わが家のすぐ裏には公園がある。
裏の塀にあるドアを開けると、そこはもう公園。
少し広めの公園で、近所の中年層がヨガや散歩をしたり、
若者がクリケットをしたりしている。
昨日の夜、7時頃になって
裏の公園から大音量のアナウンスが聞こえてきた。
どうやら何かのイベントが始まるらしい。
「なんだろう?」と思っているうちに
今度は音楽が流れ、歌を歌い始めた。
それが、すごい大音量なのである。
窓のすぐ外でマイクで歌っているような錯覚に襲われる・・。
ちなみにわが家の裏手、公園側は寝室になっているのだが、
寝室に入ると、まるでそこはライブ会場
「どうか一晩中続きませんように・・」
と願うばかりである。
夫-寅次郎は仕事で帰りが遅かったので、
夕飯を食べてからモヌと二人で公園の様子を見に行ってみた。
すると、すごいデコレーション!!
公園の周囲には幕が張られ、通り道には絨毯が敷かれ、
ライトや花でデコレーション。
中では特大の祭壇がセッティングされ、
その横でヒンディーソングのライブ。
(右手にある幕の裏がわが家です・・)
祭壇などの様子からするに、
どうやらプージャ(祈祷のようなもの)とともに
ライブを催している模様。
それにしてもだいぶ派手なイベントである。
ここらへんの地域の催し物だろうと思っていたところ、
たまたま居合わせたわが家の上階に住む大家一家が
中に引き入れてくれて祭壇へと進み、
プージャではお馴染みの魔よけの意味のある赤い紐を手首に巻いてもらい、
ビンディ(眉間の赤い点)を付けてもらった。
隣のスペースでビュッフェ形式の軽食や
飲み物が振舞われていた。
ちなみに、このイベントに招待状などはなく、
基本的には誰でも会場に出入りできるし、
ビュッフェも全てタダである。
(大家の娘スマヤ&モヌ)
大家夫婦にこのイベントの理由を聞いてみたところ、
「どこかのファミリーが催してるのよー。」
と言う。
・・・・・ファミリー??
個人的な催しってこと???
「そのファミリーにおめでたいことがあって、
それをいろんな人と祝うためのプージャとパーティだわね。
多分誰かが結婚したのよ。」
ということ。
ちなみにこれは結婚式ではない。
あくまでもパーティー。
何十人・・いや何百人来るか分からないパーティを
会費なしに自腹で開くファミリーって・・。
祭壇にお金を置いていく人もいるが、
金額は100ルピー(150円)程度とたかが知れている。
インドの富裕層のバブリーさよ・・・
しばらくして私たちは家に帰ったが、
ライブ会場さながらの寝室では眠れないので
モヌはうるささが少しマシなゲストルームで就寝
幸いなことに22時頃でライブも終了となった。
やることがハデなのに加えて、
インド社会は結婚や出産などのめでたいことに関しては特に寛容で、
みんなで祝福しようという雰囲気がある。
住宅街のど真ん中にある公園でこんな大音量のライブを催しても
誰も文句を言わないインド人の懐の深さよ・・・
若干の頭痛を感じていた私は
彼らに対する尊敬の念でいっぱいの一夜なのでした




