判断 | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


3日に誠一郎が産まれて、6日に退院した私たち。


退院時に、小児科の医師から黄疸が出ていないかチェックするために

4日後に病院に来るよう言われたのだが、

そのとき医師が自分の手のひらを誠一郎の顔に並べて



「うーん、ちょっと黄色いねえ・・」


と言っていた。



私たち夫婦にはいたって普通に見えたので、


「いやいや、肌の色の違いでしょ汗顔


というくらいにか思っていなかった。




4日後に病院へ行くと、


「少し黄色いねえ・・血液検査してみよう」


と言われ、そのまた2日後に検査結果をもらいにいくと、

少し数値が高めであった。



私たち夫婦や、9日から手伝いに来てくれている私の母は


「赤ちゃんってこんなもんじゃ・・」


と思っていたのだが、

医師には黄疸に関する説明を受け、

入院をして24時間、数値が下がらなければ48時間の

光線療法を受けさせるよう言われた。



入院をするのは誠一郎、ひとり。

私が付き添うことはできない・・というか付き添う意味がない。



誠一郎が産まれてから入院中もずっと同じ部屋で過ごしたし、

片時も離れることがなかった私。

こんなに小さいわが子を病院に預けて

離れて過ごさなければならないことがショックで思わず泣いてしまった。



母には


「手術するわけじゃないんだから大丈夫だよー!

たった1日2日なんだから大したことないじゃない。

少し休めると思って・・」


と笑われ、確かに大したことじゃないことは理屈では分かっているのだが、

ただただ誠一郎と離れることが耐え難かった。


これも出産後のホルモンの仕業なのだろう・・

本能がわが子と離れることを拒否していた。



仕方なく誠一郎を病院へ預け翌日に様子を見に行ったのだが、

まだ数値が高めと言うことでもう1泊入院。


医師にあっさり「今日は帰れない」と言われ、撃沈・・・泣


ほぼ全裸の状態で青い光の下に置かれた誠一郎を見ると、

また泣けてきてしまった。



でも誠一郎がそんなに黄色く見えるわけでもないし、

赤ちゃんの顔がうっすら黄色かったりするのは

よくあることなんじゃないかと思い、

インターネットで黄疸について調べてみた。



すると日本では少しくらい黄疸の数値が高くても、

ほとんど様子を見るだけ。
確かに誠一郎と同じくらいの数値で光線療法を受けることもあるようだが、

それも24時間程度。


「ほんとに2泊も入院する必要あったのか」

という疑問が湧いてきた。



仕事から帰宅した夫-寅次郎と話し、明日異常に数値が上がっていなければ

もう帰してもらおうと決めた。



ネットで見る限り、どうやら日本人の新生児は黄疸の症状が出やすいらしい。

9割近くの赤ちゃんに黄疸が見られるが、そのほとんどは生理的なもので

時間が経つとともに消えていくのだそう。


一方インドでは理由は定かではないが、

黄疸に対して少々敏感なところがある。

それに健康管理を薬や医療措置で効率的にしようとするところもあるから、

そこらへんの違いがあったのだと思う。



どうやらインドで出産した日本人の知り合いや友人にも

赤ちゃんに黄疸が出ていると診断されたが、

入院はさせなかったという人がいた。



人種や文化が違えば、必要な医療措置や考え方も異なることもある。



結局今日、病院へ迎えに行って問題ない数値まで下がったということで

すんなり帰してもらうことができたが、

もしかしたらこの入院は必要ないことだったのかもしれない。


ただ、医師の意見やアドバイスを無碍にすることはもちろんできないので、

そこらへんの判断の仕方が難しいと感じた。



私にとっては誠一郎と離れて過ごさなければならない

とても辛い48時間だった。


多分これからも同じように、育児の中でインドと日本の違いを

感じることは多々あると思う。


現地のやり方に従ったほうがいいことなのか、

日本の考え方に沿ったほうがいいのか、

病気や症状の情報を能動的に取り入れながら

判断していく必要がありそうだ。