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今回は、挫折することなく読書を続ける方法についてです。
通勤時間などの隙間時間を利用して、
読書をしている人は多いのではないでしょうか。
＜①より＞
本を読んでいると、面白い部分があると、
次にそれほどでもない部分が出て来ます。
それが過ぎると、また盛り上がって来ます。
普通は面白くない部分で読むのをやめたくなるのですが、
これでは、次に読めなくなってしまうことがあるのです。
つまり、谷（つまらないことろ）で読書をやめるから
積ん読本ができてしまうのです。
山（面白いところ）、
あるいは山にさしかかるところでやめれば、
「この先はどうなるのだろう」
「早く続きが読みたい」
という気持ちが残るので、
後で本が開きやすくなるわけです。
特に、面白い部分が少ないビジネス本や技術書などは、
このテクニックはとても有効です。
また、このテクニックは記憶にも
良い効果を発揮することが分かってきています。
人間には、達成された完了課題より、
達成されていない未完了課題の方が
記憶に残りやすいという心理が働きます。
これを「ツァイガルニク効果」といいます。
つまり、技術書などで１つの章を一気に読み終えて
結論を知ってしまうより、結論の直前で本を閉じて、
後でもう一度読むようにした方が、
書いてあることが覚えやすいということなのです。
このことを頭に入れておくと、
１０分、１５分の隙間時間でも、
長く効果的に読書を続けることができるのです。
キリのいいところまで読んでしまわないで、
面白いところ、
または面白いところにさしかかったところで
読むのをやめるのは、最初はつらいかもしれません。
メンタル的な訓練が、必要な場合もあるでしょう。
しかし、面白いところで、
「この先が読みたい」という欲求があるからこそ、
次の隙間時間では必ず読みたくなるでしょうし、
読んだときに内容が記憶に残るのです。
このテクニックを取り入れれば、
挫折することなく読書を続けることができ、
「積ん読本」はなくなることでしょう。
以 上
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