質素だけど・・ | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


今さらではあるけれど、入院中の話を少々。



階層社会のインドには、貧しい人も行けるようなほぼ無料の公立の病院から

高級ホテルのような私立の病院まで、様々な病院が存在する。


私が出産した私立病院は、中の上~上の下といったところ。

設備はしっかり整っていて、病院内も割りときれいであった。



それにしても私にとって少し驚きだったのは、

入院時に必要なものが病院からほとんど何も提供されないこと。


同じ病院で出産した友人から事前に聞いていたので

それなりの準備はしてあったのだが、

出産後の自分のパジャマ、赤ちゃん服、オムツ、哺乳瓶、

赤ちゃん用のタオル、ブランケット等々、

全て持参しなければならなかった。



日本の病院がどうなのかは知らないが、

出産を終えると、


「赤ちゃんの服は?オムツは?」


と看護師に聞かれた。



自分の着替えに関しても、


「パジャマはどこ?」



生まれたての誠一郎をベビーベッドに移すと、


「ブランケットは?」

と、一通りのものを要求される。



ブランケットまでは持参していなかったので、

仕方なく余分に持ってきたベビー服でグルグルにした。



モノに関して言えば、個室に入院していた私の部屋に

看護師が毎日プラスチックのデカイたらいを持ってきて

誠一郎の沐浴をしてくれたのであるが、このときも


「ベビーソープは?ローションは?」


と聞かれ、持ってきていなかったので

結局入院中はずっとお湯で洗ってもらっていた。


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そして食事食事

これがまた質素であった。


メニューはいつもベジタリアン・インド料理。

内容も毎日変わりばえがなく、


朝食は大体シリアルと食パンのみ。


11時頃、スープ。


昼食は豆のカレー、野菜カレー2種、生野菜、ヨーグルト、

チャパティ(ナンみたいなインドのパン)、ゴハン。


15時のおやつはビスケットとチャイ(インド版ミルクティー)。


夕方に再びスープ。


夕飯は豆のカレー、パニール(インド版チーズ)のカレー、野菜カレー、

ヨーグルトにチャパティとゴハンといった具合。


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毎日カレー味には飽きるかとも思ったが、

授乳もしていてやたらとお腹が減るので

意外とおいしく感じられたし、

飽きずに毎回全部食べた。

ベジタリアンメニューで肉魚がないので量が足らず、

寅次郎に自宅からおにぎりを持ってきてもらったりもした。


今から考えれば、この病院の入院病棟は

妊産婦だけが入院しているわけではなく、

病気の患者も入院しているのであるが、病院食は皆同じなので

出産後の私には「足りない」と感じられたのだろう。



食事は質素であったが、病院のスタッフは皆感じが良く、

とても居心地が良かった。


さすが職業が細分化されているインド。

病院内の分担も同様らしく、

血圧を測ったりシーツを替えるいわば雑用をするナース、

縫合痕の消毒をするナース、

薬を持ってきて説明するナース・・などナースだけでも数種類。

皆それぞれ、違う種類のユニフォームを着ていた。


このほかに、小児科医、産婦人科医、

食事の配膳係、掃除係、害虫駆除係などなど、

1日に何人もの人が入れ替わり立ち代り病室を訪れる。


最初のうちは少し気が休まらない気がしたが、

皆感じが良く、男性はちゃんとノックをして入ってきてくれた。

(日本だと当たり前だけど、インドでは必ずしもそんな気は利かせてくれない)


また若いナースなどは皆かわいらしく、人懐っこい人ばかりで、

誠一郎をとてもかわいがってくれたのが嬉しかった。


インドでの初めての出産に不安もあったが、

日本での経験がなく比較対象もなかったのが

かえってよかったのかもしれない。

もしインドで2人目を出産することがあれば

またこの病院で産みたいと思っている。


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(誠一郎を取り上げてくれた私の主治医)