チーム一鱚一遊の競技会も全日程が終了して、シロギスは小休止です。


今回は、最近、ご無沙汰気味の鴨居港のきよし丸を訪れました。


常連有志でのフグのリクエスト乗合に便乗させてもらいました。

きよし丸は、アオリイカ乗合が終了して、現在は乗合の看板を掲げている釣り物はなく、土日限定でリクエスト乗合で出船しています。

この時期、船長の都合でこういうスタイルでの出船になるのは毎年のことですが、年々、出船日も限定的になっているような気もして、常連メンバーも諦めているというか、呆れているというか・・・(笑)

出船が土日限定なので、私はなかなか行くことができないのですが、今回はフグでの出船と聞いて、仕事を休んで馳せ参じましたよ。


参加者は9名。

皆、顔馴染みの常連メンバーでしたね。


この日も猛暑予報だったので、日陰になるであろう左舷に座りたいと思っていたのですが、到着が遅かったこともあって、空いていた右舷トモ2番に釣り座を取ることにしました。

潮向き的には右舷の方が釣りやすいでしょうし、北風がやや強めに吹く予報だったので、そんなにキツい暑さにはならないかと。

結果、日向にはなりましたが、終日、風が吹いていたので、暑さはかなり緩和されました。

猛暑&無風だった前回の釣行とは違って、釣行後の体のダメージも無かったです。


餌はバナメイエビをメインでやります。

バナメイが使えることを教えてくれたのも、きよし丸の船長ですしね。


大貫沖に直行するのかと思っていたら、港前で船がスローダウン。

「忘れ物でもしたのか?」なんて声が聞こえたりもしましたが、「ここで、ちょっとやってみます」とのアナウンスが出されて、7:30に釣り開始です。


すぐに船中で型を見たのもの、リリースサイズのミニショウサイで、船長談「反応があったので、やってみたけど、小さすぎるサイズの反応だったみたいです」


その後、船中でキープサイズのショウサイも釣れたので、もう少し粘りますが、気配は薄いようで、続きません。


小移動して、私にもアタリが出たものの、釣れたのはサバフグ。

次もサバフグっ。

船中、ショウサイは釣れてないみたい。


次は、かなり以前に良い釣りをしたことがあるポイントに移動。

懐かしさとともに、期待感もちょっとあったのですが、残念ながら、ここでもサバフグが1尾釣れただけ。

船長談「昔はここにサバフグなんていなかったんですけどね」

サバフグが生息域を広げているのは間違いないですね。


今回はサバフグは全てリリース。

桶に活かしておいて、移動の度に海に戻しました。


約1時間、港前周辺で釣ったものの、船中で釣れたキープサイズのショウサイは1尾だけで、大貫沖に移動となりました。


見せ場はNARIさんがマダコを釣ったことだけかな。


私はサバフグしか釣れなかったけど、港前で釣ったのは久しぶりだったので、懐かし&楽しかったですね。



大貫沖では、沖目のポイントで馴染みの吉野屋さんやDさんが乗船している野毛屋さんの船がアンカーを入れていました。

当船はちょっと離れたところでアンカーを投入して、リスタートです。

野毛屋さんの船に近づいたら、Dさんを探して手を振ろうと思っていたけど、確認できる程には接近しなかったですね。


しばらくして、アタって掛けたけど、サバフグ。

隣の右舷トモのT賀さんもサバフグを連発してます。

そんな中、左舷ミヨシのI原さんが大型のショウサイを釣ったとか。

さらに、右舷ミヨシのU木さんも釣れたみたい(トラフグ?)


チャンスかなと思ったけど、その後は続かずに小移動。

船長談「型は見ても、その後続かないパターンが多いんですよ」


移動後もアタリが出たけど、これまたサバフグ。

次もサバフグっ。

その次は巻き上げ途中で、ハリス切れでバラシ。

これはサバフグに噛み切られたのではなく、仕掛けの欠格によるもので、私の失策(船長には見破られました)

ひょっとしたら、本命ショウサイだったかもしれないので、やってはいけないミスでしたね(反省)


そんな中、左舷前のI原さんは2尾目のショウサイを釣ったとか。

潮尻ポジションなのに見事です。

潮先の私やT賀さんはサバフグばかり釣っているのに、潮尻の左舷はほとんどサバフグが釣れなかったとのことなので、潮先で貪欲なサバフグばかりが釣れてしまうという、あるあるパターンだったかもしれません。


