この前の8月、日本に一時帰国する前にメイドを雇っていたのだが、
体調を崩し、連絡なしに何日も休まれてしまったので
仕方なくクビにしてしまった。
仕事ぶりは決して悪くなかったし、英語が話せて
料理もとても上手だったのでかなり悩んだのだが、
仕事に来てもらえないのでは仕方ないと思ってのことだった。
そして9月にデリーに戻り、またメイドを探していたのだが、
どうやら彼女の体調が良くなったらしいので、
とりあえずもう一度、会いに来てもらうことにした。
南インドにあるバンガロール出身の
ジーナという名前の彼女。
話を聞くと、腎臓結石になってしまったらしく、
体調を崩したあと、バンガロールで療養して
すっかり良くなったらしい。
健康面での心配はあったが、ほかに不満はなかったので
また雇うことにした。
再びわが家に通うようになって2ヶ月が経とうとしているが、
体調を崩すこともなく、お互いにいい関係を築くことができていて、
とてもよく働いてくれている。
彼女を再雇用して本当に良かったと毎日思うほどだ。
掃除婦として雇っていた女性が村に帰ってしまったので、
その穴を埋めるために、現在23歳で無職のジーナの息子・トゥトゥも
わが家で働き始めた。
ジーナもトゥトゥも誠一郎をとても可愛がってくれていて、
誠一郎もすっかり懐いてしまった。
毎日ジーナが帰ろうとするたびに
「俺も連れて行け~!」と言わんばかりに
誠一郎が泣くので、仕方なく散歩に行ったりする。
最近に至っては、ジーナが誠一郎を家に連れて帰り、
2回ほど預かってくれた。
仕事としてではなく、単なる好意で連れて行ってくれた。
2回とも半日くらい預けたのだが、誠一郎はとても楽しんでいたようで、
迎えに行った私の顔を見ても泣き出すこともなく、
むしろずっとジーナやトゥトゥにくっついていた(笑)
(↓誠一郎、ジーナの家で)
そしてジーナはとても料理上手![]()
彼女はキリスト教徒なので、鶏肉・豚肉・牛肉と
なんでも食べるから、なんでも作ってくれる。
通常、ヒンズー教徒のメイドさんを雇うと大体
鶏肉料理しか作れないし、ベジタリアンだったりすると
作ることすら拒否されることもあるから、
その点、本当に助かっている。
手間を惜しまず、おいしいものを作ってくれるジーナ
(↓豆カレー2種)
少しずつ和食も教えているので、
みそ汁や煮物、コロッケなどが作れるようになってきた。
夫-寅次郎の誕生日には、お祝いにと言って
グレービーで煮たビーフステーキを作ってきてくれた
インドではろくな牛肉が手に入らないし、
食べたいなら高いレストランか高価な輸入物しかないと思っていたが、
どうやら彼女が行きつけのマーケットがあり、
そこでは新鮮なビーフが手に入るんだそうな。
南インド出身でキリスト教のジーナは、
私たちが通常抱いているようなインド人のイメージとは
全く違った文化や習慣を持っている。
でもそれも、インドを構成する要素の一つ。
この社会の多様さを思い知るばかりだ。
ジーナはお母さんと旦那さんとトゥトゥと暮らしているのだが、
正直、とてもきちんとした家とは言えないような所に住んでいる。
誠一郎を迎えに行ったときは、内心、
家の粗末さに驚いてしまった。
(↓ジーナが住む家の周辺)
「汚いところだから、もうナンドゥ(誠一郎のヒンディ・ニックネーム)は
連れて来たくないでしょう?」
と、ジーナも冗談半分に笑っていた。
いや、別にそれは構わないけれど・・。
彼女たちの住む部屋はアパートの最上階。
屋根がトタンでできているのもあって、
夏はものすごい暑さになるが、もちろんエアコンなどといった
贅沢品は持ち合わせていない。
体調を崩したのも、そんな住環境の悪さが影響しているのだろう。
バスとオート(三輪タクシー)を乗り継いで
1時間近く掛けてわが家に通っているし、
もともと引越しを考えていたと言うので、
この際、うちの近くのエリアに引っ越してきてもらうことにした。
我々の住むエリアはインド人の金持ちが住んでいて
家賃も高いので、家賃補助も出すことにした。
これから二人目が生まれるし、社会福祉士の資格取得のための
勉強もしたいから、今後はさらに彼女の助けが必要になるだろう。
なかなか家探しは難航しているのだが、
なんとかわが家から徒歩圏内で、ジーナの家族が
快適に暮らせる場所を見つけたいと思っている。








