今年初のフグ釣行です。

吉野屋さんから行ってきました。


月曜日にカサゴ・メバル船に乗っての連チャン釣行だったので、事前に左舷トモの釣り座をキープしてもらいました。

ただ、今回は風予報が微妙で、この釣り座が吉と出るかはワカリマセン。

予報サイトの風予報は当日までバラバラで、Windyは北風予報、SCWやYahooでは南西風予報でしたからね。

結果、終日北風でWindyの予報通りになって、トモは有利なポジションになってくれました。

さすがはWindyです。

有料ですけどね(笑)


乗船者は23人で、平日にしては盛況でしたね。

顔見知りの方も何人か同船していて、お話できたのも良かったです。


この日は、大策船長が取材の仕立船を担当したので、”烏賊船長“藤田船長の舵でした。

フグの担当ではありませんが、ポイントは知り尽くしていますし、そもそも優れた感覚を持つ船長ですから、心配は無用でしたよ。


釣り場は大貫沖

やや沖目のエリアをメインに攻めました。

どこも根掛かりは一切なく、フラットな場所でしたね。


8時を僅かに過ぎた頃に、実釣開始。

仕掛けはいつも通りに海老1本付けのノーマルカットウオンリー。

まだ潮が流れていないと思うので、オモリは8号で始めてみます。

キャストをメインに釣るつもりなので、餌はバナメイエビでやってみますよ。


さて、第1投。

様子見でチョイ投げ程度に船後方に仕掛けを投入します。

オモリが着底し、ゼロテンをキープすると、微かにアタった?

反射的にアワせると、グンっと乗りましたが、リールを数巻きしたところで、バレちゃいました~

仕掛けを回収すると、餌は齧られていないので、フグではなかったのかな・・・と、その時は思ったのですが、その後の感触で考えると、これは間違いなくフグで、それも恐らくトラフグ(軽トラ級だろうけど)だった思います。

折角だったので、最初のアクションでの本命キャッチをやりたかったな。


その後しばらくはアタリは訪れませんでしたが、船中では型を見たとのこと。

そして、10分ほど過ぎた頃、微かなアタリを感知して、反射的にアワセを入れると掛かりました~

今度はバラさずに、無事にキャッチ。

  ↓ ↓

24cm級のショウサイフグが釣れました。

8:15にボウズ脱出です。


その後も間が空きながらもアタリが続いてくれて、ショウサイフグが釣れます。


スタート直後は潮っ気が無かったのですが、段々と下げ潮が流れ始めてきていますね。

潮向きはやや右舷寄りにトモ方向に流れていて、トモは絶好の潮先ポジションです。

ほぼ潮先方向になる真後ろにキャストして、空アワセ的な誘いを入れながら、手前まで探ってきます。

ラインが斜めに立つところまで探ったら、早めに回収して再キャスト。

あまり手前でラインが立ってしまうと、前隣の方とオマツリしそうな気がするので、オモリは8号のままでやっています。


1尾目を釣ったあと、30分くらいでショウサイフグを3尾くらい追釣しましたが、その後にヒットしたはトラフグっ。

28cm級の小型のトラフグ(軽トラ)です。

この軽トラ混じりで釣れていると聞いていたので、恐らく釣れるだろうとは思っていたのですが、やっぱり釣れました。

トラフグとしての価値はともかくとして、食味的には嬉しいフグではありますね。


その後も断続的にアタリが続いてくれます。

餌はバナメイのままです。

冬場の食いが渋い時にバナメイはどうかと思っていたのですが、十分に通用している感触ですね。

釣り座のアドバンテージがありますから、アルゼンチン赤エビと食いに遜色がないとは断言できませんが、身質が硬めのバナメイは餌持ちが良いので、キャストする釣りでは確実にメリットがあります。



9:55にツ抜け

ショウサイ8尾、軽トラ2尾です。

恐らく、船中でツ抜けは一番乗りだと思います。


アタリは小さめですが、感知できないほどではなく、全てアタリで掛けています。

ほぼ潮先方向にキャストできるので、掛け損じもありませんね。

アタリの出方は早めなので、ステイは短め(3、4秒)主体です。

軽トラ狙いを少し意識して、大きめの誘いを織り交ぜていますが、残念ながら、その効果はほとんど感じませんね。


ツ抜けして、気持ちに余裕ができたので、少しだけ休憩して、再開。


直後、軽トラを水面下でバラしたと思ったら、カットウのハリスが噛み切られていました。

これはトラフグが釣れる時の税金みたいなモノでしょうから、ショウガナイですね。


そして、次は・・・

アタリで掛けたら、ピュ~っと10mくらい走られて、ヤベ~~

デカいサメ?

ラインブレイクしてもイイやと思って対応していたら、藤田船長がやってきて、「走ったから、デカいトラフグかもよ」と言うので、少し慎重にやり取りして、何とか浮かせて、水面下に姿を見せたのは・・・

ハイ、デカいドチザメでした。

とても玉網に入るようなサイズではなく、もうサメと判ったので、ラインブレイクさせて、ジ・エンド。

まったくも~

大貫沖では小さめのサメしか釣れないと聞いていたのに、何でデカいサメが掛かっちゃうの?(怒)

ホント、フグ釣りでは毎回のように、デカサメを掛けちゃっています。

今回の唯一の救いはオモリがタングステンではなかったこと(笑)


さらに、不運はコレで終わりませんでした。

ラインシステムを組み直して、リスタート後、ヒットしたと思ったら、またハリス切れでバラシっ。

またトラフグの仕業ですね。


ツ抜けしたあと、ハリス切れ→ライン高切れ→ハリス切れとロクなもんじゃありません。

その間、船中ではフグが釣れていたので、余計にガッカリ。

周りは、これ幸いと喜んでいたことでしょ~(笑)


