おはようございます。NHKの朝ドラ「マッサン」がだんだん面白くなってきました。ベタなんですが、エリー役のフォックスさんがきれいで、一生懸命なのが好きです。



 さて、今日は【ダンのブログから 96】「成功の公式 21」「ダイレクト・レスポンス・マーケティング 3」で、成功したダイレクト・レスポンス・マーケティングの実例です。ダン自身ではなく、通販起業家のジェラウド・ジョフィーの事例です。彼の代表的な商品は「マック・ザ・ナイフ」という多目的ナイフです。縦長の広告枠にナイフを突き立てた写真を配置し、以下のコピーをつけました。

 
「縁起をかつぎますか?

どうしても新しい友人が欲しいので、
バルカン・アートの傑作『マック・ザ・ナイフ』を
トラックいっぱい分、無料で提供することにしました。

キャンプ旅行の自称エキスパートたちは、
家庭や、キッチン、車のダッシュボードの中にある
多目的ナイフ『マック・ザ・ナイフ』を

『ナイフ・オブ・ザ・イヤー』にノミネートしました。
しかし、悲しいことに、我々のこの気前のよい試みに対して、
『ただでナイフをあげるなんて、ひどく縁起の悪いことだ』
と、差し出がましい主張をする迷信的な人々の中傷があったのです。

そこで、始まったばかりの友情を殺さないためにも(憎悪の批判を避けるためにも)、
ちょっとだけお金をいただくことにしました。

仕方なく、『マック・ザ・ナイフ』に1ドルの値段をつけることにしました。(ただし、『マック・ザ・ナイフ』のカタログ表示価格4.95ドルです)。

ただし、この1ドルで『マック・ザ・ナイフ』を購入されたお客様には、
フルカラーのカタログと2ドルのギフト券を差し上げます(初回購入の特典です)。

こんなことあり得ないと思われるでしょう。確かにおっしゃる通りです。
弊社の会計担当が休暇から戻り、我々がきつく叱られる前に、
ぜひ、このチャンスを活かしてください」。



 確かに魅力的なセールスレターですが、「まあまあ」です。超すばらしい、とは言えません。

 実を言えば、このセールスレターはジェラウド・ジョフィーのダイレクト・レスポンス・マーケティングの一部にすぎません。

 彼の非凡なところは、このセールスレターを、単にナイフを売ることを目的に書かなかったことです。でも、誤解を避けるために、確認しますが、ナイフと、フルカラーのカタログ、2ドルのギフト券は、確かに顧客の手に渡りました。

 ジョフィーのスゴいところは、この格安ナイフ販売を、最初から「顧客リスト」を手に入れる戦略として位置づけていたことです。つまり、顧客の氏名、住所を1ドルで買ったのです。これは、天才の発想です。

 でも、念のために、収支も見ておきましょう。ジョフィーはナイフを一度に大量に仕入れたので、1本当たり、わずか35セントしかかかりませんでした。送料等に1本につき25セントかかりましたが、従って、儲けの40セントは、全て広告費用に充てることができました。つまり、数千人の新規顧客リストを、ほとんど無料で獲得したのです。

 この手法は膨大な顧客リストを生み、今度はそのリストに別の高額な商品を売って、莫大な利益を得たのです。ダイレクト・レスポンス・マーケティングとは、新規顧客の獲得であることを見事に実証した事例です。

 「でも、もう今では時代遅れでしょう?」とあなたが言うのは計算済みです。いいえ、今でも使えます。というか、現にガンガン使われています。究極はインターネットの無料配信動画です。最初のころはちゃちなものでしたが、今ではかつて有料だった動画が、どんどんアップされています。

 これら、無料動画を手に入れるためには、名前とメールアドレスの登録が必要ですから、ここでリスト獲得ができるという訳です。そして、そのリストに対して、メルマガを送って、信頼関係を強化した上で、高額商品を売る、というやり方が、いまのネットビジネスの主流の手法です。ともあれ、元々は、ダイレクト・レスポンス・マーケティングが基本にあるということを覚えておいてください。そして、あなたにも使えるということも、です。

 

 今日の記事が、あなたのダイレクト・レスポンス・マーケティングの目を開かせたと信じます。

 次回はダン・ケネディーに学ぶ(697)【ダンのブログから 97】「成功の公式 22」で、「投資先を考える」です。株の話ではありませんからご心配なく。お楽しみに。良い一日になることを祈ります。


(PS)

ダイレクト・レスポンス・マーケティング関連のこのブログの過去記事もどうぞ。三部作です。

ダン・ケネディーに学ぶ(423)ダイレクト・レスポンス・マーケティングで顧客を獲得する脅威の方法

ダン・ケネディーに学ぶ(424)チェット・ローランドの脅威のセールスレターを覗く その2

ダン・ケネディーに学ぶ(425)チェット・ローランドの脅威のセールスレターを覗く その3