村旅行4日目。
朝、目が覚めてから村を散歩
放牧されているヤギたちに夢中の子供たち
村の人たちも、家畜と子供たちを積極的に遊ばせてくれる。
そうこうしていたら、新郎の家では結婚式に行く準備ができていたらしく、
私たちも急いで出掛ける準備に取り掛かる
ヒンズー教では、結婚式は新婦の家やその近くで行われるため、
新郎は親戚一同を引き連れて、結婚式場へ向かう。
会場に到着した新郎のもとへ花嫁が現れ、
披露宴や儀式を執り行ったあとに、新郎新婦は
ともに新郎の実家へ行き、嫁入りとなる。
パルミラの結婚式では新婦側の出席者として参加し、
今回は新郎側の出席者となった。
村から車で1時間ほど走り、新婦の家の近く、
山の斜面に設営された会場へ到着。
新婦の到着を待つ間にゴハンを食べたり、
子供たちを遊ばせたり・・。
新婦の到着後の撮影タイムには、記念に写真を撮らせてもらった
そして、結婚の儀式。
結婚するにあたり、7つの約束をする。
少し悲しげにも見える、緊張した面持ちの花嫁さん。
それに引きかえ、新郎側の友人たちからは
「嫁さんにFacebookのパスワード教えるって約束しろ!」
とか、いろいろと冷やかしが入って周りの人たちを和ませていた。
結婚式が終わってからは、例のごとく涙の別れ。
今日初めて会った花嫁さんでも、私たちには計り知れない寂しさや
嫁いでいく不安を思うと、涙をこらえずにはいられない。
式場から村に戻ったときには、もう日も暮れかかっていた。
村の方は、なんとなく結婚の祝賀ムードが続いていて、
ラメシュさんの家にも村人たちが訪れては酒を飲み、
またほかの家を訪ねていく。
「今日はチキンを作ったから」と私たちもモヌの家にお呼ばれしていて、
行ってみると、珍しくモヌのお父さんが屋根裏に忍ばせていたウィスキーを出し
私たちに振る舞ってくれた。
新郎の家では村の女性たちが集まって、
結婚式前日の昼食から式の翌日の昼食まで
全ての食事を準備し、村人たちに振る舞う。
費用は基本的に新郎の家がもつ。
私の母から、昔の冠婚葬祭は近所の人が家に集まって
前後含めて3日間、食事やお酒の準備をしたものだ、と聞いたことがあった。
ラメシュさんは
「挨拶に行かないと『偉そうになった』って言われちゃうから、
向こうにゴハンを食べに行かないと」
と何度か口にしていた。
デリーのような都会ではそのような習慣は廃れてしまったが、
農村部では、今でも地域の人との強い結びつきがある。
ときにはしがらみにもなる繋がりかもしれないが、
ほぼ自給自足とも言える村の生活にはこうした繋がりが
人々が生きていく支えにもなるのだろう。
(暗くて写真がうまく撮れず・・)
披露宴や結婚式がようやく終わっても、
花嫁さんは新郎の実家に行き、村人たちの訪問を受け、
まだまだ長い1日は終わらない。
私たちが新郎の家を訪問した時も
花嫁さんは衣装を着たまま出された食事に口をつけることもなく、
うつむき加減に座っているだけだった。
相当疲れているに違いない。
「疲れたでしょう?」
と聞いても、
「いいえ」
としか答えない。
夫-寅次郎が新郎の家族とふざけて言った冗談に
笑顔を見せてくれたことが、私を少しホッとさせてくれた。
かたや新郎は、既に衣装からズボンにTシャツの普段着に着替えている。
モヌの家で夕飯をご馳走になった帰り道には、
新郎は酔っぱらって取っ組み合っている村人に絡んで
大声で笑ったりしていた。
親同士が決めた、見ず知らずの男性との結婚・・。
「今頃花嫁はどんな気持ちでいるのだろう・・」
そう考えずにはいられないまま、家に帰った。
続く。