しばらくして、ショウサイが釣れて一安心。

これで悪い流れは断ち切れたかな。


その後、少しアタリが途切れたタイミングで、この日初めて移動となりました。

時刻は10:40。

しかし、朝イチから同じ場所で、ここまで釣らせてくれるんですから、さすがは藤田船長だと思いましたね。


少し下手のポイントに移動して、しばらくアタリが出なかったのですが、1尾釣れてからはポツポツとアタリが出るようになりました。

最初のうちはショウサイが多かったのですが、その後は軽トラが優勢になってきたような。

ショウサイの群れ、トラフグの群れというのがあるような気がします。

トラフグが来ると、ショウサイの群れは逃げてしまうということも聞いたことがありますしね。

でも、この日は軽トラが釣れ始めても、ショウサイがいなくなってしまうということまではありませんでした。


軽トラが釣れ始めてからは、私だけは軽トラばかりになってしまって、4尾くらい連釣しちゃいました。

特に狙っているということはないんですが・・・


この日の軽トラについて書いておくと、
①アタリは小さめに出ることが多くて、ショウサイのアタリとの区別ができないことが多かった。

②餌をガツガツと食ってくることもなくて、最初のアタリで掛けてしまうと、まだ餌が丸々残っていることが多かった(だから、アタリも小さい)

③アタリで掛け損じると、すぐにまた餌を追ってくるようなことがなく、ネチネチと誘って、ようやく次のアタリが出るようなこともあった。

④フォールや着底直後にアタることも少なくて、食いが渋めというか、活性が低い印象があったけど、これはこの時期だからなのかな?(トラフグは低水温だと元気がなくなる?)

こんな感じだったので、ショウサイ狙いでフツーに釣って、軽トラも釣れちゃう釣りでしたね。


風向きも潮向きも変わらないので、キャストする方向も変えずに同じパターンの釣りを続けています。

オモリは8号のまま、餌もバナメイを使い続けています。

唯一、赤エビを使ったのがデカサメを掛けた時だけです。


アタリの出方も長く途切れることはなく、ポツリポツリと出てくれます。

軽トラが続いたあとは、ショウサイも釣れるようになってきました。

ショウサイのサイズは前半よりも良くなって、30cm超の大型も釣れてきます。

大型のショウサイの迫力ある引きは気持ちイイですね。



ツ抜けしたあとは、ショウサイ4尾、軽トラ6尾を追釣して、12:15に20尾に到達。

期待以上の釣果になっています。


20尾をクリアして、さらにショウサイ1尾追釣しましたが、少しずつ潮が緩んできたせいか、アタリが遠くなってきました。

気持ちも緩んできたのか、アタリを掛け損じたりで、ちょっとイケませんね。


12時半を回って、この日2回目の移動。

どうかな?


新たなポイントにやってきましたが、潮は流れなくなってきましたねぇ〜

風もほぼ無風状態になってしまって、船の向きも少し変わったけど、潮が無くなってきたので、もうポジションは関係ないってところかな。

アタリが極端に減ってしまって、ちょっと、まったりした雰囲気になっていますね。


風無し、潮無しの状況なので、オモリをタングステンの5.5号に替えました。

それで、アタリが出るということはなかったけど、久しぶりの軽いオモリの釣りは新鮮な感触ではありましたね。


その後、ポツリとショウサイが1尾釣れました。

でも、その後は続かず、それで終わっちゃいましたね。


程なく、14時を回って、沖上がりとなりました。

終盤は潮が止まってしまって、低調な釣りになってしまったけど、それまで好調な釣りができたので、満足気分での納竿になりましたね。



最終釣果は、ショウサイフグ 14尾(22〜32cm)、トラフグ 8尾(25〜29cm)の計22尾

外道は無し(水面下でラインブレイクしたデカサメだけ)

船中釣果は1〜22尾とのことでした。


今回は釣り座のアドバンテージが大きくて、良い釣果を出せました。

不利な条件のポジションではアタリを出すのもキツかったと思います。


潮先ポジションだったので、ヒット率も高くて、掛け損じは2回くらいだけでした。

アタリは小さめでしたが、風も穏やかだったので、100%感知できましたね。


餌はバナメイで通しちゃいました。

赤エビを使ったのは、デカサメを掛けてしまった1投だけ。

ポジションが良くて、他の方々と競合することも無かったので、バナメイが通用したということなのでしょう。

キャストを繰り返していたので、バナメイの餌持ちの良さは有効でしたね。


ショウサイも良〜大型主体で、軽トラも混って、楽しい釣りだったので、こんな釣りができるうちにまた行こうと思っています。


〈釣行メモ〉 (令和6年2月14日(水) フグ釣り 於:浦安「吉野屋」)

【潮 汐】 満潮7:35、干潮13:42(中潮)
【潮 色】  薄濁り
【天 候】 〔天気〕晴れ、〔風〕北寄り5m → 3m → ほぼ無風
【釣り場】 大貫沖(水深10mくらい)
【釣り座】 左舷トモ〔乗船者23名〕
【タックル】〔竿〕イクシーク湾フグカットウ(183cm)、〔リール〕スティーレ101XG(レフトハンドル) 、〔道糸〕PE0.6号
【仕掛け】カットウオンリー(ノーマル)、オモリ8号 → 5.5号。
【釣 果】 ショウサイフグ 14尾(22~32cm)、トラフグ 8尾(25~29cm)の計22尾
【船中釣果】1~22尾