10年以上のブランクを経て、2年前に再開したメバル釣り、その釣趣が楽しくて、今年も2月の解禁を待ちこがれていました。

しかし、東京湾奥のメバルは海水温上昇の影響なのか、それとも他に原因があるのか、段々と数を減らしてきているようで、毎シーズン、エビメバルで出船している長崎屋も昨年は2週間足らずで出船を取り止めてしまいましたし、今年も2月2日~4日までのスポット出船で、その後の出船は未定なのだとか。

ひょっとしたら、その3日間でメバルの出船が終わってしまうかもしれないと思い、休暇を取って、長崎屋のエビメバル船に乗ってきました。

昨年同行したダンボさん、シオケンさんともご一緒したかったのですが、都合が合わなかったのは残念でしたね。


3番目の到着で左舷のミヨシに釣り座を取りました。

相模湾のイワシメバルでは船前方が人気の釣り座ですが、長崎屋のエビメバル船では常連の上手な方々はやや前方の胴の間に座られているように思います。

魚探の真下だとか、何か理由があるのでしょうね。


乗船者は9人になりました。

貴重なスポット出船の初日ということもあってか、平日にもかかわらず、なかなかの盛況でしたね。


通常は竿は右手で持って、リールは左ハンドルで釣るのですが、右肘の具合があまり良くないので、右ハンドルのリールのタックル(左腕で竿を持つ)も使おうと思って、2種類のタックルを準備しました。

細かい誘い等を入れる釣りではないので、どちらでも対応はできますね。

結局、右ハンドルのタックルで始めて、途中から左ハンドルに替えて、それほど右肘への負担が掛からないようなので、そのまま最後まで通しちゃいました。


仕掛けは3本針仕掛け。

今回も4本針仕掛けの出番は無かったです。

餌付けの手間とかを考えると、4本針は面倒に思えちゃうんですよね。


餌は活モエビ。

エビメバル釣りではコレですね。


舵を取るのは社長船長。

気さくな人柄で、かつベテランの味わいを感じる船長です(笑)


8時に出船して、まずは港前の本牧周辺でスタート。

タナは底上1mの指示。

水深の急な変化や根掛かりに注意とのアナウンスも出されました。

社長船長のアナウンスは的確でイイです。


開始後しばらくして、胴の間でメバルの型が見れました。

その後、船中ではメバルが釣れ始めます。

ただ、連発モードではなく、単発的な釣れ方ですね。

メバルが釣れる毎に船長のアナウンスが出されるので、船中での釣れっぷりがワカリマス。


船中で5、6尾釣れた頃、私にも初アタリが出て、掛かりました〜

でも、アタリは大きくなかったし、引きも強くないので、本命かどうかの確信はありません。

どうかな?

  ↓ ↓

釣れたのはメバルでした。

でも、17cm級の小さめサイズ。

船長から出されたアナウンスは・・・「左の前でも釣れたぞ~。ちっちぇーけど」(苦笑)

船長、正直です(笑)


その後は小型のカサゴが釣れただけ。

船中でもアタリが出なくなったようで、9:30頃に釣り場を大きく変えました。


10分くらい走って、根岸湾内で再開。

こちらではタナは底スレスレとの指示です。


しばらくして、船中でメバルの型は見ましたが、船中数尾釣れただけで終わっちゃいました。

私もアタったけど、釣れたのは小型のコモンフグでガッカリです。


その後、根岸湾内の各所を巡りましたが、どこもアタリが遠くて、たまに誰かが単発で釣るだけですね。


曇天で北風がやや強めに吹いているので、気温が上がらず、寒いッス。

アタリも渋くて、早くも帰りたくなってきちゃいました(笑)


一昨年は良型が釣れたエリアも探りましたが、船中型見ずで撤退。

メバルいないのかなぁ~


別なポイントでポツリとアタって、それがちょっと良いアタリだったので、メバルかなと思ったら、まずまずサイズのカサゴ(19cm)でちょっとガッカリ。

カサゴは食味的には歓迎なのですが、メバル狙いですから、やはりメバルを釣りたいですね。


さらに、迫力の無いアタリと引きで釣れたのは15cm級のミニメバル。

さすがに、このサイズはキープできず、リリースです。


12時頃だったかな、根岸湾口のポイントに移動して、メバルがポツリポツリと釣れ始めました。

しばらくして、私にもアタリが到来。

小さいアタリのあと、竿先が強く突っ込んだので、良サイズのメバルを確信っ。

無事にキャッチしたのは、良型のメバルでした~(26cm=船中最大かな)

