夫-寅次郎の職場のインド人スタッフのツテで
新しいメイドが来てくれることになった。
面接の翌日、早速無断欠勤されたのでどうなることかと思ったが、
どうやら体調が悪かっただけらしく、昨日から来て仕事をしてくれている。
年代としては40代後半といったところだろうか。
もともとメイドを生業としている人ではないらしく、
以前は外国人のもとでオフィスワークをしていたそうだ。
なので英語も話せるし、こちらの生活の感覚もなんとなく分かってくれている。
インドでは、メイドという仕事は決して尊敬される仕事ではない。
日本で「職業に貴賎なし」とはよく言ったものだが、
インドではそうではない。
能力があるのにどうしてメイドの仕事をすることにしたのかと尋ねると、
もうこの年齢では雇ってくれる職場は見つからないのだと言う。
オフィスワークとメイドの仕事は、
インド人にとっては雲泥の差がある。
そんな彼らの感覚が理解できるようになってきたからこそ、
彼女の能力が活かされないのは本当にもったいない話だと思うし、
彼女を少し気の毒にも思う。
さて、そんなバックグラウンドを持つ彼女なので、
プライドが高いんじゃないかとか、
長く続けてくれるかとか多少の心配はある。
昨日今日の仕事ぶりはとても真面目だが、
1ヶ月、2ヶ月経ってみないとどうなるかは分からない。
お互いにうまくやっていけることを心から願っている

