おはようございます。よい天気になりました。あなたの地域ではいかがでしょうか。「マッサン」は、非情な解雇の発表の直後に海軍による在庫ウィスキー全部の買い上げと、急展開でした。でも、ちょっと話に無理があります。



 さて、今日は「世界一シビアな『社長力』養成講座 6」「従業員を家族扱いするのは愚の骨頂」です。何だか同じような記事を何回も読んでいるな、とあなたは感じているかも知れません。実際ダンの著書の中身は皆同じようなものです。でもダンはまったく気にしません。第一にみんなすぐ忘れるからです。そして二番目に、大事なことは何度言っても良いからです。ダンの言葉です。

 「彼ら(従業員)はあなたの友人ではない。あなたは彼らと友人のようになれるし、ある程度はそうなるべきでもある。また彼らに対してあなたと友人のようになることを促すこともできる。

 あなたはたこつぼ壕で友情が生まれるなら、そんなたこつぼ壕が欲しいかも知れない。しかし、もし彼らと一緒にたこつぼ壕に閉じ込められ、壕の中で食料が尽きたときには、彼らはためらいもせずにあなたの肉を切り分けて食べるだろうということを忘れてはいけない」。


 少々どぎつい表現だったかも知れません。でも、これがダンの持ち味です。彼の言葉が気に入らない人は去ってください。あなたにはもちろんその権利があります。


 さて、あなたはナポレオン・ヒルの名前をご存知でしょう。そう、あの有名な「思考は現実化する」の著者ですね。多分本の全部は読んでいないでしょうが、人間は一つのことを思い続けていれば、善くも悪くもその思考が現実化するという話にはなんとなく信ぴょう性を感じていることでしょう。

 でも実はナポレオン・ヒルは「的確な思考」という一章で、人は物事を系統立てて論理的に考えることが一番大切で、周りに簡単に影響されないことだ、と言っています。ダンが言っていることもこの「的確な思考」なのです。再びダンの言葉です。

 「もしあなたが従業員との関係を、的確に理性的にそして現実的に考えることを拒否するなら、ビジネスを続ける間ずっと、失望、欲求不満、怒り、そして経済的損失を経験し続けることになるだろう。

 もしあなたが従業員との真の関係を的確にとらえるなら、彼らを友人や家族、チームメンバー、場合によっては同僚とまで考えるのとはまったく異なるマネジメントをするようになるだろう」。



 マネジメントを行う上には越え難い真理がある、というのがダンの哲学です。それは松下幸之助などを題材とした伝統的な日本的経営理念と相反するものですが、一方で人間の根源に素直で、無理がありません。

 ダンが繰り返し言っているように経営者(社長)の唯一、一番の仕事は利益を最大化することです。それ以上でも以下でもありません。


 最後に、ダンが止めを刺すような記事を紹介しています。簡略に言うなら、熊に非常な親近感を覚えたある男が、熊と人間は仲間になれることを証明しようとして、ひげをのばし、熊の臭いをつけて、熊の大家族の住む穴に入ったのだが、ある日まったく自然に熊達はこの人間を襲って食べてしまったというものです。この顛末の一部は、ディスカバリーチャンネルで紹介されたそうです。


 あなたが気分を悪くされていることは重々承知です。だから、ダンは「不都合な事実を率直に語る容赦ない教師」と言われるのです。でも、現実を直視し、受け入れることはいつも必要です。



 今日の記事があなたのマネジメントをドラスティックに変えると信じます。

 次回は「世界一シビアな『社長力』養成講座 7」「あなたは茹でガエルになっていないか?」です。お楽しみに。