HAT チーム一鱚一遊の5月の競技会です。

今期最後の木川丸での開催。

来月から8月の最終戦までは湾奥からの出船になります。


今回は天気の心配もなく、曇天&南弱風の良いコンディションで開催できました。



参加者は少なめの9名。

抽選の結果、釣り座は右舷前2番になりました。

南風予報で上げ潮の時間が長いので、トモ寄りが良さそうですが、人数が少ないので、そんなに関係はないかな。


昨年のこの時期は穴場的エリアで良型主体に釣れたようですし(私は不参加)、それ以前には地先の浅場で良い釣りができたこともあったので、今回もそういう釣り場での釣りができる?

しかし、残念ながら、船長の事前調査ではそれらポイントは気配が薄いということで、フツーに?中ノ瀬で釣ることとなりました。


7:30過ぎに競技開始です。


約1時間後が干潮時刻なので、潮が緩いかと予想して、胴突きの超短ハリス仕掛け(上30cm、下25cm)で始めてみます。

ハリス長25cmの胴突き仕掛けは、釣り仲間のUちゃんの発案を参考に、ここ3回くらいの釣行で試行していますが、感触は良好。

これまで、ハリス長30cmは多用していたものの、あと5cm詰める勇気が無かったのですが、実際にやってみて、十分にイケることが確信できました。

メリットはアタリを感知しやすいこと・・・・ハリス長35cmでは出ないアタリ(居食いになる)も、25cmならば出てくれます。

私の場合、胴突きの釣りではステイ中に微小なアタリを感知して、それからどう対応するかというイメージの釣りをすることが多いので、アタリの感知度がアップするのはかなり有効になっていますね。

デメリットは強いアタリでは弾かれてしまう感触が出やすいこと・・・・短い分だけ余裕が無いですからねぇ〜

強いアタリを緩和するような釣り方(緩めに釣るとか)も必要なようには思いますが、そういうアタリが頻発する時はハリス長を伸ばしてしまうのが手っ取り早そうですね。


さて、第1投目からアタリが出ましたが、食い逃げ的な強いアタリに掛け損じ。

次も強いアタリが出ましたが、これは対応できて、1尾目をキャッチできました。

しかし、次投はまた強いアタリを掛け損じっ。

どうやら、まだ下げ潮が残っていて、魚の活性も高いし、ハリスも張り気味になっていて、短ハリスが向かない状況のようです。

ここは、ハリス長を伸ばすべきでしたが、無精して、そのまま釣り続けて、何とかという感じかなぁ~


8:15にツ抜け

まずまずのペースですね。

サイズも20cm級の良型も混じって、悪くないです。

赤クラゲはいるけど、そんなには多くないですね。


その後は段々と潮も緩んできて、超短ハリスの効果が発揮できる条件になったとは思いますが、アタリ自体が減ってしまって、あまりピリっとしません。

アタリは散発&断続的で、アタリが出る時は2、3尾連釣するけど、アタリが全く出ないタイミングもあるって感じです。

魚が広くいるのではなく、小さく固まっているということなんでしょうね。


9:20に20尾

10尾→20尾に1時間以上も要してしまった、ペースダウンです。


私の周りのメンバーも10尾台半ばくらいの途中経過の者が多く、ちょっと苦戦の様子です。

そんな中、右舷トモに座る“シェフ”S木さんが快調に釣っています。

私が20尾の時に、25尾以上は釣っていて、トップを快走しています。

今回のシェフは天秤の釣り。

観察すると、頻繁に小突きの誘いを入れて釣っているように見えます。

前回、お隣で釣った時は胴突きの釣りでもそんな誘いを入れてアタリを出されていたので、きっとシロギスに気に入られる誘いなんでしょう。

この誘い、後ほど参考にさせてもらいました。


魚影が濃い筋に当ったのか、私も少しペースアップできて、10:00に30尾

少し上げ潮が流れてきたかなと思って、ハリス25cmから35cmの仕掛けにチェンジしましたが、それでペースアップしたという感じではなく、何だかよく分からなかったです。


30尾釣ったところで、写真撮影を兼ねて、船中を回ってみることにします。

 ↓ ↓

シェフです。

もう40尾は釣っているようで、トップ快走中。

この勢いでは、約10尾差を追い付くのはキツいかもしれません。





天秤、胴突きと釣り方はそれぞれですが、皆さんの釣果は20尾前後でした。

まだ、時間はたっぷりありますから、競技の行方はワカリマセンね。


さあ、私も頑張らなくちゃ・・・と思ったら、30尾を超えたら、なかなかアタリを出せなくなっちゃいました。

他のメンバーも同様のようで、食いが渋っちゃったのかな?


