モヌ が学校に通い始めて1週間。
毎日うれしそうにスクール・バスに乗り、学校に通っている。
実際、モヌは7年生(日本で言う中学1年生)であるが、
村の公立学校とデリーの私立学校のレベルに相当な開きがあるので、
私立学校の校長から5年生に転入するよう言われた。
最初は2学年も落ちることを不満に思っていたモヌ。
「5年生の勉強なんて簡単」
と考えていた彼に、私立学校での勉強がどれだけ大変か、
村の学校とのレベルがどれだけ大きいのか、
家庭教師とともに時間をかけて説明した。
彼なりに学校のレベルの違いを理解し、
何日か考えたのち、やっぱり私立学校に行きたいと言った。
最初は
「なんとかなるんだろう」
と甘い考えを持っていたかもしれないが、
学校に通い始めてから、勉強の大変さを
徐々に自覚してきているように見える。
昨日は学校から山ほど宿題を出された。
来週には試験を控えているため、
家庭教師と3時間、試験のための勉強。
そのあと3時間、夜の10時まで宿題に
取り掛かっていたのだが終わらず、
今朝は5時に起きて1時間半、勉強。
それでも終わらず、学校で終わらせると言い、
学校へ行った。
帰ってきてからモヌに聞いてみると、
宿題は終わったということであった。
遊ぶ時間はまったくなく、気の毒なくらい勉強を
しなければいけないのであるが、学校を決めるとき、
「私立の学校に行けば遊ぶ時間はないよ」
と言ってあり、
「それでも私立の学校に行きたい」
と本人が言ったので、自分の決めたことであれば
仕方のないことだと思っている。
一生懸命宿題をこなしていっても
教科書の書き写しや答えが間違っていて、
こんなふうに
「Do again」
と先生にやり直しをさせられることもある。
あえて茨の道を選んだモヌ。
それくらい勉強への強い意識が芽生えたのは
喜ばしいことであるが、彼が自立心を失わないように
私たちがどう支えていくのか、よく考えていこうと思う。