人は収入も減る
 
このように、全員が一度に休む事によるデメリットも多く挙げられます。
 
ゴールデンウィークの帰省ラッシュをニュースにしてしまうのも日本ぐらいのものですからね。
 
 
 
日本よりも多くの休日を国が保証している「労働先進国」と言われるドイツの事を調べてみました。
 
 
労働生産性という、労働者が1時間で生み出す成果の指標があります。
 
2016年の調査によると
 
ドイツ:68.0ドル
日本:46.0 ドル
 
年間の労働時間
 
ドイツ:1363時間
日本:1713時間
 
日本はドイツよりも20%程多くの時間を働いていますが、ドイツのほうが約1.5倍労働生産性が高いという計算です。
 
ドイツでは年間で24日有給休暇を取得する事が義務付けられています。
休暇をとる事が労働者の当然の権利だという考えを持っており、有給を消化する事が普通なので
自分の好きなタイミングで長期休暇を取れるというわけですね。
その代わりドイツには、日本でいうゴールデンウィークのような長期間の国民の休日制度はありません。
▶︎世界の有給制度についてはこちら
 
病欠と有給は区別されており、有給休暇日数からは差し引かれません。
ドイツ的な考えは
「病気になるのは従業員のせいではない」
日本的な考えだと、
「病気になるのは自己管理ができていないから」
根本的な考え方が違います。
 
家族が病気になった場合の病欠申請という制度もあり
年間10日から20日の休暇が法律で認められているそうです。
 
労働法による規制は厳しく、1日10時間を超える労働を組織的に行わせていた企業に対しては、最高1万5,000ユーロ(約195万円)の罰金、最悪のケースでは経営者が最高1年間の禁固刑を科せられる場合もあります。
 
 
なぜ成り立っているのか?
 
 
ドイツは生産性と効率性を重視した社会と言われています。
 
もちろん取引先も休みをとるのが当たり前なので、
担当者不在で怒る事も怒られる事もありません。
休暇だから仕方がないという考えが国民に根付いているわけです。
 
定時帰宅する為にどれだけ効率化出来るか。
部下が定時帰宅させられるマネジメント力が評価に繋がるというわけですね。
 
10日間の休みでこんなにデメリットがあがる日本ですから、ドイツに学ぶ事も多そうです。
そもそも国民が一度に休む連休は時代遅れですよね。
グローバルな社会を目指すのであれば、柔軟な働き方が求められるのではないのでしょうか。
 
ごきげんよう。