昨年5月からデリーで教育を受けるために
ウッタラカンド州の村から出てきて、
私たちと暮らしている11歳の男の子、モヌ 。
この1年、本当にいろいろなことがあったが、
今年の2月頃に妊娠中だった私が切迫早産で自宅安静になったときから、
彼との人間関係が上手くいかなくなっていった。
モヌの心の中で育っていった、
赤ちゃんが生まれることに対する不安、自立心、反抗心・・・
すべて彼の成長に必要なプロセスなのだろうが、
いろいろな感情をぶつけ、私を試してくる彼に、
心身ともに安静を保たなければならなかった私はひどく困惑し、
やがては彼と接することをできるだけ避けるようになった。
ともに食事をすることもしなくなり、会話も少なくなった。
それは4月に誠一郎を無事出産した後も変わらなかった。
ここ数ヶ月で枯れてしまったモヌに対する愛情が再び湧いてくることも、
深まってしまった彼との溝を埋めることもできずに、
5月初旬、学校が夏休みになったモヌは村に帰省した。
モヌがいない毎日。
ストレスなく、気持ちにゆとりを持って
誠一郎の育児をすることができるようになったが、
モヌのことを考えない日は1日もない。
また彼が帰ってきたらどんな生活になるのか、
そればかり考えてしまう。
ポジティブなイメージを持つことができる日もあるし、
そうでない日もある。
最近は、これからはもう少し彼との関係を修復できるようにしていこうと
思える日が多くなった。
ただ、実際彼の顔を見たときに自分がどんな感情を抱くか分からないし、
彼が私にどんな態度で接してくるのかも分からない。
デリーに来てから1年経ち、英語での日常会話ができるようになったモヌ。
態度が偉そうになったり、少し怒られただけでもふて腐れることが多くなった。
彼との人間関係を修復するのに、
正直どこから手をつけたらいいのか分からない。
あまり深く考えすぎないほうがいいのかもしれない。
もうお互いに辛い思いをしながら一緒に生活するのなら、
モヌを寄宿学校へ入れることも他人から勧められた。
お互いのために、そして何よりモヌの将来のために
それが最善であるならば、それもやむを得ないかもしれない。
自分が親になってみて初めて分かった、
ここへ書ききれない思いもたくさんある。
7月に学校が始まるのに合わせて、
6月末にモヌはデリーに帰ってくる予定。
その後7月上旬から1ヶ月間、
私たちは日本に一時帰国し、モヌは友人宅に預ける。
モヌとのいろいろな出来事や思いが頭の中を交差しているが、
できるだけ前向きな気持ちになれるように、
もう少し時間をかけて考えたい。