一騒動 | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


7月18日からインド旅行に来ていた、姉の友人、美里ちゃん



24日から一人旅に出掛け、いくつかの観光地を回った後に

31日に飛行機でバラナシからデリーに帰ってくる予定であった。


夕方5時にデリーの空港に着くので

6時くらいにはわが家に着くかなと思い、

帰りを待っていた。



7時になっても帰らず、「遅いな」と感じ始め、

8時になったとき、夫-寅次郎とともに

「さすがに遅い」と心配になってきた。



彼女からの連絡もなく、携帯に電話をしても繋がらないので、

チケットを手配してくれた友人のムケシュさんに

飛行機に乗ったかどうか、航空会社に問い合わせてもらった。



すると・・・



飛行機に乗っていないという。





どうして??




実業団で、スポーツの世界で生きてきた美里ちゃん。

人に迷惑をかけるようなタイプではないので、

飛行機を逃したりしたら

きっと連絡をしてくるだろう。



しかし、その連絡がなく、携帯も繋がらない。



「もしかして事件に巻き込まれたのでは・・・」



といよいよ焦り始めた。




奇しくもこの日は、インド中で大停電が起こっており、

バラナシも長時間に渡り停電していた。


携帯の充電が切れて、私たちの携帯番号も分からず

連絡できないだけなのか、

それとも他の理由で連絡が取れない状態なのか・・・。



インドではタクシー運転手などによる観光客の誘拐や

強盗殺人の話を時々耳にする。


ましてバラナシはガンジス河が流れる、インド有数の観光地の一つ。

外国人観光客、特に一人旅をしている観光客に目をつける輩もいるはず。



「もしかして・・・」



と最悪の事態が頭をよぎる。




時間は夜8時半。




とにかく美里ちゃんの行方をつかもうと、

ムケシュさんたちと連絡を取り合いながら

ガイドブックに載っているホテルに美里ちゃんが宿泊していないか

片っ端から電話をした。


20以上のホテルに連絡を取ったが、

電話に出なかったり、停電中で宿泊客リストが見えないなど

結局美里ちゃんが泊まっているホテルを見つけることはできなかった。



刻々と募る不安。



ムケシュさんのお兄さんでもあるラメシュさんが

バラナシにいる旅行関係の知人に連絡し、

明日、外国人の宿泊客リストを管理している

役所に確認に行ってもらうことに。



時間帯的にも他にできることはなく、


「明日の朝一で日本大使館に連絡をしよう」


ということだけを決めた。




旅行のルートは、私が美里ちゃんにアドバイスをして

一緒に決めた。


長距離移動の交通手段だけを事前に手配し、

ホテルは自分で見つけるという希望だったので、

そのように手配した。



旅行に出掛けてから彼女と2,3度メールのやり取りをしたが、

宿泊先すら聞いていなかったことをひどく後悔した。




一体どうなるんだろう・・・

どうか笑い話で終わってくれるようにと祈った。




そして翌朝6時、携帯電話が鳴った。


私が美里ちゃんに貸した携帯からである。

急いで電話に出ると、美里ちゃんの声。



「どうしたの?!」


と聞くと、


「フライトの日付、勘違いしてました!!!」


とのこと。






ああ~~~~~~~~~~

よかったあ~~~~~~~!!!!





と、こっちは半泣き状態である泣く



美里ちゃんは私たちに心配を掛けたことに

平謝りであったが、そんなことは全く気にならず、

無事でいることが分かり、ただただ嬉しかった。




美里ちゃん、どこからか1泊勘違いしてしまったらしい。




悠久のときが流れると言われるインド。

まったく恐ろしい国である。

旅をするうちに、すっかりインドに染められてしまったということなのか・・・うー




その後すぐに、美里ちゃんはバラナシの空港に行き、

その場でチケットを買って、午後2時ごろ

わが家に帰ってきた。


一晩中思い続けた美里ちゃんの顔が見られて、

感激の再会であった。

(美里ちゃんはひたすら謝り続けてたけど・・・)




これからも、家族や友人など、

いろいろな人がインドを訪れ、旅行をすることがあると思う。


今回は笑い話に終わって本当によかったが、

誰かが旅行に出たときにはマメに連絡を取り合うこと、

宿泊先を確認することなど、

今まで以上に注意を払いながら、

いい思い出に残るインド旅行のお手伝いをしたい。