今年の白子フグは、現在、特定の場所に群れを作っているようで、その魚探反応に船を当てる釣りになっています。

昨年も、この時期にそういう釣りになったことがありました。

その前々年もそういうことがありましたね。

昨年は、白子が終わった真夏にも反応が出て、爆釣果になったことがありました。


以前は、反応が出るのは秋口からの「よりフグ」や真冬の深場の釣りだけだったのですが、ここ最近は傾向も変わってきているようです。


魚探反応に当てる釣りでは、船はエンジン流しで釣ることが多いです。

現在の釣りもそうですね。


湾フグ釣りでは、アンカーを入れて釣るのが通常なのですが、エンジン流しの釣りとアンカー投入の釣りでは何が違うのか?

今回はこれをテーマに書いてみます。

ただし、大した内容ではありません(笑)


アンカーを入れる釣りは、底の形状がフラットな場所で、フグの回遊を待つ『待ち伏せ』の釣りのイメージ。

一方、エンジン流しの釣りは、フグの群れや根の魚探反応に船を当てる釣りです。

船長によっては、移動しやすいこと等を考慮して、反応は無くてもアンカーを入れずにエンジン流しで操船することもありますね。


では、アンカー投入の釣りとエンジン流しの釣りは何が違うのか?

エンジン流しでは、原則、魚探反応に船を当てているので、船下狙いで釣ります。

キャストしてしまっては、反応から外れてしまいますし、根周りでは根掛かりもしやすくなってしまいます。

一方、アンカー投入の釣りでは、フラットな場所が多いので、キャストも可能な釣りになることが多いです。

大した違いではありませんが、基本的な違いはこんなところでしょう。

どちらでも、釣り方は基本釣法をベースに臨機応変ということですね。


細かいところでは、魚探反応が出る時は魚が上ずることもあるので、それをイメージして釣るのは大事かと思います。

それと、食わせ針を1、2本付けるのも良いかもしれませんね(私はやりませんが)

ただし、外道が多い時は逆効果になることもありますし、潮が速い時は周りとのオマツリの原因にもなりやすいので、その辺は留意する必要があります。

あとは、反応が出る時はバリバリと食いが続くこともあるので、その時は手返し良く釣ることが肝要です。



アンカー投入とエンジン流しでの一番の違いは釣り座選択かもしれません。

アンカー投入の釣りでは、風向きやタイドグラフ等から潮先ポジションを予想して、釣り座選択をしますよね。

一方、エンジン流しの釣りでは条件に関係なく、船の前方が有利になることが多いです。

これは、魚探が船のやや前寄りにあるので、その位置に近い船前方が有利になると言われています。

でも、これは100%有利になるということではなく、確率7、8割って気がしますが、どうなんでしょう?

エンジン流しでは、四隅が絶対有利ということはないように思えるので、あまり釣り座に拘る必要はないように思っています。


エンジン流しの釣りとアンカー投入の釣りの違いはこの程度だと思っています。

もちろん、よりフグ時の食わせ釣りはカットウ釣りとは全く違うものですから、これは別の話になりますね。


では、頑張りましょ~!