その後は続かずに移動。

僚船ではまずまず釣れているという情報が入っているとのことでしたが、船長は僚船に近寄ることなく、反対に離れたエリアを探索。

これを見た毒舌の常連氏曰く「呼んでくれているんだから近くに行けばイイのに、全く違うところに行っちゃうんだから、困ったもんだ。釣れると仲間を呼んで、釣れない時に呼ばれても行かないんだから、嫌になっちゃうよ」・・・言っていることはキツいのですが、顔は笑ってます。

皆も諦め顔?・・・というか、そういう船長の気質が好きで通っているんですから、納得ですね。

もちろん、私もそうですよ。


移動しても、なかなか良い場所には巡り合いません。

ポツリと釣れた場所もありましたが、単発で終わってしまいます。

私は釣れず、未だボウズです。


フラットな場所ではキャストをメインに、根掛かりがあるところでは船下メインに釣っていますが、ダメですね。

釣れないんですから、釣り方云々は語れません。


とあるポイントで中型のカワハギを連釣しました。

いつもなら、夏場のカワハギはリリースしてしまうのですが、今回は本命が釣れてくれないのでキープしましたよ。

船長も「カワハギは結構良い値段しているみたい」とか言うんですもん(笑)


さらに、際寄りのポイントを点々と探っていきます。

根周りとまでは言えないものの、多少の根掛かりがある場所で船下を誘っていると・・・

アタった?

アワせても掛けられなかったけど、そのまま宙で明確にアタって、底まで下げて、掛かりました~

何だろう?カワハギ?・・・本命だという自信はなく、弱気なことを考えてリールを巻いていたら・・・

釣れたのは、本命のショウサイフグ!

アワセのタイミングが遅くて、掛かりどころが悪くてカッコ悪かったけど、12:45にボウズ脱出ですっ!!


さらに、次投もアタって、これは一発で掛けられました~

釣れたのは、ショウサイフグっ。

連釣で2尾目をキャッチです!


あっという間に、本命が2尾釣れてしまいました。

それまではサバフグしか釣れなかったのにワカラナイもんですね。


このタイミングで何人かが型を見ていたので、チャンスっ。

しかし、時合いはその一瞬で終わってしまって、その後はパッタリとアタリが出なくなっちゃいました。

船長も、ここは我慢と1時間くらい粘りましたが、アタリは戻ってきません。

やはり、続かないですね。

残念ながら、再び移動です。


次の場所で、早めに船中で型を見たので、期待しましたが、やはりその後は続かず。

ホント、単発程度で終わってしまうことが多いです。


程なく移動して、ここが最後と告げられましたが、船中型が出ずに、定刻14:30に沖上がりとなりました。

難しかったですねぇ~



釣果は、ショウサイフグ 2尾(25cm級)でした。

外道は、カワハギ2尾(24cmくらい)、サバフグ7尾(良型)、シロギス1尾。

船中釣果は0~5尾くらいかな。


厳しい釣りになってしまいましたが、ワタシ的には後半に型を見て、ボウズを回避できたので、ホッと一安心でした。

船中釣果も厳しかったのですが、他船に追随することなく、きよし丸らしく独自に釣り場を巡れたのは良かったです。

他船が沖目のエリアを狙う中、遠く離れた際寄りのポイントを探索して、結果的には期待を抱かせてくれるような釣りをさせてくれたのは、流石はきよし船長でした。


厳しい釣果でしたが、やっぱり、きよし丸でのフグ釣りは楽しいですね。

フロンティア精神を感じる釣り場選択は独特のドギドキ感があります。

フグ船に乗船するメンバーは釣果にこだわってギスギスするような雰囲気が無いのも心地良いです。

また釣行の機会を作って、乗船したいと思っていますよ。


さて、次回はまた久しぶりの船で、久しぶりの釣り物の予定です。

釣果は気にせずに楽しんできます。


〈釣行メモ〉 (令和6年8月10日(土) フグ釣り 於:鴨居港「きよし丸」)

【潮 汐】 満潮7:54、干潮13:56(小潮)
【潮 色】  薄濁り
【天 候】 〔天気〕晴れ、〔風〕北東8mくらい
【釣り場】 鴨居沖 → 大貫沖(水深10m前後)
【釣り座】 右舷トモ2番〔乗船者9名〕
【タックル】〔竿〕イクシーク湾フグカットウ(183cm)、〔リール〕スティーレ101XG(レフトハンドル) 、〔道糸〕PE0.6号
【仕掛け】カットウオンリー(ノーマル)、オモリ5~10号。
【釣 果】 ショウサイフグ 2尾(25cm級)
【船中釣果】0~5尾?