仕掛けを天秤(50×20cmの振り分け)に替えて、良型ダブルなんていうラッキーヒットがあったものの、あとはパッとせず、また胴突きに戻したり・・・

その後は、また天秤をやってみたり、またまた胴突きに戻したりと、試行錯誤。

ポジション的にもキツかったし、ここは打開するのが難しかったです。


11:30に40尾

10尾/1.5hも要しちゃいました。


さらに、12:40に50尾

なかなかペースを上げられません。

シェフの状況はワカリマセンが、後ろ姿が遠くなっているかも。


良型のショウサイフグが釣れました。

ホウボウも釣れました。

この日は船中で5尾くらい釣れていましたね。


午後に入って、潮の流れも緩んできて、アタリの感知度が悪くなってきたので、ハリス長25cmの超短ハリス胴突きに替えてみます。

35cmから25cmに変えると、アタリの感知度が確実にアップすることが実感できますね。

でも、それで釣果アップできるかどうかが難しいところなんですが・・・


フツーに釣っていてもアタリは増やせないように感じるので、いろいろやってみます。

その中で、シェフの釣り方を参考にして、小突き気味の誘いを入れてから、ステイする釣り方が良い感触です。

日頃から、「胴突きの誘いはリフト&フォールだけ」などと言っていますが、細かな誘いも効くんですな。

ハリス長が短いということもあるのでしょう。


さらに、ステイ長め。

冬場の渋め釣りの時の有効だった釣り方が、ここでも良い感触です。

食いが渋い時は、冬だろうが春だろうが、待ち長めということなのかな。

たまたま、今回だけかもしれませんけどね。


こんな釣り方で、13:30に60尾

周りが苦戦気味の中、幾らかペースアップできました。


残り30分、小突きの誘い→待ち長め、さらに小さなアタリを感知したら遅アワセの釣りで良いペースで釣れてくれます。

ハリス25cmで強いアタリを出さないんですから、魚の動きは大きくないということなのでしょう。

こういう状況の時が超短ハリス仕掛けの出番のように思います。


ラスト30分も良い感じで釣れて、8尾追釣したところで、14時の納竿時刻になりました。

さて、気になるのはシェフの結果ですが・・・


最終釣果は、シロギス 68尾でした。

外道は、30cm級のホウボウ1尾、良型のショウサイフグ1尾、カナガシラ1尾、コモンフグ1尾、クラカケトラギス1尾、小型のホシザメ1尾、パックンチョ5尾くらい。


さて、競技結果は・・・

シェフの釣果は56尾ということで、私が優勝ということになりました~

シェフの釣果が予想外に伸びていなかったのは意外でしたが、後半に丸1時間くらい型を見れなかったスランプタイムを作ったりして、大失速してしまったとのこと。

前半は快調に釣っていたのに、わからないモンですなぁ~

それでも、3位に10尾の差を付けての準優勝は見事っ。

準優勝は初めてということで、おめでとうございました!

私に2割減のハンデが付いていれば優勝だったんですけどねぇ〜(スイマセン)


終盤、シェフの誘いの釣りを参考にさせてもらって、良いペースで釣れたので、シェフには感謝です。

また来月、頑張らなくちゃ。


〈釣行メモ〉 (令和6年5月19日(日) シロギス釣り(仕立船)  於:金沢漁港「木川丸」)

【潮 汐】 干潮8:38、14:52(中潮)
【潮 色】 薄濁り
【天 候】 〔天気〕くもり、〔風〕南寄り弱風 → 南西3mくらい
【釣り場】 中ノ瀬(水深18mくらい) 
【釣り座】 右舷前2番(乗船者9名)
【タックル】〔竿〕極鋭湾フグ178、〔リール〕メタニウムDC-71XG(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.6号
【仕掛け】《胴突き》2本針(幹糸1.5号、ハリス1.2号(上)30cm&(下)25cm or (上下とも)35cm、ハリス間隔35cm or 42cm 、捨て糸5cm or 10cm) 、針:競技キスSP8号、オモリ15号
 《天秤》振り分け2本針(50×20cm)、ハリス1号、針:キスSP8号、オモリ15号
【釣 果】 シロギス 68尾(13~22.5cm)
【船中釣果】25〜68尾