英検に関するそもそもの感想 | ハル・アキのパパの独り言

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ダブルネイティブバイリンガル育成への挑戦と成功。ハル&アキの言語習得旅。親としての学び、バイリンガル教育の戦略、子供の言語発達支援、家庭での英語環境作りの秘訣まで、具体的なヒントを紹介します。

「英検とは何か?」この問いに対して、様々な見解が存在します。ブログやフォーラムを見ると、英検を英語能力の一つの指標として見る人、英検を重要視しない人、そして英検が言語学習の全てを代表するものではないと理解しつつも、それを基準として用いる人々がいることがわかります。これらは、言語学習に対する多様なアプローチと期待を反映しています。

英検が言語学習の多様性や深さを完全に表現することは難しいという観点は、一つのテストが言語の全ての側面を捉えることの困難さに基づいています。言語学習は、単なる試験のスコアを超えた、広範な知識とスキルの習得を意味します。この記事では、英検が言語学習の一部分を示すものであるという視点から、その役割と限界について考察します。

 

ネイティブ級の割に2次試験は悪いのですが言い訳は65535個ほどあるようです。

 

英検が提供するのは、言語能力の一側面に関する貴重な指標です。しかし、このテストの結果だけが全てではありません。実際に、ネイティブのように流暢に話す我が子が、特別な準備をせずに英検2級を受験した際の経験が、この点を明確に示しています。

試験当日、子どもは筆記用具を持参するのを忘れるほどリラックスしており、試験よりもモールでの遊びを優先していました。そんなぶっつけ本番での挑戦にも関わらず、筆記試験ではそこそこ高いスコアを獲得しました。しかし、ビデオでの対話型テスト、いわゆる二次試験では、日常生活では遭遇しないような単語が出題されたのかど忘れなのか他の受験生の回答音声で撹乱されたとかネイティブ級スピーカーである我が子も言い訳を隠せませんでした。実際の試験音声はカクカクとした発音でのっぺりしており日本での英語勉強組には聞き取りやすいのかもしれません!

この経験から、英検が特定の学術的または試験的なコンテキストでの言語使用を評価する傾向にあることがわかります。試験のスコアが高いからといって、それが実際の言語運用能力やコミュニケーション能力を完全に反映しているとは限りません。

言語学習は、試験の成績だけでなく、日常生活での言語使用能力や文化的理解を深めることにも焦点を当てるべきです。英検のような試験は言語能力の一部を測る有用なツールですが、学習者の全体的な言語運用能力を完全には表現しきれないことを認識することが重要です。実際のコミュニケーション能力の向上には、試験対策だけでなく、多様なコミュニケーション状況での言語使用経験が不可欠です。

 

 

試験では対応できない現場での現実

 

具体例の提示として、アメリカできかれる表現「だって俺ここで働いてるだけだから」という表現を挙げますが、これをさらに深掘りしてみましょう。実際のネイティブの会話では、このような表現が直訳ではなく、特定の文脈や比喩を含んで使われることがあります。例えば、「御客とトラブルになっても、私はここで働いているだけです。文句があるなら責任者に言ってください」という意味で使われることがあります。このような文脈依存の理解や比喩的な表現は、試験では測定が難しく、英検では実際のネイティブの会話に完全には対応できないことがあります。

 

英検対策として、モデル文章を切り貼りして提出する文章を作成することは可能ですが、実際の会話力を養うには、本物のコミュニケーション能力が重要になります。この点が、お家英語業界で英検を重要視しない親が増えている一因となっています。しかし、実際にはお家英語業界にいる子どもたちの多くがネイティブレベルの英語話者になるわけではありません。ほとんどはうまく行きません。ネット上で子どもの英語能力を投稿している親は全体の一部に過ぎず、英検を重要視するかどうかという議論が全体に浸透しているわけではありません。

例外は常にいてマルチリンガルも出現する現代でもバイリンガルもかなりのケースで夢と消えます。

このように、英検が言語学習の一側面を評価するツールであることは事実ですが、実際の言語運用能力やコミュニケーション能力を完全には反映しきれない側面があります。言語学習のプロセスは、試験の成績だけでなく、実生活での言語使用能力や文化的理解を深めることにも焦点を当てるべきです。そして、言語学習に対するアプローチは多様であり、英検の重要性をどう捉えるかは個々の学習者やその家族の価値観によって異なることを理解することが重要です。

 

質問: なぜ多くの日本人が英語の発音に対して「雑」とされるのでしょうか?そして、日本の英語教育システムにおいて、発音教育が効果的に行われていないのはなぜでしょうか?