直後、船長のアナウンスは、「左の前でも釣れたぞ。これはデカいなぁ〜」(嬉)

船長、嬉しいアナウンスもしてくれます(笑)


少し間が空いて、またアタリが到来。

今度は追い食いを待って、ゆっくりと巻き上げ開始。

でも、引きは大したことなく、釣れたのはまずまずサイズのメバル1尾(23cm)。

追い食いしてくるほどの魚影や活性は無いのかな?


その後も期待したものの、残念ながら、私にはアタリは訪れず。

船中では何尾か釣れていましたが、あっちこっちでアタリが出るような勢いは無かったですね。


昼過ぎまでに、メバルは良型含みで3尾の途中経過になりました(+カサゴ2尾)

小型1尾で終わってしまうのではないかと思っていたので、まずは良かったのですが、まだ寂しい釣果ですね。


その後は南本牧周辺を探索。

13時を回った頃からは風が北東風に変わって、やや強めに吹き始めてしまったので、海も悪くなってしまいました。

メバルのアタリも出なくなってしまって、船中沈黙。

釣れる雰囲気を感じなくなってしまったかなぁ・・・


終盤は本牧周辺を探りましたが、沈黙。

寒いし、海は悪くなってきたし、アタリも無いしで、三重苦。

ホント、早く上がりたかったけど、社長船長は定刻までしっかりと釣りをさせてくれて、14:30に沖上がり。

寒かった~


釣果はメバル 3尾(26、23、17cm)でした。

他にリリースした小型のメバル1尾。

外道にカサゴ4尾(13~19cm)、コモンフグ1尾、スズメダイ1尾。

船中釣果は0〜7尾とのことでした。


寒さと渋い食いで苦行の釣りになってしまいましたね。

解禁初日だったので、釣り場がフレッシュで、ある程度は釣れるかと思っていたのですが、思っていた以上に厳しい釣果に終わってしまったのは残念。

帰港後の社長船長の口ぶりでは、この日の釣れ方では今回のスポット出船で今シーズンのメバルでの出船は終了となってしまいそうかな。

2日目、3日目と釣果が好転して、出船が継続されることを期待したいのですが、難しいかもしれません。

長崎屋がエビメバルで出船しないとなると、東京湾からメバル船が消えてしまうことになってしまいそうなのは悲しいですね。

相模湾のイワシメバル釣りも今年は出船の情報が入ってきませんし、近場のメバル釣りは消滅?

そんなことにならないように、何とか復活してもらいたいのですが・・・


(※)出船2日目の釣果は0~3尾とのことで、やはり厳しい釣りだったようです。


〈釣行メモ〉 (令和6年2月2日(金) エビメバル釣り 於:本牧漁港「長崎屋」)

【潮 汐】 満潮9:16、干潮15:16(小潮)
【潮 色】 やや澄み
【天 候】 〔天気〕くもり、〔風〕北〜北東4~8mくらい
【釣り場】 本牧周辺~根岸湾内~南本牧周辺(水深20m前後)  
【釣り座】 左舷ミヨシ(乗船者9名)
【タックル】〔竿〕シマノ リアランサーメバルS270 → サクラ  黒潮メバル300(中通し)、〔リール〕ダイワ ミリオネアCV-Z100F(ライトハンドル) → シマノ ステファーノ201XG(レフトハンドル)、〔道糸〕PE1号
【仕掛け】胴突き3本針仕掛け(幹糸1.2号、ハリス0.8号 or 0.6号 35cm、ハリス間隔65cm、捨て糸45cm)、針:ヤマメ7~8号、オモリ20号
【釣 果】 クロメバル 3尾(17~26cm)
【船中釣果】0〜7尾