フグがカニに化けた・・・料理編です。


今回釣ったショウサイフグは同船の方々に引き取ってもらいました。

船中での釣果が芳しくないと思って、途中で上乗りI君に「今日はフグは持って帰らないから、釣れていない方で分けて」って伝えて、I君も「えっ、いいんですか」って言ってくれたんですが、帰り間際になってフグが釣れ始めて、皆さん、それなりの釣果になったみたいだから、価値も薄れてしまったかも。

でも、受け取ってくれた方は喜んでくれたみたいだから、良かったです。


このことをI君が親方船長に伝えたらしく、帰港後、親方船長から「すぐに帰らないで、ちょっと待ってて」って言われて、何のことかと思ったら、陸で待つ大女将から「カニを持っていって下さい」って言われてしまいまして・・・

カニ?・・・毛ガニかタラバガニを想像したりもしたのですが、頂いたのは生きたワタリガニでして(そりゃ、そうだよね・・・笑)


でも、ワタリガニも好物なので、有り難く頂くことにしまして、大女将は丁寧にカニを活締め(冷たい真水に漬ける)までしてくれました。



ワタリガニ(タイワンガザミ)はやや小さめのサイズでしたが、10尾も頂いてしまって、ボリュームたっぷりです。


ワタリガニの料理法を聞いたら、塩を一摘み入れて、水から茹でるとのこと。

茹で時間は沸騰してから10分くらいとのことでしたので、その通りにやってみました。


茹で上がりました

良い香りがします。


茹で上がったワタリガニは余計なことは考えず、全て身をほぐすことにしました。


身をほぐしました。

足は細いので、身を取るのは断念。

身を取ったのは足の付け根の部分だけです。

ミソは少しだけでしたね。


面倒なので、このまま頂きましたが、美味しかったですよ。

食べきれない分は翌日に。


茹で蟹を肴に新潟の名酒「鶴齢」をチビリチビリ。

いいですなぁ〜


翌朝は残ったカニで蟹雑炊を作ってみました。

殻とかは棄ててしまったので、ほぐした身だけで作りましたが、それでも、しっかりと風味が出ていましたね。


身をたっぷりと入れたので、贅沢な蟹雑炊になりました。

美味しかったです!

次回、ワタリガニが手に入ったら、コレですな。


最近、フグ釣りが続いて、若干食べ飽きている感もあったので、ワタリガニの方が良かったです(笑)