 

 

英検の学習と発音教育の関係性についてのご質問は、日本における英語教育の根本的な問題点を浮き彫りにします。英検が言語能力の一側面を評価するツールであることは事実ですが、その学習過程が発音教育に与える影響は、必ずしも肯定的ではありません。

英検と発音教育の関係性

  1. 英検の焦点: 英検は主に読解、文法、語彙、リスニング、そして一定の会話能力を評価しますが、日常会話での流暢さや自然な発音に重点を置いているわけではありません。このため、英検対策に集中するあまり、実際の会話能力や自然な発音の練習がおろそかになることがあります。

  2. 発音教育のアプローチ: 日本の英語教育では、しばしば発音記号の学習やフォルマントの移動の理解に重点が置かれますが、これらは理論的な知識であり、実際の発音練習やネイティブスピーカーの発音に近づけるための実践的な指導が不足していることが多いです。

  3. 教師の発音レベル: 日本国内で英語を教える多くの教師は、ネイティブスピーカーのような発音を再現することが難しい場合があります。ネイティブ教師であっても、日本人学習者向けに調整された発音を使用することがあり、これが学習者の発音習得に影響を与えます。

  4. 学習者の練習機会: 実際の会話やコミュニケーションの場で発音を試す機会が限られていると、理論的な知識が実践的なスキルに結びつかない可能性があります。

結論

英検の学習が発音教育に与える影響は、学習者の全体的な言語運用能力においてバランスを欠くことにつながる可能性があります。英検の対策に集中することで、会話能力や自然な発音の練習が疎かになりがちです。このため、英検の学習と並行して、実際の会話練習や自然な発音に焦点を当てた学習を行うことが重要です。また、教師は発音教育においてより実践的なアプローチを取り入れ、学習者に実際の会話での発音練習の機会を提供する必要があります。

これらの点を考慮することで、多くの日本人が英語の発音に対して「雑」とされる原因を探り、より効果的な発音教育への道を模索することができるでしょう。

 

 

本当の結論

従来型なら 先程の結論でいいとおもわれますが。

本当の結論

従来の英語教育や英検対策のアプローチには、確かにその価値があります。しかし、私の子どもたちの例から学んだことは、言語学習にはもっと幅広いアプローチが必要だということです。私の子どもたちは、英語を母国語のように使い、それは「英語勉強」ではなく、自然な「英語学習」の結果です。この違いは、能動的な学習と受動的な学習の違いに他なりません。

2歳から3歳の間に、一気に英語に対してクラスタリングとコンボリューションを行うことで、ネイティブ級の英語能力を身につけさせることができました。このアプローチは、従来の学習方法における発音や会話能力の両立の問題を回避し、普通の子どもでも英語を自然に習得できるようにするものです。

英検はあくまで言語能力の一側面を評価するツールであり、それが全てではありません。私の子どもたちのように、英検2級を軽くクリアすることができたとしても、それは彼らが英語を自然に、そして楽しく学んだ結果です。英検を評価する人々の目を意識しつつも、最も重要なのは、子どもたちが英語を使って実際にコミュニケーションを取る能力を育てることです。

言語学習は多面的に捉えるべきであり、一人ひとりに合った学習方法を見つけることが大切です。私が選んだ方法は、従来の学習方法とは異なるかもしれませんが、子どもたちにとって最も自然で効果的な学習方法でした。英検のスコアよりも、実際のコミュニケーション能力を重視することで、子どもたちは英語を使って自由に表現する喜びを知ることができます。

 
 
パパは見て笑ってるだけです。