おはようございます。横浜のホテル、インターコンチネンタルから送信しています。昨日ちょっとしたことから、愛妻と小さなけんかをしてしまいました。ダメですね。でも、すぐに修復できたと思います。ご安心を。



 さて、今日は【大金持ちをランチに誘え(35)】で、「人生万事塞翁が馬」です。内容は昨日の続きです。ダンの言葉で始めます。

 「まず、ひたすら耐え抜くことである。ただ、辛抱強かったということで、失敗が成功に変わることもよくある。

 アーネスト・ヘミングウェイは、『老人と海』を200回も書き直し、『武器よさらば』の結びを44種類書いたといわれている。少しずつ異なったアプローチを試し続けること。しかし、やり続けることである」。


 いや、ヘミングウェイは大文豪で才能があるから私とは比較にならない、とあなたは言うかも知れません。でも、ヘミングウェイは自分自身でダメだししたわけではありません。編集者がついていて、ダメだししたのです。だからこそ200回も書き直したのです。「アーネスト、ここがちょっと気に入らないね。直してくれ」と200回言われただけです。

 もし、ヘミングウェイがかんしゃくをおこして、編集者に原稿を投げつけていたら、あの不朽の名作は生まれなかったのです。ダメだしされることが好きな作家、役者、科学者、料理人、技術者などは誰もいません。でも目の前の一見不合理に思える相手のダメだしが、実は大きなチャンスに結びつくこともあるのです。再びダンの言葉です。

 「何ごとも、最初の見かけほど、良かったり悪かったりするわけではない。むしろ、一見最悪に見えたことが、後になってみれば幸運だったこともあるのだ。そう、『人生万事斎王が馬』なのだ。

 私自身のことで言っても、これまでの人生で見舞われた大きな災難や失望、悲劇はすべて、もっと大きなチャンスや利益につながっている。これは、ひとつの例外もなく、そうなのである。

 だから、目の前の失敗にくじけることなく、もっと建設的な行動をただちにとるべきなのだ。やめてしまうことほど最悪のことはない」。



 ダンはマイケル・ジョーダンを引き合いに出して言います。「ジョーダンがここ一番のシュートを何度失敗したことだろう。でも、その時彼はベンチに引っ込みタオルに顔を埋め『もうシュートを打つのは嫌だ』と嘆いただろうか。いや、違う。彼は直ちに次のシュートを打ったのである」


 「失敗への対処のしかた」について、ダンのすべての主張をまとめておきます。

1)失敗に諦めず、忍耐強く何度でもチャレンジする
2)目の前の悲劇や失望、災難にも隠れたチャンスを信じて受け入れ、努力を続ける(人生万事塞翁が馬)
3)目の前の失敗に打ちひしがれず、ただちに断固とした建設的な行動をとる


 いずれにしても、「やめてしまう」という選択肢はないのです。あなたも、決してやめてしまわないことです。

 

 今日の記事があなたの人生をより前向きに、行動的にすると信じます。

 次回は【大金持ちをランチに誘え(36)】「すべてに終わりがある」です。でも、ネガティブなメッセージではありません。お楽しみに。